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05年1月31日(月) イラク国民議会選挙,シーア派宗教勢力躍進

レニングラード国立バレエ『海賊』 1月29日(土)

楽しかったです。(ルジマトフの心配さえなければもっと楽しかったでありましょう)

まず,メドーラのペレンがよかった。
全体としてにこやかになっていたし,奴隷市場での怯えやコンラッドとのラブラブぶりなど,ちゃんと場面にふさわしい表情を見せていたので安心しました。(って,当たり前のことかもしれませんが,彼女の場合,この方面が最大の問題点だという印象なので・・・)

踊りは,最初の娘たちのシーンは「いきいきした様子を出そうとして少々雑になっているのでは?」と思いましたし,グラン・パ・ド・トロワは「普通によい」程度だった気はしますが(←こっちがかなり上の空だった可能性もある),花園のシーンがとってもよかった〜。

美しいプロポーションとかわいいけれどちょっとツンとしたお顔立ち,伸びやかで柔らかでありながらきりっとしたところもある踊りで,チュチュで踊るシーン(バレエらしいバレエ)を美しく見せるという意味では,彼女こそがこのバレエ団の第一人者だということを,改めて感じました。

ミリツェワ@ギュリナーラは軽やかな踊りでチャーミング。なんと形容したらいいかわからないのですが,独特の色気もあって魅力的。

今回初めて思ったのですが,もしかして彼女って「たおやか」系ではなく「はつらつ」系なのかな? 花園のシーンでの脚を大きく回す動き(?)など,クチュルクか? というスピード感で,意外な発見でありました。

コンラッドは入り口で配られたキャスト表にはプハチョフと書いてありました。にっこり〜,としたところで館内放送がシェミウノフへのキャスト変更を告げる。
「なんでプハチョフじゃないんですかっ,怪我でもしたんですかっ」と主催者に詰め寄った私は,もしかして少数派? (・・・唯一だったりして) 
なお,光藍社の方のお答えは,ザハロワの日はシェミウノフという予定だったが,メドーラ役が変わったので,それに合わせた組合せにしました,明日はプハチョフの予定です,というようなことでした。ほっ。(いや,マラトくんも好きですけどー)

で,シェミウノフですが,たいへんかっこよかったです。
大柄で舞台映えしますし,華もありますよね。2年前の「首領の跡目を継いだばかり」の初々しいかわいらしさもよかったのですが,今回は,ルジマトフとクリギンというはるか年長の部下を従えるにふさわしい器量の大きさと凄みが感じられましたし,演技も上達。

ただし,踊りは物足りないです。見ているときも「もうちょっと・・・」と思いましたが,翌日にプハチョフで見たら,「うーむ,どうやら,振付自体簡単にしてあるらしい。それであの程度であったか・・・」と。
それを補うだけの存在感はあったし,キャラクテールのダンサーらしいからしかたないとも思いますが,まだ若いのですから,もしかするとなんとかなるのではないか,と期待したい気もします。(せっかくハンサムなのに,メイクの役専門なんてもったいないよねえ)

シヴァコフのアフメット@奴隷商人は,わはは,全然似合っていませんでしたー。
その似合わなさには,マトヴィエンコがものすごく若かった頃に客演して「悪徳商人の演技をすればするほど,正体が王子なのが露見する」だったのと共通するものがあったような。で,当時は私も若かったですから「なんたるミスキャスト!」と怒ったのですが(←念のため書きますが,マトヴィエンコは踊りのほうはとても上手でした),今回のシヴァコフに関しては「一生懸命芝居していてかわいいなー」と思いました。

なんかねー,フリーターが奴隷販売店でバイトしているうちに店長に抜擢されて張り切っているみたい。とっても商売熱心だから業績も上がるけれど,そのセールストークは本部のマニュアルどおり,という趣。

踊りは悪くはなかったですが,うーむ,誉めるほどでもないような。でも,昨夏ガラで見たときに比べると,格段に安定していました。あのときはたまたま不調だったのね,ということが確認できて,やれやれ,ひと安心。

クリギン@ビルバントは,うーん・・・少々やりすぎなのではないでしょうかねえ。
アフメットを戦利品にアジトに戻った(というふりをしている)直後の踊りなんか,「あのー,なぜに悪鬼のような表情ですごまなければならないのでしょーか?」という感じ。私は以前は,彼の濃さ,くどさを楽しんでいたのですが,今回は,「なんかウソっぽいなー。やだなー」と思ってしまいました。

でも,彼の演技プラン全体はよいと思います。
1幕の奴隷市場でコンラッドが多額の金を費やしてでもメドーラを救い出そうとしているときに,はっきりと不満な様子を見せて,2幕での反逆の伏線を作っているところなど,感心しました。

コール・ドはよかったです〜。
女性陣の夢の花園もきれいでしたし(←ああいう挿入のしかたをする演出は不審だが),なにより,2幕での海賊たちのダンス♪♪ 男性ダンサーにとっては,『白鳥』や『眠り』で上品にワルツなんか踊っているよりこういうほうが楽しいのであろうなー,と思ってしまうノリのよさと迫力で,たいへん楽しませてもらいました。

☆本日のキーロフ 
ディアナ・ヴィシニョーワ舞台生活10周年記念特別公演 『ジゼル』 ヴィシニョーワ/ファジェーエフ

 

05年1月30日(日) イラク国民議会選,予想外の高投票率(推定72%)

えーと,おととい 楽天広場 のほうに書いた日記を↓に移しておきました。
それから,表紙のカウンターが留守中に33万を超えました。(いつもどうも〜)

さて,レニングラード国立バレエ『海賊』ですが,今日は,ルジマトフの話だけ。

簡単に言うと,昨日の舞台上で脚を傷めたそうです。

以下は,詳しく言うと・・・の話。

昨日の1幕は最近の彼のアリらしく峻厳なかっこよさでした。(マントがピンクのバスタオルから茶色くて「マント」と呼ぶに十分な分量の布に変わっていて,とっても嬉しかったです〜。ハーレムパンツのボロボロ度がましていて,あら,新調したのかしら〜,という辺りもチェックしました)

2幕パ・ド・トロワのアダージオが始まったときは,「うん? 体調悪いのかな?」と思いました。ほんの少し動いただけなのに,息が上がっているように見えたから。
でも,アダージオ全体としては,「頭上リフトしつつルルベする」得意技も見せていたし,とても美しかったです。

