4・18弁護士・市民クレオ集会若手発言報告集のご案内

2008年4月18日、弁護士激増・裁判員制度・改憲に反対する弁護士・市民集会が開かれました。この集会では、私たちの会からも若手弁護士が多数登壇し、激増の現状、どうして弁護士激増に反対するのかを語りました。

4.18集会若手発言パンフ「弁護士激増は市場原理を弁護士に持ち込むもの」、「新自由主義の流れの中で弁護士自治、弁護士の資格そのものが危うくなっている」という分析の上で、若手弁護士・市民に激増のしわ寄せが行っている現実について語り、司法改革の流れを変える運動を各地で広げていこうと呼びかけた、大阪の52期弁護士の発言。

修習が1年半に短縮されてからの第一期生である53期弁護士は、修習生時代の経験をふまえて「勝手に『改革』した責任を転嫁するな」、55期弁護士からは、「数年間で状況は激変している。弁護士が当事者として声をあげていくことが大事」。

会場から驚きの声があがったのは、2007年に弁護士登録したばかりの60期弁護士からの、「月収が平均8万円のノキ弁(事務所の軒下を借りている弁護士、の意味)や3ヶ月の収入が20万円しかないタク弁(自宅を事務所として登録している弁護士)も自分の知人にいる。ソクドク(司法研修所を出て即独立した弁護士、の意味)は、経営面だけでなくスキルの承継の点でも不安が大きい」という実態報告でした。彼は「弁護士自身が声をあげて行動しよう」と呼びかけました。

会場から、60期の地方で働く弁護士2名の発言も。「信じられないような条件で就職を勧誘されたりする修習生の、弁護士への目は非常に厳しくなっている。弁護士が弁護士らしく誇りを持って国民のために働けるような、そういう運動に参加していきたい」

集会での発言をまとめたパンフレットを作りました。題して「弁護士だってワーキングプア?〜若手弁護士を踏みつけにする新自由主義・司法改革にNO!」。

ノキ弁、タク弁なんて言葉が一般紙に載るような時代。弁護士激増による歪みはもはや社会問題です。
会にご連絡くだされば、何冊でもお送りします。ぜひ読んでください、広げてください。

パンフレットは1部200円。10冊以上は送料無料。申込みは憲法と人権の日弁連をめざす会(TEL.03−5157−5488)まで。

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