2021SV−5


釣りに行くには車を使う事が多いのですが、ほどほどの流れの高速を他車追従しながら
走る時などにはナンバープレートを見るともなく眺めてしまいます。
今は一般ナンバーの他、希望ナンバーが選べるようになり
何某かの思い入れを感じる四桁数字が散見されます。

知り合いの中では3030と言うナンバー車を二台知ってます。

釣り人にとって,特に内水面に於いては尺と言うサイズは特別の意味があって
希望、目標、安堵、悲願、嫉妬、ノルマ、レッドライン、幸福等、一言では表せないものがあります。
適当なサイズの魚が釣れると釣り人は、おもむろにメジャーを取り出します。

尺とは30.30303030.....cmなので3030。
釣り人の気持ち、大変分かりやすいですね。

その他、3051(30来い!)とか、187とか、803とか、2204とか。

いつも行く釣り場の道沿いにパチンコ屋があって、その駐車場に
新型ジムニーがよく止まっているんですがそのナンバーが777。

147とか258とか369なら雀鬼に違いない。
とかしながら渋滞を楽しんでいます。

さて、朝の渓流です。
ちょっと水は多めですが良い感じです。
出そうです。
底石があって岸には隠れ家の大岩がある。
そこが流れを集めている。
先日の夕方はハッチと連動したライズもあった。
いわゆる絶好のポイントです。
シルエットがこんなですからサイズ以上のファイトを
してくれました。
中型イワナ、ヤマメが出てくれました。

場所を上流域に移動します。
まだまだこちらは増水気味ですが逆に攻めるべきポイントは
限定されますので効率良いとも言えます。
良いファイトでひょっとしてとネットインまでドキドキさせてくれました。
もう一度下流域をさぐり夕食は定食屋で。
明日の天気は激しく崩れるとの予報で大山を越える
移動になりました。

翌朝。
ここは初めての川です。
二人で約1,5〜2kmを探りましたが魚信はほゞありません。
私は心折れて岸辺界隈の生物系をいじりだします。
生まれて初めてみるセミ。
アカエゾゼミです。
このデザイン。
本当に自然は凄いです。
そんなこんなで足を挫かないことだけを考え釣り上がった。

そして脱渓直前、これまた絶好のポイントが広がった。
の大岩前の溜まりから落ちていく流れ。
ドラグが掛からぬように丹念に刻みながらせめるT氏。
流石です。
良いアマゴ。

なんとか成果をだし決死の脱渓を果たし、遅い昼食に
ありついた。
高原のイタリアン。

焼肉を食べ地元の名湯に浸かり、T氏は帰宅の途につきます。
またまた楽しい夏休みをありがとうございました。
感謝でいっぱいです。

私は居残り、ビールを買い込み道の駅で車中泊モードになります。
コンビニで買える一番好きな高級ビール。
アルコール度数が高めなので寝落ちには適しているが、
雨が激しい。
ザンザン降っている。
酔っぱらったので貼り付けモード突入で寝る。
こりゃあ、この地はだめだなあ。
うーむ。
少々うるさいが雨の音は大好きである。