20年前のホームへ


あんまり川の調子が悪く、ぎりぎりまだ中禅寺湖も可能なので意を決し三度目の詣出。
天気も良いし6月の薫風の中を快適に到着。
と、結構な風が吹いている。それはまあいいとして、釣り人が居ない。
一人だけ立ち込みで引っ張りをやっているが辛そうだ。

とりあえず遊魚券売り場に行って状況を聞くと
「あー、もうそろそろ沖に行っちゃってるからねえ、、ボートならねえ」と言われた。
湖畔に戻ると先のフライマンがリールを巻いて上がってきた。そのまま車のゲートを開け
ウエーダーを脱いでしまった。尻尾も巻いたか。

こりゃ相当に難行苦行だな。
コタンに行ってマスターに「どうでしょうか?」と聞いたら間髪入れず「ダメでしょ!」!!

呆然と湖畔に立って景色を眺めていると入電。E氏である。
「これこれで、風もあるし魚っ気がないし、どうしよう」
すると逃避作戦がよかろうということで候補地を自脳検索。
で、20年ほど前に良く行っていた某川に決めて出発。

道を進むと懐かしい景色が次から次へやってくる。楽しい楽しい。
ジュニアともキャンプに来たなあ、温泉ホテルにも泊まったし、牧場でポニーとも遊んだ。
今は遠くで大学生になってしまった。人生はあっという間に過ぎ去ってしまうのだ。
こうなりゃ釣って釣って釣り暮らそう。


お気に入りの最上流部を目指すも、下流プールは気になるもの。
よく行ったポイントを一応覗いてみるとライズだ!!
とりあえず釣らないとと仕度をして再び覗くと結構でかい。
こんなプールにこんなに大きいヤマメなんて居たっけ。
一番大きい奴にフライ投入すると振り返って喰った!がバレタ!
しょうがないのでその下のを釣ったら9寸だ。これでもこの川にしたら十分大きい。
一騒ぎしたらヤマメは中層から深層へ沈んでしまった。
上流をみると小さな岩盤のスリットでライズするヤマメがいる。
真下からみるとやはり9寸くらいだがこうなりゃやっちゃえ!
で#16カディスを投げると一発ガブリ!プールを荒らさぬように強引に引くが寄ってこない!
何度も顔振りのファイトで突進する。
29,5センチ!強いわけだな。変な感じ。

とりあえずは満足なので贔屓だった蕎麦屋で昼食だ。
この味も、窓からの眺めも、釣りの合間のこの感覚もなつかしくてならなかった。
上流まで行って一通りポイントを見たがこの天気(ほぼ晴天)では叩きの釣りではチビしか出まい
(もはや大物狙いモードにチェンジしている、現金なものだ)。

しかし、どこもかしこも懐かしい。腰が磐石なら釣り登りしてたね、きっと。
となると当然のようにさっきのプールへ行く。
するとさっきより大き目のが二匹、時折ライズしている。
やはりドン開きのこいつらはやはりすれていた。
それでもより大き目の方に狙いをつけて結局最小サイズのシステムでアップクロスで
大きく逆U字をかけてプレゼンしヒット!
ファイトが凄い。浅いプールを追っかけながらランディングまで4回かかった!
この川のレコード、31センチ。
時間は午後二時、お解かりのようにもうおなか一杯です。
ここでイブまでやってもいいけれどラストチャンスを中禅寺湖のイブにかけてみるのも一興とふたたび移動を。

到着5:00.
無風、ベタ凪、ノーライズ、魚っ気とりあえず極少。
終了の景色は水墨画の様でありました。
今期チューゼンジの季節進行が少し解ったような気がしました。
来年は来るぞー!!
総走行距離530km。流石に疲れた〜。