さらに,ヴァリアシオンは,「あ,逆だった。今日は調子いいらしいわ♪」と思えるできでありました。
なんていうのかな・・・最近はポーズや動きの美しさに重点が移っていて,キレとか迫力はかなり薄れていたのが,昨日はそういうモノがかなりあったの。

ところが,コーダ前半で完全に失速。たぶん,最初の跳躍でアクシデントが起きたんじゃないのかな,全然踊れなくなってしまった感じでした。それなりには動いていたから,わからない方もあったかもしれませんが・・・。

後半のピルエットは「気迫で回ってのけた」感じで間違った方向を向いて終わりましたし,その後の舞台上での動きもおかしかったです。きれいではありましたが,(そう思って見てしまうせいもあるのか)とてもしんどそうだし,汗の量や呼吸の荒さも尋常ではない。

2幕の最後,目覚めたコンラッドの合図で舞台に駆けつける場面と続いてのカーテンコール,3幕冒頭でギュリナーラを逃がすところにも登場せず,マールイのコール・ドのダンサーたちやシェミウノフ@コンラッドが代行していましたし・・・うううううううむ,絶対なんかあったんだわ,どこか怪我しちゃったんだわ,どうしよう,たいしたことないといいけど・・・と思っていたら,最後のシーンやカーテンコールには登場。でも,その動きや表情はやはり本来の彼には見えませんでしたから,ますます心配にもなりました。

で,今日。

箇条書きで書きます。

1 走るべき場面で走らなかった。
2 アダージオの頭上リフトは,プハチョフ@コンラッドが行った。
3 ヴァリアシオンの前半,上手前から下手奥への跳躍の連続はプハチョフが踊った。
4 ヴァリアシオン後半はルジマトフが踊ったが,マネージュはその場での跳躍技に替えた。
5 コーダ前半の前半は,ルジマトフが振付を替えて(跳躍をなくして)踊った。前半の後半のマネージュはプハチョフ
6 コーダの後半はルジマトフが普通にグラン・ピルエット
7 2幕の最後には登場したが,カーテンコールには出なかった。
8 ギュリナーラを逃がすシーンにはアリは出なかった。(初日もそうだったという話なので,これは単に演出の変更なのでしょうね)
9 たいそう美しかった。
10 カーテンコールでは笑みも見られたし,悩殺ポーズ(笑)もサービスしていた。

昨日はアクシデントだからしかたないことですが,今日のルジマトフの選択(あるいはレニングラード国立バレエや光藍社も含めての選択?)については,いろいろ意見はあるだろうと思います。

知らないで見ていればわからないくらい上手につないであったから全然問題ないとか,あそこまで振付を変えなければならない状態で出演するのは問題だとか,立っているだけで美しいのだから出てくれてありがとうとか,個人のガラでなくバレエ団の公演なのだからやはり代役を立てるべきであったとか,なによりご本人の身体が心配だとか・・・。

私自身どう考えるべきか頭がぐるぐるするのですが・・・えーと,まず,私はかなり感動したし,私にとって,見るべき価値のあるすてきなアリであった,と書いておきます。

でも,故障を押して踊った「から」ルジマトフはすばらしいダンサーだとか,その精神力が今日の舞台をすばらしいものにした,とは思っておりませんです。
ダンサーは舞台の成果で評価されるべきもので,そういう意味では,やっぱりちょっと誉めかねますもん。

まあ,それはそれとして・・・

お疲れさま,ファルフ。でも,あんまり無理しないでね。

 

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501300000/

☆本日のキーロフ 
マチネ 『バフチサライの泉』 アモーソワ,ジェロンキナ
ソワレ 『オイディプス王/春の祭典』 ←『祭典』はバレエだと思うのですが・・・

 

05年1月29日(土) 宮城県,不正経理疑惑で県警捜査報償費予算大幅カット

《お休み》

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501290000/

☆本日のキーロフ セルゲーエフ版『眠れる森の美女』 
シェロンキナ,セレブリャコーワ,テリョーシキナ,トカチェンコ (どなたがオーロラでどなたがリラなんでしょ? 4人とも1幕の妖精だったりして・・・?)

 

05年1月28日(金) 西武グループ経営改革委,コクド分割などの中間報告

えーと,まず,新国立のオフィシャルサイトに来シーズンの予定が出ましたね。
王子に関しては,「そうかもしれない」と思っていたので,特に言うことはないです。(もちろん『こうもり』のウルリック踊ってほしいなー,とは思いますが・・・どうなるかしらね)

しかし,それにしても,なんか,非常に盛り上がりにくいキャスティングというか,なんというか・・・『カルミナ・ブラーナ』は見に行くとは思うけれど,あとは・・・ま,どうでもいいか。(←投げやり)
こうやって,そうこうするうちに遠ざかっていくのかしらね?

さて,本題
ハンブルク・バレエ『眠れる森の美女』 神奈川県民ホール

6時半開演,10時ころ終演。
東京のホテルにたどりついたら,12時近かったです。ホールに着くまでも3時間半くらいかかったし,横浜は遠いよぉ,上野でやってくれればいいのにぃ,とは思いましたが,とてもすてきで楽しい舞台で,うーん,満足♪

キャスト
トリプルやダブルなので,( )の中に配布のキャスト表に記載されていた他日のキャストも書いておきますね。(日程は書いてありませんでした)

デジレ王子:イヴァン・ウルバン(イリ・ブベニチェク,アレクサンドル・リアブコ)
オーロラ姫:バルボラ・コフットゥコヴァ ←もちろん,コホウトコヴァのことです。(シルヴィア・アッツォーニ,ジョエル・ブーローニュ)
善の精:ラウラ・カッツァニガ(シルヴィア・アッツォーニ,ヘザー・ユルゲンセン)
悪の精:ピーター・ディングル(オットー・ブベニチェク,カーステン・ユング)
カタラビュット,宮廷のダンスマスター ←たくさん踊るし,芝居も楽しい役です〜。:アルセン・メグラビアン(ヨハン・ステグリ)

服部有吉さんも,茨の精(=悪の精の手下)その1,という感じの役で出演していました。(会場掲示のキャスト表が「ユウイチ・ハットリ」になっているのが気の毒というか,困ったもんだというか)

