Ch.Cantenac Brown 1989

GRAND CRU CLASSE

シャトー カントナック ブラウン 1989 

格付けワイン 第3級

 

 

今回は、店主ストラスのお誕生日記念?!ということで

普段使いのワインのご紹介というテーマからは、ちょっと外れますが、

高級格付けワインを紹介させていただきます。

 

あのCh.Margaux(シャトー・マルゴー)を産む事で知られる

フランス、ボルドーのメドック地区の中にある、マルゴー村で造られ、

また

以前フランスワインの分類を簡単にご紹介しましたが

その分類方法のAOC法よりも古くから行われている、最高級のワインを産む

シャトー(ぶどう園)に与えられる格付け、「Grand Cru(グラン クリュ)」、

その格付けを持つCh.Canteunac Brown(シャトー・カントナック・ブラウン)が

今回のワインです。

 

※ Grand Cru (格付けワイン)

最高級ワインを産むシャトー(ぶどう園)に与えられる格付けがGrand Cruです。

AOC法の始まる前の1855年、ボルドー地方のメドック、ソーテルヌ地区のぶどう園が

選ばれ、その1世紀後グラーヴ、サンテミリオン地区にも行われました。

地区により幅は変わりますが、特別1級から5級までのランクがあります。

今回のカントナック・ブラウンは第3級です。

格付けワインの定価は10,000円前後〜上はきりがありません(>_<)

ディスカウント・ショップでしたら4〜5000円からあると思います。

 

※ボルドーではシャトー名がACとして認められていないので、最高級ワインもそうでないものも、

一律村名ACになります。今回のカントナックや、あのシャトー・マルゴーのように

格付けのあるワインも、格付けのない、普段使い価格の(とはいえ3,000円前後〜)

ただ、「マルゴー」と村名がそのままワインの名前になっているワインも、

品質分類名はアペラシオン・マルゴー・コントローレ(マルゴー村のAOCワイン)となります。

 

※ブルゴーニュ地方での、ボルドーのシャトー格付けに相当するのが

クリマ(ぶどう畑)の格付けです。また機会がありましたらご紹介させていただきます。

 

今回のカントナックは友人のKご夫妻にいただいたのですが

ヴィンテージもなかなか高得点の1989年で、大変楽しませていただきました。

普段着ワインも美味しいですが、1ヶ月に1度、2〜3ヶ月に1度?!は

こういった味わい深いワインをいただきたいとしみじみ思いました(^^ゞ

 

あたりまえなのですが、ワインの脚などもとても長く、

普段着ワインとは印象のまったく違う、素敵なワインでした。

是非、格付けクラスの赤ワインはデキャンタージュをしてお飲みいただくのを

おすすめいたします☆^ー゚)

 

※デキャンタージュ・・・ワインをデキャンタに移すこと。

正式な方法は、紹介されているページがたくさんありますのでここでは省略させていただきます。

もちろん若い赤ワインでもデキャンタージュをしていただくのとしないのとでは、

香りの開きが違いますし、なによりもテーブルの雰囲気が盛り上がる事うけあいです♪

デキャンタはお安いものでしたら3,000円くらいからありますので、是非、赤ワイン好きの方は

デキャンタを お使い頂くのを おすすめいたします。

 

カベルネ・ソーヴィニヨンをメインにカベルネ・フランとメルローを

マルゴー村らしくエレガントにまとめてあるこのワインは

“Deep Secret”という名の、深い紅(くれない)の薔薇がありますが、

その薔薇を一つずつ口にしているような、

錯覚をさせる、柔らかく品格にあふれた味わいでした。

豊かな香りは、グラスに顔を近づけなくても、控えめながら華やかに

広がり、スムースな舌触りと、ほどよくリッチな喉ごし、

余韻も長く、食事をするのを一瞬ためらうほどでした(^^ゞ

 

こちらのワインには

和牛スライスの赤ワイン煮込みなどいかがでしょうか?

赤ワインは、ちょっと贅沢をして、シャトー・カントナック・ブラウンを使用しました。

 

                         

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