GW 2019


飛騨の川、この川は幼少のころ家族で
よく露天風呂にきていた。
家からは当時の車と未舗装道で一時間程のドライブ。
田舎に住んでいたが、そこは秘境といえる別世界であった。

半世紀経って、その流れに夢中になって釣りをしている。
T氏に連れられて某ポイント。
流れの奥にあるスポットでライズがあるが激流をまたぐので
ドリフト時間が稼げない。
しかも、結構スレている。適合していると思われるサイズでは
反応しない。あきらめ。

何度か流程を上下して釣り歩く。
そしてまたそのポイント。
サイズ、パターンを変え、運よくヒット。
激流でのファイトはダイナミックでスリリングです。
相当強いファイターでファイトスタイルが定まらず魚種が解らない。
流れに合った色調の筋肉隆々のイワナでした。
完璧。

他日、S氏の対岸を下って行くとライズがある。
一度ばらして万事休す。
激流の白泡の中から真っ黒なオオマダラがポッポッと
ハッチしている。時折それにライズする。
しかし、中々フライを加えてくれない。多分イマージャーなんだろう。
フライのウイングを加工しながら挑みようやくヒット。
良いヤマメです。

Tさん、Sさん、MOTOサン、Iさん、ご一緒出来た皆さん,
本当にありがとうございました。心から感謝しています。
いろいろ教えていただいて夢のようなGWでした。
景色、流れ、温泉、食事も含め生涯記憶に残る釣りになりました。

今書いている2020の5月、コロナロックダウンという殆ど人災の
影響でことしのGWは惨憺たる状態から想起すると一際光り輝く
GWでした。
はやくまた流れに立ちたいわけで。