カリブを代表するラム ロンリコ

 

 

今回はプエルトリコのラム、ロンリコを取り上げたいと思います。

アルコール度数75.5度の製品、"ロンリコ151"の方が知名度が

あるかもしれませんが、今回紹介するのはアルコール度数

40度のロンリコ・ホワイトになります。

 

 

ロンリコ社は1860年、カリブ海にあるアメリカ自治領

プエルトリコのカムイ町に設立されました。

禁酒法以前から創業しているプエルトリコ最古参の

ラムメーカーで、禁酒法時代に唯一アルコール

製造を許された業者としても知られています。

 

※プエルトリコは位置的にキューバのすぐ近くにあり、両国ともかつて

スペインの植民地でしたが、1898年にアメリカの統治下に入ります。

1902年に独立、その後社会主義化したキューバに対してプエルトリコは

そのままずっとアメリカの自治領としての歴史を歩んでいく事になります。

キューバの社会主義革命後、プエルトリコはアメリカへの最大の砂糖

供給生産地となり現在に至ります。ラムの生産も盛んでバカルディの

数ある蒸留所のうちの1つもこのプエルトリコに存在しています。

 

ロンリコという酒名は、ラムのスペイン語”ロン”と、

リッチを意味する”リコ”を合わせたもので

味わい豊かな、芳醇なラムといった意味になります。

プエルトリコのリコとかけているという説もあるようです。

ほのかな甘い香りがしてクセもなく、カクテルベースとして

扱いやすい申し分の無いラムだと思います。

 

このロンリコですが、ディスカウントショップ以外の普通の

酒屋さんでもバカルディとともによく見かける事が出来ますので、

比較的簡単に購入できると思います。定価は1940円、

ディスカウントショップ等では1000円前後で購入できると思います。

 

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