感想
ノイマイヤーはすばらしいっ♪♪♪ 
プティパの振付を生かしながら自分の振付を加え,独自の演出を施して,こんなに魅力的で美しい作品を作るなんて〜。
期待どおりだわ〜。

ちらしの写真などで皆さんご存知のとおり,ジーパン姿の現代青年デジレが100年前の世界に迷い込み,オーロラの誕生から16歳の誕生日,悪の精の姦計で眠りに着くまでを目の当たりにし,愛の力で彼女と宮廷を蘇らせ,結婚式に至る,そして,ふと気づくと,彼は現代に戻っていた・・・という物語なのですが,「a boy meets a girl」の物語でもあり,人間の内面の善と悪との戦いのようでもあり,愛の勝利の物語のようでもあり,幻想的な現代のメルヒェン(←ドイツ語読みを採用してみました)でもある。
そして,そこかしこに「お笑い」も用意されていて,上質のエンターティンメントでもありました。

ユルゲン・ローゼの上品な色遣いの凝った装置と衣装も,そりゃもうすてき。

ダンサーもみな役にはまっていました。特にウルバン@デジレのかっこよさには,うわー,8年前にはキューピーちゃんみたいだったのに(←誉めてます。無垢な少年ぽさが魅力的だったという意味です)すっかり大人になっちゃって〜,見違えちゃったわ〜,とびっくり仰天。
(いや,実のところ,ほんとにウルバンだったのか今でも一抹の不安が・・・。でも,ブベニチェクでもリアブコでもなかったから,やっぱりあれはウルバンだったのだろうなあ。金髪だし)

というわけで,星4つですわ〜♪
なぜ5つでないかというとですねー,ここのカンパニーのバレリーナさんたちは,プティパの振付を美しく見せる容姿と技術(身体の使い方?)が足りない方が多いのですね。
コホウトコヴァはもちろん問題ないですし,フロリナ王女のシルヴィア・アッツォーニもよかったと思いますが,1幕(通常だとプロローグ)の妖精たちなんかは「ううむ?」が多かったです。幻影の場のコール・ドも,マールイにさえ文句を言う私が誉めるわけがない,という感じでありました。
(あくまでプティパの場面の話ね,ノイマイヤーの振付場面に関しては,皆さんよいです〜)

もちろん,そういうことを望んではいけないんですよね。そういうカンパニーなんだから。3日後にはコンテンポラリーを上演するんだから。
でも,「現代ものも得意なクラシック・バレエのカンパニー」での上演も見てみたいかも〜,とちょっと思いました。

そういうカンパニーというのは,私が見たことがある限りではパリ・オペラ座しかないですが・・・どうですかね? むやみに難しそうなヌレエフ版(しかも白いカツラ・・・)だけでなくて,ノイマイヤー版も上演してくれないものでしょうかね?

うん? それとも,キーロフだっていいかな? この作品でのノイマイヤーの振付は,プティパを採用している部分と違和感ない感じに作ってあるから,ラトマンスキー版『シンデレラ』ができるなら大丈夫かも? 
どうですかね? 現代から見れば「?」な衣装の原典復元版だけでなく,ノイマイヤー版も上演してくれないものでしょうかね?

・・・と余計なことを考えてしまうくらい,作品自体を気に入ったのでした。
ああ,楽しかった〜♪

 

05年1月27日(木) イラクサマワ治安維持はオランダ軍撤退後は英軍600人で

えーと,明日は早退して,ハンブルク・バレエの『眠れる森の美女』横浜公演に行く予定です。(確率9割)
土曜日は,日中に民音音楽博物館の特別展「バレエの世紀」を見て,夜と日曜日は,レニングラード国立バレエの(つーか,ルジマトフの)『海賊』の予定(確率9割9分9厘)

というわけで,ご機嫌なのですわ。
さ,支度しなくちゃ。あ,その前にノイマイヤー版『眠り』の予習だわね。

・・・ということで,民音こちらのページを読んだのですが・・・うーむ,いつものことながら,ノイマイヤーの話というのは,難解で困りますなー。

ま,いいや。舞台を見ればすてきに決まっているもんね。今までノイマイヤーの全幕作品を見て期待外れだったことってないもんね。
うふふ,楽しみですわ〜。

なお,余裕があったら,速報レポを 楽天広場 のほうに書きますので〜。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告(←ではないが)
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501270000/

☆本日のキーロフ 『ドン・キホーテ』 ゴールプ/コルサコフ

 

05年1月26日(水) オレオレ詐欺で全国組織摘発。14人逮捕。被害200億円超え。

昨日↓を書きながら,なんかほかに書くことあったような気がするよなー? なんだったかなー? と釈然としなかったのですが,今日職場で納期がどうしたスケジュールがこうしたという話をしている最中に,突如として気付きました。

あらま,昨日は王子のお誕生日だったわよ。

今さらマヌケだけれど,一応,「おめでとー♪」と言っておきましょー。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501260000/

☆本日のキーロフ セルゲーエフ版 『眠れる森の美女』
アモソーワ,ジェロンキナ,ノヴィコーワ,セーリナ,セレブリャコーワ,テリョーシキナ,トカチェンコ,コルプ,シチェルバコフ

↑ うーむ・・・リラはアモソーワだとして・・・デジレはもちろんコルプでしょうが・・・オーロラはいったい誰なのだろーか? トカチェンコ???

 

05年1月25日(火) 相次ぐ不祥事と受信料不払いでNHK海老沢会長がついに辞任

今朝の朝日新聞朝刊文化面「注目!」にジリアン・マーフィーが登場しておりました。(首都圏では昨日の夕刊なのかも?)

