真昼の決闘


台風が近ずいている。
今日も午後からはヤバイと思われる。
来たら川は当分クローズになる。
行かなきゃ。
ということで出発。

広い野原で何匹も悠然と寝そべったり、ノシノシ歩いたりしてる猫は
見ようによっては雌ライオンのコロニーの様。
なかなか良い景色です。
朝いち、PHに行くがアプローチを間違え失敗。

じゃあ、あそこだな、、。

で、某プールの流れ込み、ここんところ良く見かけるヤマメがまた浮いている。
筋の下30センチくらいだろうか、フラフラと揺れている。
時折、ライズ。

ほほー、今日はやる気あるじゃん。
ではやりますか。
まずはスタンダードにDFを流してみる。
ヤマメの上流1m位にフライが近ずくと、嫌がってフアーっと流れを外して
深みに逃げていく。まるで、飛行機が戦隊を外れていくように。


やっぱりなあ〜。こいつは相当にやられてるね。
で、ちょっと場所を移動して適当に遊ぶ@DG。

それにも飽きて戻ってみると、奴もまた戻っている。
ちょっと腰を据えてやりましょか。
ヤマメの上流、対岸5mにかまえます。

ずっと観察していると水面上の虫は極小のものを食べてる。
筋はある程度あるのだけれど、そのわりには観察している時間がいやに長い。
注視して異常の有無を確認しているのであろう。

水中では時折移動し口を使ってる。
警戒心は水中のほうがやや少なく鷹揚なそぶりを見せている。
で、OLS,OLI,を流すが無視か、嫌ってやっぱり深みに沈む。


むむむ。なんだあ、それほど鷹揚でもないぞお。
シブイゼ!

少し警戒を解きだすまでじっと待ち、今度はAMSをインジケ外して舐め、
水に馴染むように2回3回流し、そして奴より手前30センチの筋に送り込む。

奴がフライに向かい小さく2回ステップを踏んだ。
ここだ!っと軽く合わせをくれるとフッキング!
驚いた顔、下流に走る!キリモミはない。
トルクフルなダッシュ!ゴンゴンゴン!でかい。

足場を確認しながらのファイトです。

ドラグを引きずり出した後、今度は上流にダッシュ。
此方岸際にへばり付いている、、あっ次は対岸に走った!

ティペットギリギリのファイトをしていたら、
なんと大岩に出来た水中の風穴に逃げ込んだ。
ティペットがギリギリ鳴ってる。

うわー、ヤバイ、これは切れる、、ヤバイ、、。
膠着時間を互いに耐えていたら穴から奴の尻尾が見えた。
よし、ここぞとテンションを上げ引きずりだす。

そのままプールの中央にいなし、水面に一度持ち上げてきたら、
この期におよんでキリモミファイト!ヒーッ!
最後の力で下流に走った奴を慎重に岸際に誘導。
ネットの絡みをほぐし、水中に沈め奴に向かいヘッドファーストで
ランデイング。

三度目の出会いで手にしたヤマメ。
写真をとって、釣欲消滅で移動。

とりあえずPHへ。

M氏とハンズフリーで話しながらキャスティングをしていたら、ヒット!
「あれー、釣れちゃったよー。うーん、まあまあかなあ、馬鹿でかくないね、、
でも、ひょっとしたらあるかもしんね、、」
ということで、この微妙なサイズ感の正解は29,5センチ。
実測でも、正確に微妙でありました。

台風、ちゃっちゃっと過ぎ去れよー。