刻一刻と流れゆく時間のその一瞬を、
切り取り、表現できるのが、
写真だと思います。

その一瞬の心と風景を、
言葉として表現できるのが、
俳句だと思います。

写真に俳句を添えることによって、
伝えたいこと、表現したいことがよりいっそう絞り込まれ、
ストレートに、ダイレクトに伝わると思うのです。

そこで写真に俳句を添えることを「
写La句」と名付けました。

万象 しゅうおう

写真をクリックして下さい)



収穫の 田んぼに立てた モニュメント
万象 しゅうおう



コスモスの 空に名月 色をそえ
万象 しゅうおう



刈り終えた あぜ道に咲く 彼岸花
万象 しゅうおう



夕闇に 銀木犀の 香り聞く
万象 しゅうおう



足止めて 香りさがすは うこん花
万象 しゅうおう



落ち葉降り 砂場の王者 姿なく
万象 しゅうおう



窓をうつ 落ち葉時雨れて だれぞ待つ
万象 しゅうおう



故郷を 思い出したる 木守柿
万象 しゅうおう


ススキ野に 分け入りて知る 風の波
万象 しゅうおう


湯けむりに 風花舞いし 四万の里

万象 しゅうおう



小鳥待つ 木守リンゴに 朝日映え
万象 しゅうおう



  さっさつ
山茶花に 風颯颯と 空に舞う

万象 しゅうおう



大晦日 辰巳の空は あかねいろ
万象 しゅうおう



訪ね来し 孫のはしゃぎ 屠蘇によふ
しゅんこう

(埼玉県富士見市在住)



初雪に 窓開け放ち 深呼吸
万象 しゅうおう



成人の 輝き眩し 母の笑み
万象 しゅうおう



冬装備 ベリーハッピー 春を待つ
万象 しゅうおう


風見鶏 北を向きしが 東風ちかし
万象 しゅうおう


紅梅の 色に魅せられ 回り道
万象 しゅうおう

(雛人形は新作です)
桃の花 言祝ぎいわう 雛祭り
万象 しゅうおう



風を受け 初音雲雀は 大空に

万象 しゅうおう


日輪は 春を告げしか 木々の上

万象 しゅうおう


持つ鍬に 土のにおいや 春の風

しゅんこう

(埼玉県富士見市在住)



雪月花 爛漫の春 花吹雪

万象 しゅうおう




木の芽立ち 風に吹かれて 泳ぐ恋

万象 しゅうおう



軒下の 帰郷燕に 時を知る
万象 しゅうおう



花ばたけ 梅雨の合間に 輝きて

万象 しゅうおう



天の川 我も乗りたや 宝船

万象 しゅうおう



甦り 今花開く 古代蓮

万象 しゅうおう



盆の入り 遠き面影 甦り
万象 しゅうおう



風雨去り 猛暑何処かと 虫の声

万象 しゅうおう


寝静まり 月下美人は 楚々と咲き
万象 しゅうおう



蓮池の 色鮮やかさ 時を知る
青空に 彩り添えて 志賀の秋

手塚 サダコ



移り行く 湖面の色の 寂しさよ
長池の 用意周到 冬支度

手塚 サダコ



木漏れ日を あびて色はゆ 深山かな
万象 しゅうおう



減量に 落ち葉踏みしめ 汗をかく
万象 しゅうおう



光りあび せせらぎ下る 落ち葉舟
万象 しゅうおう



名木の 色に魅せられ 西善寺
万象 しゅうおう



暗夜にも 来ぬ春は無し 冬木立
万象 しゅうおう



食膳に 土筆づくしの 旬の味
万象 しゅうおう



古寺に 蓮花開く 遠き空
万象 しゅうおう



遠き雲 遙か彼方の 蝉時雨
万象 しゅうおう




置床に 座る瓢箪 歌うたい
手塚 サダコ

ご投稿ありがとうございました!




新緑の 優しき色に 立ち尽くす
手塚 爽風
ご投稿ありがとうございました!



高原に 我も住みたし 別世界
手塚 爽風

ご投稿ありがとうございました!



色付いて 雲と語るは ダケカンバ
手塚 爽風

ご投稿ありがとうございました!



鮮やかに 衣変えたし 神無月
手塚 爽風

ご投稿ありがとうございました!



青山と 思いて移る 霜の月
万象 しゅうおう




やわらかき 小春日和に まどろびて
万象 しゅうおう




見上げれば 南瓜棚に 風わたる
万象 しゅうおう





山開き まってましたと 今ここに 平安いのり 峰歩く

笠原 千絵

お写真ありがとうございました

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