内容は特に感銘を受けるようなものではないのですが(中庸を得たよい人,という感じではある),サインが,ちょっと「丸文字」風で,とってもかわいいです。ABTの公演のとき出待ちして,サインもらっちゃおうかな〜。(笑)

って,その前に,彼女の日に見にいくかどうかが問題ですわね。

折りよく,ジャパン・アーツのサイトにABTのページができておりました。

「ガラ」は平日だし,『テーマとヴァリエーション』で王子休演症候群が出る可能性が大きいので,見にいくのはやめておくのが賢明そうです。

『ドン・キホーテ』も平日なんですよね。これは,行くとしたら水曜日のマチネかな。仕事を休めれば日帰りできて,ホテル代を節約できますもんね。
(ところで,平日マチネってよいサービスですよね〜。もちろん困る方のほうが多いでしょうけれど,世の中には,ご主人が役立たずのわからずやで,夜や土日は絶対無理な方だっていらっしゃいますよね,たぶん。ダンナが留守の間に,赤ちゃんを半日実家に預けて久々にバレエ,なんていう方が少しでもいるならば,それだけで,価値のある日程なのではないか,と)

『ライモンダ』は1回は見ようと思います。
1回上京すれば「エトワール・ガラ」も見られるから便利だわ〜。誰の日にしようかしら〜。ボッカのアブデラーマンを選ぶかカレーニョのジャン・ド・ブリエンヌにするか,難しいわね〜。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
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05年1月24日(月) 山形県知事戦,予想に反して新人斎藤氏が当選

おとといの日経新聞土曜版「私のお気に入り」コーナーに首藤さんが登場しているという話だったので,今日職場で読んでみました。(NHKの芸術劇場は,これのマネなのか?)

首藤さんの「お気に入り」は,公演の移動のときなどに脚のむくみをとるための「足枕」だそうで,「なるほど,ダンサーらしいなー」なのですが・・・写真が妙でした。スーツにネクタイ姿でその足枕を手にした明るい笑顔の写真なのですが・・・なんか明るすぎて妙な雰囲気なのですわ。

ええと・・・ものすごく失礼で申し訳ないのですが,「明るい」も行き過ぎると「安っぽい」になるんだなー,という感じで・・・『M』の聖セバスチャンや『ボレロ』を当たり役とするダンサーとは思えない,近くボーン版『白鳥』の王子を踊る人とは思えない,いや,バレエダンサーとは思えない雰囲気で,びっくりしてしまいました。

まあ,このコーナーの写真を撮る方とか,掲載写真を選ぶ方とかは,バレエのことは知らないのだとは思います。小嶋さんがこのコーナーに出たときも,とうていバレエダンサーには見えない(というか,スポーツ選手にしか見えない)困った写真でありました。
でも,私の王子様に関しては,ダンスマガジンその他でウオッチしていれば,要するに舞台を離れればそういう方なのであろう,と了解できるから,別に驚きはしなかったわけです。(国立オペラハウスのプリンシパルという商品イメージを高める努力も必要ではないか,と意見したくはなったが)

しかしですねー,首藤さんは,繊細で内向的な雰囲気がウリのダンサーですよねえ。インタビューなど読んでも,とっても芸術家肌の方ですよねえ。(・・・違いますか?)
・・・とにかく,ほんとに驚いてしまった。

うーむ・・・首藤さんのファンの方から見れば「うん,こういう表情見せるよね」とか「こういう面もあるよね」なのだろーか???

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
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05年1月23日(日) 衆院代表質問,首相が消費税上げ検討と答弁

NHK教育テレビ「芸術劇場」をBGMにしていたら,1月29日のクラシックロイヤルシートでチューリヒ歌劇場バレエ団(?)の「風がどーした,無がこーした」というモノを放映すると言っていました。

「それってなに?」とか「どっかで話題になってたっけ?」なのですが,NHKオンラインで検索したら,こちらのページが出てきて,たしかに放送するようですね。

どういう経緯でそういう映像を入手してきたのか不明ですが・・・それより,ハイビジョンでだけ放映したノイマイヤー関係のドキュメンタリー(?)をやってくれっ,と思うわけですが・・・まあ,せっかくですから,なんとか録画して見てみたいものです。

断片を見た限りでは,コンテンポラリーというよりはモダンと言ったほうがふさわしいような感じに見えましたが・・・どうなんでしょーねー?

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501230000/

☆本日のキーロフ ペルミ・オペラバレエ劇場客演 『クレオパトラ』 ←オペラですかね?

 

05年1月22日(土) 昨年の猛暑で今年は花粉症最悪の予想

4日の日にNBSの年賀封筒について,あれこれ述べたわけですが,2つほど補足というか軌道修正というか。

まずですねー,シュツットガルト・バレエのフォーゲルの写真が載っていたのは,私は完全にNBSの冗談だと思っていたのです。
ほら,vogel ってドイツ語で「鳥」の意味でしょ。だから,酉年とひっかけて来日予定がないのに載せたのだとばかり思っていたのよ。

でも,シュツットガルトは,11月に『ロミジュリ』と『オネーギン』で日本公演をするのですね。
というわけで,読み返すとマヌケな文章でありました。

次に,吉田さんの扱いが粗略にすぎると悪口を言ったことについてですが,英ロイヤルのキャスティングについては,日本公演の初日は名古屋での世界バレエ・モダンダンス・コンクールの特別ガラと重なっていて,吉田さんはそちらに出演するのだそうですね。(吉田さんのファンの方からお知らせを頂きました。ありがとうございます〜)

なるほどー,というか,知らなくて吉田さんに失礼しました,というか。(でも,封筒に載せなかったのは,やっぱりどうかと思うけれどねえ。ぶつぶつ)

うーむ,それにつけても,どうもバレエのスケジュールを熱心にチェックする熱意に欠けているなー,と思う今日この頃。
さすがに大バレエ団の来日情報は気にしているけれど(というより,気にしなくても情報が入ってくるんだな),王子抜きの目下の状況だから,バレエにイマイチ気乗りしていないんだよねえ。

だから,このサイトに感想を載せるのも遅れがちだし,英語版なんか完全に更新が止まっているし,アフィリエイトなんかで遊んじゃうし。(今日もバレエ関係の更新をしないで,「バレンタインにワインを贈ろう」ページなんか作っちゃいましたー。興味や必要のある方は,よかったら見てね。←宣伝)

もちろん,バレエは見たいし,見れば楽しいけれど,でも,公演に向けてのノリが全般的に悪いみたい。「今年の夏はバレエラッシュだわ〜♪」なんて嬉しい悲鳴を上げる気にはなれないのよね。やれやれ。

さて,それはそれとして,そのバレエラッシュの一つ『エトワール・ガラ』について,イープラスからのお知らせが来ました。
こちらのページですが,写真がかっこいいです♪

少々タイトルに異論はありますが,(だって,「エトワール」なる用語の本家であるパリオペに関しては,「エトワールも参加するガラ」とか,「エトワールの有力候補中心ガラ」でしょ),メンバーといいい,ラインアップといい,楽しみですわ〜。エック版『眠れる森の美女』って,どんななのかしら〜。
(え? ノリが悪いようには見えない?)

