SVから初秋へ


老母がいる実家へ帰らねばなりません。
妹も行ってますし。

しかし、天気が悪い。
飛騨の川はどこも増水気味で、本流の釣りは厳しいものがあります。

だけど、鮎師はこの圧しの強い流れにみぞおちまで浸かって奮戦してる。
凄いです。
命を大切にされたいと思う次第です。
私は、だからこんな支流の流れで、ノンビリ。
こうゆうハンナリした朱点の明るい色合いのアマゴは、本当に綺麗です。
此方は飛騨の夏での最大級でありました。
昼間の本流濁流と夜中の豪雨に不気味さを感じ、深夜2時に出発。
今年の飛騨にグッバイを。


さて、別の日、お盆を過ぎれば、日没時刻も早くなり、風も空気も
秋の気配が感じてまいります。

下のヤマメは28センチ。
あ、ヤマメからロッドティップが突き出てる。
随分と久しぶりにやってしまいました。
この竿は三度目のドックに入ります。ははは、竿は折れるものですからね。
いや〜、まいったです。今朝出がけに机の上のミニカーが落下して
縁起でもないなあ、と思ってたら案の定です。
しかし、これで厄払いならオッケー。
この竿は本当にいろいろな意味で良い仕事をしてくれます。

妙にすっきりした気持ちで、ポイントMへ、、魚影確認!
立ち位置から上流45度、ゴルジュのワンドのカルデラスポットに
黒いシルエットがユラユラ。

あーはぁー!

超散発ライズ、サイトでタイミングの釣り。
こうゆう場合、フライの落とし所が勝負の別れ目です。

3回目のキャストで入った、、三角頭がカポッ!ビーン!ゴボゴボッ、,,おお!!
スリットに逃げる。開きに引きずり下ろしたいが、ストラクチャーの
領域にしがみ付く模様。

底石、溶岩、エゴ、、、、縦横に走りまくる。うわっうわっ-!

強引に近ずけ、ランディングネットを水中に浸すと
視界にそれと認識したヤマメはキリモミしながらエゴに猛突進!ヒーッ!

3度目の取り込みで、ランディング成功。

秋色に染まりだしたハンプバックのヤマメ
良い顔してます。

なんの未練も無く、早上がりです。
ゆったりと穏やかな、輝く瞬間も楽しめた今年一番の休日でありました。