VALPOLICELLA
CLASSICO 1997
ヴァルポリッチェッラ
クラシコ 1997
今回は、イタリア、ヴェネト州の代表的なDOCの
ヴァルポリッチェッラをご紹介いたします。
※イタリアワインは3つのクラスに格付けされています。
1番のDOCG(保証付き統制原産地呼称)、2番のDOC(統制原産地呼称)、そして日常用のVino da tavola
一応はクラス分けなのですが、質や味のクラス分けとは思われずに、目安程度にされるのが
良いようです。DOCGよりもお高い、Super Vino da tavolaというのもあるそうなので。
ヴェネト州は州都のヴェネツィア、西の都ヴェローナという二大都市を抱え
ワイン造りにも古い伝統を持ち、ピエモンテと並ぶ北イタリアの
代表的なワイン産地です。ヴァルポリッチェッラは「ロメオとジュリエット」
で知られる、ヴェローナのワインですが、このヴェローナは他にも
世界中で人気のワインのソアヴェ、そしてバルドリーノを生む事で知られており、
この三種をヴェローナのトリオと呼ぶそうです。
トリオの中でも、ヴァルポリッチェッラは「ヴェローナの王子」と
呼ばれる軽快な若飲みタイプのワインです。
( 若飲みタイプが一般的ですが、中にはどっしりしたものもあるようです。 )
ヴァルポリッチェッラの中でも、ネグラール、マラーノなど5つの村に
古くからある特定のぶどうでつくられるものにはクラッシコと表示が出来るそうです。
価格は1,500円前後が多いですが、
1,000円〜6,000円まで色々なものがあります。
写真のBotter社のヴァルポリッチェッラは紫がかったルビー色、
プルーンのような香り、ふっくらした果実味の飲みやすいワインでした。
軽く冷やして、フレッシュなチーズの間に食べやすいブルーのカビが
挟まれた“MarBleu”などと一緒にいかがでしょう?
MarBleu