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501220000/

☆本日のキーロフ ペルミ・オペラバレエ劇場客演 『ドン・キホーテ』

 

05年1月21日(金) 少年法改正案要綱,14歳未満も少年院送致へ

久しぶりに9時前に帰れました。らんらん♪

この勢いでなにか書きたいところなのですが・・・ちょっと飲んだら廻りが早すぎ。(寝不足は応えるねえ)

というわけで,本日は以上。もう寝まーす。
あさっては1日仕事が入っているので,明日のうちになにか更新したいのですが・・・うーむ,無理かなー。
あ,メールのお返事をほっぽったままですね。こっちだけはなんとかしたいですー。(←あくまでも希望)

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501210000/

☆本日のキーロフ ペルミ・オペラバレエ劇場客演
Alcina』 ←なんでしょ? オペラ・・・ですかね?

 

05年1月20日(木) 宮城県村田町の竹の内処分場,不法埋立て70万平方メートル(青森・岩手県境に匹敵)

マールイの『白鳥』は見損ねました。
3幕には間に合ったかもしれないけれど,さすがに,ボヤルチコフ版の終幕だけ見るために数千円払う気はしないです。

こういうときだけは,雇用均等法なんかなければよかったのになー,と思ってしまいますよ。自分の分担さえ片付ければよくて,時にはそれさえ周りに押し付けることができたお局さまに戻りたいなー,なんてね。もっとも,未だにそれをやっていたら,リストラされちゃって,バレエを見るお金が捻出できなくなっていたかもしれないわねえ。

さて,ところで,フェアリーからメールマガジンが来ました。

「マニュエル・ルグリ 来日20周年&ポストカードブック発売記念」で写真展を行うそうです。2月4日(金)〜22日(火)
ポストカードブックなるものは2月中旬発売だそうで,予約・注文した方を対象にルグリのサイン会があるみたいですよ。

ルグリは,東京バレエ団『ラ・シルフィード』を指導するために(いや,ガニオを指導するために,なのかな?)来日するそうなので,その機会の催しなのでしょうね。

サイン会はさておき,うーむ,この公演を見にいくべきかが悩ましい。
私は,かなり昔にデンマーク・ロイヤルが上演したブルノンヴィル版『ラ・シルフィード』を見たときに,作品のストーリーに「ううむ,なんとも」と思ってしまったので,(新国立のブルノンヴィル版は,王子が出るから見ましたが)東京バレエ団のラコット版を見る気がしないままに今日に至っているのですわ。

でも,前々回の世界バレエフェスティバルで,斎藤/フィーリンのパ・ド・ドゥを見て,あらまー,全然違う振付なのね,音楽も違うのね,ということを知ったので,一度見てみたいとは思っているのです。もし当初発表どおりルグリが出演するのだったら喜んで見にいくと思いますが・・・うーん,うーん・・・どうしたものか・・・。

やっぱり斎藤さんのシルフ全幕は,一度は見ておくべきでしょうかねー?

☆本日のキーロフ ペルミ・オペラバレエ劇場客演
『バレエ・インペリアル/セレナーデ/La Sonnambula』 えーと,フランス語は得手ではないのですが・・・『La Sonnambula』は『夢遊病の女』でしたっけ?

 

05年1月19日(水) 米国産牛肉,輸入再開手続きへ

今週も忙しいのですわ。

明日は,地元でレニングラード国立『白鳥の湖』があるので見にいきたいのですが,雲行きはかなり怪しいですね。
光藍社のサイト(こちらのページ)によると,ステパノワ/プハチョフの予定。

ステパノワの『白鳥』は見たことがないし,正直言って東京まで見にいく熱意はないので,この機会に是非見たいものです。
見た方によると,華こそないけれど,白鳥は白鳥らしく,黒鳥は黒鳥らしく,安心して見られるよい踊りらしいです。たぶんそうだろうなー,と私も予想します。うん,予想が当たるか外れるかは別として,見られるといいなー。

プハチョフのほうは,マールイの男性主演陣の中で一番のお気に入りです。ミャスニコフ御大を除けば,彼こそが,マールイで一番王子が似合うダンサーだと思いますよん。(一番上手なのは,ミハリョフだとは思うけど―)
2年前にやっぱり地元でジークフリートを見て,「こんなにノーブルであったとはっ」とびっくりしましたし,王子にふさわしいマナーとか立ち姿というのは,ガラでパ・ド・ドゥだけを見ていてはわからないんだなー,と痛感もしました。

なんとか6時ころに仕事を切り上げて(=人に押し付けて),6時半に会館にたどりつきたいものですわ〜。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501190000/

☆本日のキーロフ 『マノン』 トカチェンコ/イワンチェンコ

 

05年1月18日(火) 宮城県栗駒町,合併を前に臨時職員11人を正職員に駆け込み採用

休みます。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501180000/

 

05年1月17日(月) 阪神大震災10年に国連防災世界会議神戸で開幕

ファルフさんの公演があると,表紙のカウンターがどんどん進みますわ〜。
皆さま,ご訪問ありがとうございます〜。(ファルフさんも,どうもありがとうございます〜。←と言うのも若干妙な気はするが

以前は,この機会を活用して王子の公演の周知を図ったこともありますが,目下の状況ではそういうわけにもいかん。(とほほ)
なので,自分の小遣い稼ぎの宣伝をしますー。

えーと,このサイトでは,アフィリエイトというシステムを使って,企業の広告を表示しています。
アフィリエイトについて説明すると長くなるのですが,バレエサイトの掲示板などで,広告が表示されるものがけっこうあるでしょう? 要はあれと同じです。

違うのは,アフィリエイトの場合は,どこに,どんなふうに,なにの広告を載せるのかを,私が決められて,報酬も私に入るという点です。(よそのサイトさんのことは正確にはわかりませんが,無料で掲示板などを使える代償として,広告が自動的に表示されるんじゃないかな)

