さて翌朝。 今回の大本命ポイントの上流でデカいニジマスかイワナを引きずり出そうと 水位の高い川を下っていく。 |
昔なら岩の上を飛んで歩いたものだが、すこし知恵がついたのと 身体特性が変化したことを自覚したために岩の間のスリットを這うように 移動するようになった。 それは良いのだが、この川、暴れ川でも名を馳せているように砂の埋まりや 小石が少ない。したがってスリットが極端に深く埋まっていないところがあり、 それに足をとられ股関節を痛めてしまった。 当然、沈没を併発する。 これで戦意喪失し、上陸する。 さらには暴風が吹き荒れだす。 お陰で全てが乾くのに1時間もかからなかったのは良いが、さらに戦意低下に 至る。 しょうがないのでポイント散策。 |
宮川のダブルハンドのエリアに行ってみるとアングラーが三人。 年季の入ったキャストを繰り出している。 これなら股関節にも負担が少ないと判断し遊ぶ。 ウサマとニジマス。 道の駅泊。 |
翌朝、大将と上流に挑む。 良いライズをすっぽ抜け。 翌日リターン決定。 イブにSMに入渓。 尺イワナ。他多数。 不可解なライズに翻弄される。GかSか? 道の駅泊。 |
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翌朝。 昨日のすっぽ抜けを狙いに再来する。 ライズがなかなか起こらない。 約二時間経過。 一発した。 昨日とは全く違う頻度。 それ以降全くライズしない。 30分経過。 もう待てずダメもとで近接しキャストすると バコッ!ブチッ! こういっちゃなんだが田舎の場末の回転率の低そうな釣具屋では 糸を買ってはいけないなと肝に命じたわけである。 オーマイガー |
さあオーラスのイブだ。 終盤30分は30匹位の魚のライズの饗宴であった。 しかし釣れない。 おそらくSであろう。 全く見えないサイズとカラーのフライだ。 来年の課題をいただき2023のGWは終了した。 |
みなさん、さかなさん、ありがとうございました。 また来年。 今回タックル考で収穫があった。 春先の強風の開けた川では竹竿が非常に相性が良いという事を再確認した。 今年、7f1i#4の竿を入手しいろいろ使ってみたけれど、特にこのGW、風の中の釣りでそう感じた。 #4、短竿、竹の自重という点が大きいと思う。 短竿は吹きすさぶ風の影響を受けにくく、思い切りの振力に対し#4の強さは安心感があり、竹の自重に 後押しされたラインは鉈のように風を切り裂いてくれる。 キャステイングだけでなく釣り道具としても機能的であるとは思う。 この竿でも竿全長の2,5倍のリーダーティペットは普通以上にコントロールできる。 むしろスラックは入れ易い。 竹竿の使用感については多くの記述があるが伝達するのはなかなか難しく筆者の手に負えるものではない.が、 とにかく気持ちが良いのだ。 折れると厄介なので流石に藪沢やミドリのトンネルでの使用はヤバイけど、この竿は遠征時にも車内に携行したい。 |