STOLAS一押し フィンランディア
今回は北欧フィンランドが国の名前を冠したプレミアムな
ウォッカであり、ウォッカの中では私ストラスが個人的に
最も好きな銘柄、フィンランディアをご紹介したいと思います。
フィンランディアは1970年、アメリカの消費者に向けてウォッカを
提供するためのブランドとして誕生しました。
1932年に酒とアルコールに関する法律制定に伴って設立された
アルコールの専売公社(オイ・アルコ・アブ社)が製造元になっていました
(現在はフィンランディアウォッカ ワールドワイド社)。
その後1980年前後までアメリカ出荷用として外には販売されていませんでしたが
徐々に販路を拡大し、1990年代に人気が世界的になってからは
現在100カ国以上に輸出されるようになっています。
フィンランディアはフィンランドの長い夏、そして白夜の下で育てられた
六条大麦100%と自然の湧き水によって作られます。
この湧き水は10000年以上前の氷河時代に形成された氷堆石
によって自然にろ過されたものをそのまま使います
(人工的な処理は全く行わないとの事)。
氷堆石・・・氷河により運搬され堆積した岩や土砂の事。モレーンとも言う。
これらの原料はコスケンコルバの村にある最先端技術を用いた蒸留所で
200段階にも及ぶ連続的な多重圧力蒸留システムを経て蒸留されます。
とうもろこしやじゃがいも等で作られるロシアウォッカと違い、
麦が原料となっているためスムーズな味わいで冷やすと
よりその味わいは冴えます。またカクテルとしてもよく合います。
ちなみに日本には入ってきていませんがフィンランド特産のウォッカの銘柄と
してコスケンコルバというものがあり、地元ではかなり有名なようです。
こうして完成したウォッカはボトルに詰められますがこのボトルも
フィンランディアの大きな特徴になっています。
白夜の低い太陽とトナカイがボトルに直接印刷され、
北の冷たい飲料をイメージさせるため溶けた氷の
ような形状をしています。現在のボトルは1998年、
アメリカ向け製品において始められました。
ちなみに1998年以前のボトルはフィンランドの名デザイナー・タビオ・ヴィルカラが
手がけた氷河の景色をモチーフにした氷柱のようなボトルでした。
前のデザインのボトルの方が正直好みだったのですが・・・
このフィンランディアは定価として1750円となっています。
メジャーな銘柄なので大きめの量販店であれば
割と簡単に見かけることが出来ると思います。
安い所であれば1000円前後で入手できるでしょう。
是非味わって頂きたいと思います。