で,私は,主に日比谷花壇楽天市場の広告をしています。
表紙のお花の画像をクリックすると,日比谷花壇さんのサイトに移動して,そこで商品を買っていただくと宣伝料が入って,私のチケット代の一部になります。
↓の「◇今日の楽天市場お買い上げ報告」の「楽天市場」のところをクリックすると楽天さんのサイトに移動して,そこで商品を買っていただくとポイントが入って,私が楽天でお酒などを買う代金の一部になります。

ですからですねー,ウチのサイトが「面白い」とか「役に立つ」とお思いの方は,日比谷花壇や楽天でお買物をなさるときは,ウチから入ってくださいね〜。
逆に「趣味が合わない」とか「不愉快だ」とお思いの方は,そういうリンクは踏まないようにご注意くださいね〜。

って,無粋ですみませんが・・・ときどき説明しておかないと意味不明になるなー,と思っていたので,お客様が多いこの時期に書いておきました。
よろしく〜。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告

http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501170000/

 

05年1月16日(日) 法務省,受刑者の矯正教育義務付けへ(監獄法改正)

いや,それにしても,ファルフさんの公演というのは,客席の平均年齢高いですなー。
私も決して若くはないですが,その私の母のような年齢の方がたくさん。私くらいの(えーと,つまり・・・成人した子どもがいてもおかしくないような)年齢の方はもっと多い。

それでですね,突如として思ったのですが,光藍社さんは公演日程の設定を間違っているのではないでしょうかね? だって,昨日からセンター試験やっているんでしょ? 受験生のお母さんたちを逃がしてしまいますよねえ。

おまけに,夏のレニングラード国立への客演はお盆なんですってよ。
若いお嬢さんが主要客層なら,お盆は仕事が休みの方が多いでしょうからよい考えだと思いますが,中高年層相手の商売では得策ではないと思うんですけどねー。
いや,私としては非常にありがたい日程なのですが・・・いいんかいな?

というわけで,昨日会場でもらった簡易なちらし(というか,紙)に書いてあったこと

レニングラード国立バレエ 「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」
8月12日(金)18:30 文京シビックホール
8月13日(土)14:00 文京シビックホール
8月14日(日)15:00 神奈川県民ホール

出演
ファルフ・ルジマトフ,オクサナ・シェスタコワ,イリーナ・ペレン,タチアナ・ミリツェワ,エレーナ・エフセーエワ,エレーナ・コチュビラ,ミハイル・シヴァコフ,ドミトリー・シャドルーヒン,アルチョム・プハチョフ ほか総勢70

予定演目
『ラ・シルフィード』より,『春の水』,『バヤデルカ』より幻影の場,『白鳥の湖』より,『海賊』より,『パキータ』 ほか

価格
東京公演 S席:12,000円 A席:9,000円 B席:7,000円 C席:5,000円
横浜公演 S席:12,000円 A席:9,000円 B席:6,000円 C席:4,000円

一般発売 3月25日(金)

ルジマトフは『バヤデルカ』と『パキータ』に出演するそうです。ということは,プログラムが2つあるのでしょうかね? 
あと,クチュルク&ミハリョフの名前がないですね。はて,ほかの仕事が入っているのかな?

 

さて,『ジゼル』続き。ルジマトフについて

1幕はものすごーく真摯な愛の雰囲気でありました。
去年は若々しくて恋に夢中の軽はずみの少年みたいだったのですが,今年はですねー,いい年をしたおじさんが(←ごめん)若い娘に惹かれてしまって,ほんとうにかわいくてかわいくて,大切に思っていて,幸せにしてあげたくて,でもそれは無理なのは心の底では知っていた・・・そんな感じを受けました。

とにかくもう,恭しいのですわ。
「いくらなんでもそれでは困りますぅ。少しは村人のフリしてくださいよぉ」なの。(ジゼルへの恭しさとは関係ないですが,狩の角笛が聞こえたときに,村人たちに「散れ」と命じるように見えたのはいかがなものか,と)

ジゼルが花占いをしているときに,大人の余裕を見せて立っていたりしない。膝をついて優しい笑顔で見守っている。
ジゼルが友人たちと踊るときにベンチを舞台の隅に片付けるお仕事があるでしょう? そのベンチに腰を下ろしたりもしない。花占いに使った花が舞台に落ちているのをそっと拾って,大事そうに眺めて,その仕草があまりに自分に不似合いなのに気付いたかのようにベンチの上に花を落とす。そして,また膝をついて優しい笑顔でジゼルを見ている。

ジゼルと寄り添うときも,ほんとうに愛しくてたまらないかのような濃厚な寄り添い方で,しかも,情熱的というよりは大人の包容力みたいな感じがあるのね。そういうシーンに関しては,コチュビラのほうは,よく言えば初々しく,悪く言えば愛が薄い感じの演技なので,少々そのひたむきさが空回りしているようにも見えました。

だからこそ切ない恋でもあるわけですが・・・でも,こんなこと書いたら怒られるかもしれないけれど・・・なんか対等な恋ではないみたいだよなー,若いころに村娘に手を出して生ませた娘にこっそり接近しているみたいだよなー,なんて思ったりもしました。

そういうふうに「かわいい,かわいい」と頭をなでかねない雰囲気に見えたのですが,身分が暴かれたあとは,いつもどおり困った人でしたね。

私はここのシーンでルジマトフが演じる男に「よいなー,好きだなー」と思ったことはありません。そこまでは真実の恋にしか見えないだけに,すっかり本来の身分に戻ってしまうのが嫌い。
(マラーホフみたいに,バチルドの手に口づけするのが嫌そうに見えるのが好きです〜。小嶋さんの,なにもできなくて俯いてしまうのも好きです〜。最初からプレイボーイでやってくれるダンサーも悪くないと思います〜。でも,ルジマトフの場合は,その前までがシリアスな熱愛なだけに,豹変するのがとってもイヤです〜)

でも,このシーンで大筋では常にそういう表現を見せるのをずっと見てきましたから,「なんだかわかんないけど,確固たるものがあるのだろうからしかたない」と思うに至りました。(いや,「しかたない」もなにも,こっちは見るだけで意見する立場ではないですが・・・でも,「私が好きなものは見せてくれないだろう」という諦めに達したというか)

だから,昨日も「やれやれ,今日も」と思ったわけですが,でもねー,今回は,最初から(見た目の年齢差のせいもあって)「不釣合いな二人」感があったし,アルベルトから終始「無理とは知りつつだからこそ愛しい」が発散されていたので,うん,かなり納得しました。それが「身分違いの恋」が迎えるべき結末だったのね〜,なんて。
(でも,去年から始めた「舞台前方に立ち尽くした後,決然として去る」は,やっぱり謎なんですけどー?)

