Cotes du Rhone
dominique Rocher
コート・デュ・ローヌ
(ドミニク・ロシェ)
フランス東南部のリヨン市から南に約200kmにわたるアヴィニョン市までの
ローヌ河の両岸がコート・デュ・ローヌ地方です。
南北に長い地域なので、南と北のワインでは性格が異なりますが
今回ご紹介させて頂くドミニク・ロシェは、ローマ時代の遺跡がたくさん残る
アヴィニョンの街から40km程北にある、ケランヌ村にある醸造所です。
このケランヌ地区はコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュと呼ばれ、
世間一般に出回っているコート・デュ・ローヌワインの格上になるそうです。
もうまったく関係ないのですが・・・アヴィニヨンと聞いて、ブライアン・フェリーを
思い出してしまいましたが、よく考えたらあれはアヴァロンでしたね・・・
それにしましても、最近のスタンダードを歌うブライアン・フェリーも良いですよね♪
なんと現オーナーのドミニク・ロシェ氏はロンドンでフレンチのシェフを
なさっていたそうなのですが、ワイナリーを始めたお父様が体調を崩されたのを心配し
ワイナリーを継ぐことになったとの事です。
ロシェ氏の初葡萄収穫は1997年とほんの数年前だそうですが、
無農薬栽培や、手摘みによる収穫、醸造所まで葡萄を痛めないように
カジェット(小箱)による移動、などとこだわりのワイン造りを行われており
そのほんの数年ですでにコンクールやガイドブックなどで高い評価を得ているそうです。
ワインを詰める時に濾過して澱を防ぐワイナリーが多くなっているようですが、
ロシェ氏はワイン本来の味を重視し、全てのワインをノンフィルターで
詰めているそうです。
余談なのですが、ドミニク・ロシェのロゴマークがエレガントで
とても魅力的に思います。こんな所にもロシェ氏のこだわりが感じられるようです。
今回のロゼは・・・コルクを抜いてグラスに注ぐと
まずキュートな香りがぱっと広がります。
苺を絞ったような、可憐なロゼ色は美しく生き生きとして
口に含むとジューシーさと程好い酸味が心地よいです。
さっぱりした中にも、優しい主張を持った魅力的なワインです。
これはやはりお食事と一緒に楽しんで頂きたいです。
オリーブオイルを使った料理や、ピーナッツオイルの香る中華
なんていかがでしょうか?
輸入元はエスポアさんです。
お値段はうっかり忘れてしまったのですが・・・1000円代後半くらいだったかと思います。