A DAY IN MAY


ここ数年、寄る年波で釣り時間の短縮と頻度が減って来てます。
あ、頻度はそうでもないか。

つまり気力はまだまだあるのだけれど、ああ、帰ってゆっくりするのも良いかな
と思うことが多くなってきたんですね。
視点を替えると釣りのコンデションが今一ということです。

某川
バクバクライズしているところにフライをかなり離したスポットに打つとスーット沈む、
一目散に逃げる。
0.2号、#23とかの世界でである。
とにかく変な点と曲線の連合体が視界に入ると駄目な状況に出くわす。

あちこち彷徨って戻ってみたら今度はさらに流速の遅いフラットで散発ライズをしてる。
「こりゃもっとアカンやつだわ」と思いつつ

フイッシュウインドウに点と線の連合体が入らなければ良いのだ。
完全なダウンストリームはまあまあ出来るが、クロス系だとどうすればできるか。

で、ふと思いつく☆!

魚の眼球を中心とした円弧をつくる線分上に一致したラインにフライと線を落とせば
眼球からはフライしか見えないのではないかと。
つまりティペットにスラックを入れずに真横から、しかも認識できる近接度でプレゼンする。

で、実践。

ポトリッ!するとヤマメはこちらにフイっと顔を向けなんのためらいもなく浮上しパクリ!
ベコベコベコっ!

まさか!うっそ!まじかっ!

02だよお、#23だしぃ。
ひとしきりローリングしてから一気にダッシュをかましてきた。
ジュイーン、ジュッジュッ!ジュイーン!
今期からリールをラージアーバーのハイエンドリールに替えていたがこの最弱ドラグが
働いてくれる。

もちろん自分も追っかける追っかける。
縦横無尽に駆け巡るが7"9のグラスロッドはグニグニとしつこく追従してくれる。

50mは追跡してランディング。
ヤマメ
またひとつ戦略を覚えた。
自然を相手の技術知識はいつまでたっても尽きないのです。