2003年 検証報告
 

◇ Albino (ID#AL01) ♂ × Lavender(ID#LA01)♀

2003年  3月20日        最終脱皮
        4月29日(40日後)  6卵産卵
        7月 9日 〜 12日   孵化

6卵全てが無事に孵化し、幸運にも雌雄を3:3と均等に得ることが出来ました。
USでの検証結果にある様に、Albino,・Lavender共に単純劣性遺伝の為
幼蛇全ての表現系はノーマルですが、このダブルへテロの血が今後の展開に
どう反映するのか大いに楽しみではあります。ノーマル表現としても色彩に
微妙な違いを感じていますのでLavender作出以外にも興味深さを感じています。
今後の報告にご期待下さい。

 

◇ Ghost Green (ID#GG01) ♂ × Het Ghost (ID#HGG04) ♀

1997年「Ghost」の品種名にて導入したID#GG01。
幼蛇での育成からスタートしたこのProjectも6年の歳月を掛けてようやく
検証結果を得ることが出来ました。

2003年  4月24日        最終脱皮
        5月29日(36日後)  6卵産卵
        8月 6日 〜 8日    孵化

6卵得た内の50%、3個体にゴースト表現個体を得る事が出来きました。
成長過程での色彩変化や脱皮殻等に於いてもハイポ形質の
確認が出来ましたので、ようやく机上の理論を形として証明出来た事となります。
また、この事からID#GG01個体の遺伝性も完全に証明されたこととなり、
Bp・Supplyにて独立したGhost系統の1ラインが確立された事と成ります。

◆Ghost Green ベビー達の画像ですご覧下さい。

◇ Ghost Green (ID#GG01) ♂ × Blushing (ID#BL01) ♀

2003年  5月27日         最終脱皮
        7月 6日(40日後)  5卵産卵
        9月14日 〜 16日   孵化

色彩の表現系に注目していたBlushingですが、孵化した幼蛇に同様の表現系を
持つ個体を得ることが出来ました。
雄親側のGhostの血を受け継ぐHet個体ではありますが、
Blushing形質の色彩変異が起こるかが興味大です。
一世代では検証に答えは出せませんが、今後の展開に「夢」は膨らみます、
もし、優勢遺伝の証明が出来ればBp・SupplyとしてのNewモルフ作出のキーと
なるかも知れません。

◆ベビー画像です、Blushingの形質をご確認下さい。

◇ Cinnamon (ID#CI01) ♂ × Full Striped (ID#FS04) ♀

2003年  4月10日        最終脱皮
        5月15日(36日後)  4卵産卵
        7月 7日 〜  9日   孵化

Cinnamon形質の遺伝性に着目した今回の交配だったのですが、一世代目では
遺伝性の確証を得るまでには行きませんでした。雌雄の幼蛇をGroupに残し、
成長に伴う変化等を確認しながら、今後の系統繁殖による遺伝性の検証を
進めて行きたいと思います。経過報告と併せてご期待下さい。

 

今回のProjectの結果はBp・Supply Groupが掲げる1つの目標である
「系統繁殖」に於いて大きな成果を得ることが出来たと云えます。
1つの「机上の論理」が長い年月をかけて「形」として証明できたのです。
この事は今後の計画に対しても、大きな自信を得る事と成りました、
1つの検証に結果を出す為にはとても長い時間と労力が必要となります。
しかし、その過程を大いに「楽しむ!」事が出来れば
こんなに素晴らしい"夢"のある遊びは他にありません。
Group内にはまだまだ興味深い検証中の案件が山積みです(笑)
一歩一歩ではありますが、情報の発信と共に我々の「楽しみ!」
"夢"部分の報告を1つでも多くできたらと思っています。
今後共Bp・Supply Groupの動向にご期待下さい。

レギウス
                       

 

 

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