前週、小鳴門での夜釣りの最中に、ばんちさんからK副会長転勤のニュースを聞いた。関西での釣りは、毎週のように行けなくなるそうだ。そこで、いろいろお世話になったこともあり、送別釣行をしようとのことになった。いろいろと感慨深い一週間が、あっという間に過ぎ、土曜日の朝になる。
4:00 滝野社の集合場所に到着。M会長とshibata氏、F氏に合流する。移動中にM会長に有望なポイントをたずねるとー
「遠投か手前のキワか、日によって釣れる場所は変わるからな、とにかく広く探ることが大切やで」
との助言を受けた。それ以外はM会長とshibata氏の軽妙なトークで、楽しい時間が過ぎ、あっというまに現地に到着。ほどなく、K副会長・ばんち氏・一本氏・TKD氏・伝説氏を乗せた車も到着し、レインボーの大物班が勢ぞろいした。
8:00前 渡船出発。私とばんち氏は西波止で降り、一本氏・TKD氏・伝説氏は一文字波止へ。そしてだいぶ経ってから、東側の磯へ釣り人を渡して帰ってきた船に乗って、M会長・K副会長・shibata氏・F氏が房島へ向かう。日はすっかり昇っている。朝の時合は、とっくに過ぎてしまってはいないだろうか?不安がよぎる。
8:45 そんな不安をよそに、ばんち氏、先制のイシガレイ36cmをゲット。続いて37cm。その後もサメ2匹にカレイ1枚の割合ながら、31、34cmと、ランクものをテンポよく追加。餌はボケと青イソメが良いらしい。
9:00 このころM会長グループも房島にて、ようやく釣りを開始したとのこと。
10:00 潮が左へゴッと強くなると同時に、外向きにてイシガレイ31cmが登場する。しかしながら、外向きの潮は次第に弱くなる。この時点では一文字、房島方面は沈黙しているままのようだ。伝説氏はお休みの様子。ばんち氏は外向き遠投でキスの28.5cmを上げる。
12:00 房島方面、ランクもの8枚を確保!との情報が突然入る。なんとしても続きたいと思うが、ここでは難しい。一文字方面の一本・伝説氏集団は未だ不発。
12:30 食事を取りながら。見事に潮がヨレている内向きについての雑談。「内向きもええかもね」とのばんちさんの一言に、一服状態の外向きの竿のうち3本を内向きに投入する。
13:24 微妙に潮の流れが手前方向に。仕掛がどんどん寄せられる。「遠投か手前のキワか・・・」、M会長の言葉を思い出す。「キワか・・・、まぁ一匹釣れているから、手前に流して様子を見るか・・」と考えながら、最右の竿の糸フケを取っていると、その直左の竿尻がフワリと10cmくらい浮いた。「オオッ!」と思ったが、足が当たったのかもしれない。それでも一応糸フケを取って聞いてみると・・・・。
うん?重い。何かが付いている。
テトラに降りて、できるだけ距離を詰めて「エィ!」と大あわせ。どどんとずっしり重みを感じる。抵抗はほとんどない。グイグイ巻き上げるがそれにしても重い。やっとのことで水面に現れたのが、なんとも大きなカレイ。
「なんじゃこりゃ!!」。
海面に上げても抵抗はない。しかし、タモが必要だ。「ばんちさん、助けてくりぃ〜」と見ても、こっちに背中を見せている。このままではカレイが我に返り、大暴れする可能性もある。目を凝らし、ハリス6号、ビッグサーフ15号が飲み込まれているのを確認し、エイっとテトラにぶりあげ、そりゃとエラに指をつっこんで暴れるカレイを押さえた。
やった!でかい。マコガレイ、早速メジャーで計ると43cmもある。
早速、ばんちさんに報告。「やったなぁー!」と祝福を受ける。
13:41 釣れているところに戦力を集中するために、全部の竿を内向きに投入。
13:55 「もうええ、満足や。アイナメでも探ってみよか・・・」と、自分の釣り座を離れ、波止際を探ってまわる。
14:08 ふと何気なく、100mほど離れた自分の竿を見る。仕掛はだいぶ手前に流されているのやろなぁと・・・そのとき、なんと今度は50cmほど竿尻が浮いた!
「浮いたな、確かに浮いた・・いやいや欲張ってはいけないぞ・・・・」。
が、足は自然に駆け出していた。そして駆け出したきた姿にばんちさんも、気づいてくれた。軽く合わせると、またもや重い。マジですか・・・。テトラに降りて、ぐいぐい巻く。
今度はばんちさんがいるから安心だ。水面にカレイが出現。
「あっ、すいません。小さいですね」と私。
「何ゆうてんの、大きい、大きい。40あるやん」と掬っていただく。
「うそぉ!」と測定すると、マコガレイの40.3cm。なんと、あれだけ釣れなかった40オーバーを1日に2枚もやってしまった。
「どないなってんの?」とばんちさんも驚きだ。
「なんでやろ、バチあたるかも」と、正直言うと怖くなってきた。しかしながら、万年Aランク野郎を脱出だ。
「もう十分や」といいながらも、25cmのマコを追加し、のんびりモードに。
15:20 ばんちさんの携帯電話が鳴る。一本氏からだ。「先ほど、やっと47cmのマコガレイを釣りました!」。時合はやはり昼から夕方だった。
15:30 一本さんへ電話すると、「あれから、釣れてるけー」。あれ、誰?なにやら声が違う感じだけど。「40オーバーが2枚、釣れました」。「ええのう〜」。声の本人は伝説氏。どうも爆死寸前の様子だ。
16:30 日が傾き始めた。さきほどの地震の影響か携帯にて他方面への連絡が取れなくなった。はるか遠方の房島は爆釣しているだろうか・・・・。撤収準備に入る。
17:00 渡船にて撤収。帰港し、一本さんのマコガレイを見せてもらう。やはり、これくらいになると、4cmの差で見える大きさが違うようだ。大きい。特に顔が大きい貫禄のあるマコガレイである。
17:50 房島軍団、帰港。やはり房島も爆釣だった。K副会長・shibata氏も爆釣し、意気揚揚だ。
全体結果は、イシガレイのAランクを20枚、Bランク2枚、マコガレイのBランク2枚、Cランク1枚、キスのBランク1匹であった。
18:00 「元気でがんばれよ!」。しばし雑談のあと、K副会長は、新型ハイエースにてばんちさんらとともに帰っていった。見送りながら、またこのメンバーで釣りに行けたらなぁと・・・しみじみ思った。
家に帰ると、桜の開花ニュースをやっていた。本格的な春到来だ。このカレイは花見ガレイだと思った。刺身とシャブシャブでいただいたが、これには、いつも渋いおかあちゃんも大喜び。次はこんなん釣れへんやろと思ったが、また釣りたい気分になってきた。
次は東北の巨大カレイを狙うか?それとも波松のイシガレイか?さぁ、どうしようかな?
| <釣果> うじメール氏: マコガレイ 43 40.3 25cm イシガレイ 31cm ばんち: イシガレイ 37 36 34 31cm キス 28.5cm 一本釣り師氏: マコガレイ 47cm他 一本釣り師氏のHP、 いっぽんワールドにもこの時の模様が掲載されています。 |
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