2幕は,美しかったです。
コチュビラが「正統派のロシアのジゼル」という感じだったからかな,感情面では「これからの人」だったからかな,ルジマトフにしては割合普通の(あまりこちらの妄想を生まない)アルベルトだったと思います。

技術的にはかつてのようにはいかないし,去年と比べても踊れなくなっていた(又は不調だった)と思いますが,その分ていねいで美しいし,踊り盛りのダンサーに共通する解決不能の大問題「こんなに見事に踊っては死にそうに見えない」も当然なくなっているし,よかったですよん。
最近彼を見る度に思うことですが,「なんだってまー,こんなに美しいんでしょー」という感じ。

最後,墓に戻ろうとしたジゼルを引き止めようとして墓の前に両手を広げて立ちふさがるのが珍しかったです。で,その直後にジゼルを抱き上げるのですが,ここの抱き上げ方がいつもと違っていてよかったの。最終的にはいつもと同じ形になったのですが,経過が違う。普通にだっこしてから横抱きにした,なんていうと無粋な説明ですが・・・1幕からの「娘のような年頃の少女との恋」がこういうところにも現れたかっ,すごいっっ,と思いました。(←やっぱりちょっとは妄想するわけよ)

で,舞台中央近くまで戻ってから,今度はジゼルの手をとって引き止めようとするのですが,ここのくどさ(というのもなんだが),延々と手を手繰る演技も印象的。最近は,ここまでも現実的な芝居はしていなかったよね。実際にジゼルがいたのかどうかわからない感じで宙をつかんでいたよね。

最後にそういうものを見たせいもあって,昨日の2幕は普通の『ジゼル』だったと思うのですわ。
うまく言えないんだけど・・・ルジマトフ特有の「気付いてみたらジゼルはいなかった。彼は彼女を2度失ってしまった」という悲痛きわまりないものではなく,それなりの手順を踏んでジゼルが墓に戻っていく(成仏する?)のを見送った趣があって,いつもほど「生き残らないほうがマシだったろうにねえ」と思わずにすんだ,という感じでしょうかね。

うん,以上かな。(ああ,疲れた〜)

そうそう,カーテンコールでルジマトフがアルベルト入っているのに,コシェレワもまだミルタなのに,コチュビラはにっこり〜,になっているのが微笑ましかったです。踊りは見事でもやっぱりまだ若いのだな〜,とも言えますし,昨日書いたように,かなりの大物なのかも〜,という感じもありました。

あとは,そうだ,マラーホフ@従者のノーブルさに感心しました。従者でも村人よりは格段にエライ人なわけで,そういうことを感じさせてくれる従者を見たのは初めてです。狂乱シーンですがりつくアルベルトに黙って肩だけ貸して余計なことをしないのも従者らしくてよかったです〜。
踊るところだけは見たことがない気がしますが(←確認したらウソでしたー。『白鳥』のスペインなどキャラクテールは見ていましたし,かっこよかったですー),なんだってこんなに,なんでも上手な方なんでしょー。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
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☆本日のキーロフ マチネ『バフチサライの泉』 オストレイコフスカヤ/セーロワ

 

05年1月15日(土) 06年度から不登校施設も正規校に位置付け(文科省方針)

レニングラード国立バレエ 『ジゼル』 コチュビラ/ルジマトフ

コチュビラは,とーってもよかったです〜♪
小さな頭,長い首,腕も脚も長くて,それがきちんとコントロールされて美しく動く。「踊りの輪郭がくっきりしているなー」という印象で,私はたいへん気に入りました。
足音がロシアのダンサーにしては静かだったのもよかったです〜。(ほら,ヴィシニョーワやザハロワでも,その辺はちょっと問題あるでしょ? ロシア製のトウシューズのせいなんだろうけど)

ほっそりとして少女めいていて,清楚な雰囲気だけれど,目鼻立ちが大きいせいかしらん,ほんのりコケティッシュでもあるのよ。分別があるはずのおじさん(笑)が夢中になるのはもっともだ,この娘は危険だ,と思ってしまうようなあどけない色香がちらちら出る感じ。

1幕は,女子高生みたいな(いや,最近だと女子中学生か?)無邪気でお行儀のよい恋で,狂乱シーンは追憶の中で楽しげにしているのが哀れでした。
2幕はねー,ウイリーになっていたか,「赦し」とか「愛」があったか,と言われると,「うーん,これからかなー」とは思いますが,若々しくて清らかな乙女がそのまま霊的な存在になった感じで,とても印象的でした。

1幕を見たときは,メゼンツェワに踊りが似ているような気がしました。2幕は,清潔感は宮内真理子さんのジゼルに似ているような・・・でも,もっと似ている人がいるなー,ザハロワじゃないし誰かなー,と帰りの新幹線の中で考えていたのですが・・・セメニャカだっ!

新人だったころのセメニャカが大阪のコンクールで踊った『ジゼル』2幕パ・ド・ドゥの写真を見たことがあるのですが,「うわ〜,かわいい〜」と声をあげたくなるような愛らしさで,しかも神秘的な雰囲気があったの。それに似ているんだわ〜。

しかもですね,セメニャカは私が実際に舞台を見るようになったころには「女王様」化していたのですが,その素質も十分あるかも〜。
カーテンコールの堂々としていることといったら,まああ,毎週主役を踊っているバレリーナみたいだわ〜。(本拠地では既に主役経験もあるそうですが)日本での初主演でしょ。パートナーは大先輩の大スターでしょ。それなのに,まあ・・・。もしかしてすごい大物なのではないでしょーか?
(あ,決して悪い意味で書いているのではないですよ。舞台度胸とかプロ意識が立派だと誉めています)

今の彼女に『ジゼル』が向いていた,ということもあるでしょうが,とてもよかったと思いますし,今後が楽しみですわ〜。

ところで,今日一番驚いたのは,コシェレワ@ミルタの怖さ倍増,エラソー度5倍増でした。
去年のザハロワ主演の舞台でも彼女で見たのですが,怖さのほうは敢闘賞だし,威厳のほうは「人柄がよいのでウイリーの互選で選ばれました」という感じ。私は彼女の温かみのある上半身の使い方が好きなので,「向いてないのによくやった」モードで嬉しく思いましたが,客観的には「悪くない」程度だったと思います。

