SV2022


休み初日プール、山岳渓流と様々移動する。
大型河川でダブルハンドでの釣りをするも当たりが一度のみ。これは時間を費やさないと
習得困難である。でもまあ釣果可能性のあるキャス練と考えれば良い時間である。
しかし初日から身体使い過ぎだ。
二日目も同様のスケジュールであったがイブのライズが強烈で本格的釣りモードに
突入してしまう。目に焼き付く目くるめく光景であった。ドルフィンライズ。
三日目、朝7時から川岸に立つ。
単発スプラッシュライズ

早速友人が良型をゲット。流石である。

続いて私、良型をバラス。流石である。
更にスカムラインに単発で起こるモゾライズに対峙しゲット。
朝の強烈な陽光下でのファイトの展開は脳髄に染み込む

アマゴ
その後山岳渓流へ行き、護岸の上流にある絶好のYパターンで
デカいのをバラス。
どうも上手く行かない。

夕刻5時にキーを車内に放り投げ着替えを済ませゲートを閉めたら
ドアロックが掛かってしまった。
この車、相当に制御がされていてこうゆう場合ロックなどされないのだが
中途半端な閉まり方で負の誤作動をした模様。
幸いスマフォはポッケにあったのでJAFに連絡するが最もアクセスが困難な
場所と通告され到着まで2時間ほど掛かると言われる。
空には暗雲が立ち込め、林道の随所に”熊出没注意”の看板が設置されている。
夏とは言え、標高1000mをゆうに超える場所。近くに民家は無く、私はキャプリーン
に速乾シャツ、タイツにサンダルの恰好。


雷がなり出した。
鳥が鳴く、ギャーギャー。
身体を隠すところが無く、、「熊さん、還暦を過ぎた爺さんの肉は硬くて不味いよ」と
呟きながら約3キロほどをトボトボ彷徨い廃屋を見つけた。
黴と農薬らしき香りの充満するスペースに非難する。
気温がどんどん下がってくる。携帯をみるとバッテリーがあと20%しかない。
ヤバイなあ。
食料は無い。

この場所が確実に把握できているのか心配で確認電話をする。
バッテリーがまた数パーセント低下。
二時間後、入電があり道を間違えたらしく迂回して行くので後2時間掛かると言われる。
二時間か、、時間つぶしにスマフォもみれないしなあ。
積極的に様々思索するがネタも付き、座禅をする。只管打坐。
午前0時、JAF到着。
「ドアノブ、90%の確率で壊れますがいいですか?」と手術前の承諾書を書かされる。
相当に寒く「すみません、作業の間、作業車で休ませてください」お願いする。
手こずっている。
かれこれ30分、「あっ!開きました!」と、驚いている。
直後、社に電話をいれ「こっちに向かっている00さんに開いたのでもう大丈夫と言ってください」
と話している。
いろいろな意味で、全くお寒いのであった。

愛しの愛車内に潜り込み、オヤツに買っておいた草餅大福をかぶりつく。
漆黒の県道を十分に注意しながらかつ非常食のナッツを齧り齧り、道の駅に着いたのは
草木も眠る丑三つ時、午前2時であった。
今回のハイライトだった。
なおドアノブは奇跡的に破壊から免れたのであった。