ところがですねー,今日はパ・ド・ブレで登場するところから「怖いミルタ」が歴然で,とてもよかったのですわ。ウイリーたちへの指揮ぶりやジゼルに命令する態度も「ウイリーの女王」に見えました。
まあやっぱり優等生的で「男への恨みつらみ」感はないのですが,でも,品がいいから好き。夜明けの鐘が鳴るところなんか,優美さを失わないままに「ち,殺し損ねたか。命冥加な奴め」という感情を見せていて,とてもよいと思いました。
踊りも,跳躍が弱いところはありましたが,安定しているし,音楽をたっぷり見せる首から腕にかけての動きやスカートをふわっとかき上げるような細かい技など,見せ方も上手になっていると思うし,お気に入りのダンサーに「成長したなー」と思えるのって嬉しいですよね♪

ペトゥホフ@ハンスは,まあ普通でしょうかね。2幕で殺されるシーンの迫力はよかったと思いますが,1幕の演技とかマイムがあまり上手ではない感じ。ノヴォショーロワ@ジゼルの母やポリョフコ@バチルドの芝居も「ちょっと・・・」の感じだったし,うーむ,脇の若返りというのは難しいものですねえ。
(というか,ポリョフコに関しては,私はミスキャストだと思うなぁ。かわいらしすぎるもん。『白鳥』の王妃で出ていたマルチナとかエキゾチックな美人のヴィジェニナとか,ほかにもっと適任者がいるのでは?)

ペザント・パ・ド・ドゥは,シェスタコワはさすがにうまいです〜。マスロボエフもよかったですが,地面に(じゃない,舞台面に)脚が着いているときは優美な上半身なのに,空中では腕がバランスをとる道具になってしまうのが惜しい。

コール・ド・バレエは,うーん・・・悪くはないけれど・・・ハードスケジュールでお疲れなのでしょうかね?
席が前すぎたのが悪いのかもしれませんが,1幕は全体に動きが重いし,体型的に「?」な方もいました。2幕のウイリーたちはさすがにきれいですが,統率がとれていないというのか,フォーメーションについていけない方がいるというのか・・・。

私は日本のバレエ団もけっこう見ていますから,一人ひとりの動きの質はさほどでないにせよ,「一糸乱れぬ」とか「全体に奉仕する」という点については世界最高水準のコール・ドを見ているわけで・・・それに比べると・・・と思ってしまいました。
ええと・・・ダンサー1人ずつはきれいで怖いウイリーでしたが,集団としてのきれいさや怖さが足りなかった,と言えばいいのかな。

さて,ルジマトフですが・・・美しかったです。そして,真摯な愛のアルベルトだったし,必死にジゼルを求めるアルベルトだったと思います。
予想外に遅い時間になってしまったので,あとは明日以降に〜。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501150000/

 

05年1月14日(金) 韓国サムスン純利益1兆円突破。IT関連で世界最高

おうちにいます。
ぷんぷん,ノロウイルスなんか大っ嫌いだわっっっ。(って,好きな人はもちろんいないとは思うが)

まあ,でも,明日はたぶん大丈夫でしょう。そもそも平日の公演だったから,しかたないんだよね。やれやれ。

コチュビラはソロさえ見たことがないのですが,それだけに「どんなかしら〜」感が高まります。プロポーションがきれいで脚が無理なく上がるのは,『バヤデルカ』のコール・ドで確認済みだしね。
そして,娘のような年頃のパートナーと踊るファルフさんを見られるなんて,芸術的な関心からも,下世話な興味からも(えへへ),とっても楽しみですー。

よい『ジゼル』でありますように〜♪

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
今日もないみたいです。今度はファルフさんのせいで,お買物が低調なのだろうか?

 

05年1月13日(木) 法務省,性犯罪者出所後の警察への情報提供の方針

すみません,何通か質問やご意見のメールを頂いているのですが,本業多忙のためお返事が滞っております。お返事が必要な方は,もうしばらくお待ちくださいませ〜。

で,えーと,明日はシェスタコワ/ルジマトフの『ジゼル』で留守にするかもしれません。行けないかもしれませんが・・・さて,どうなるかなー?

おとといの話の続き
ザハロワ/ゼレンスキーの『白鳥』が私にとっては今ひとつだった要因その3

新国立とレニングラード国立という二つのバレエ団の私にとっての重要度の違いを反映したのかなー,と言う気もします。
マールイの舞台もかなり見ているから,ダンサーにも相当なじみがあるのですが,うーん,どうやら思い入れが足りないらしい。好きなんですけどねー,新国立とは違うんだわ。幕が開いただけで「これこそ私にとって親しい世界だ」という気分にならないのよね。

もっと解せないのは,牧と新国立に対する気分の違いです。
土曜日に牧バレエの『白鳥』を見たでしょ。それはそれで楽しんだのに,新国立の舞台が始まって群舞のダンサーが入ってくるのを見たら,「私が見たかったのはこれだ」という気分になっちゃったのよ。

牧の公演もけっこう見ているから,ダンサーの顔と名前はかなりわかるし,映像を持っているから装置や衣裳は見慣れているし,なにより,新国立に通い詰めるそもそもの原因になった人は,今回は牧の舞台に出ている。おまけに,コール・ドや若手のソリストはその人が指導している(らしい)。
いくら主役に感情移入できないとはいえ,もう少し親しみを感じられてもよさそうなものだと思うのですが・・・新国立とはなんだか違うんだよねえ。

はて,いったいなぜなのだろう???

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
今のところないみたいです〜。

☆本日のキーロフ フォーサイス・プロ(ステップテクスト/精密の不安定なスリル/イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド)
パヴレンコ,グメローワ,カセンコワ,S.イワノワ,ノヴィコーワ,オブラスツォーワ,セレブリャコーワ,ロブヒン,シショフ

 

05年1月12日(水) 日本郵政公社,国際急送便事業世界4強のオランダTPGと提携へ

仕事がたいそう忙しいです。

これくらい忙しいと,今日はファルフさんの『ドンキ』だったのにぃ,なんて残念がったり,今ごろ幕が開いて・・・なんて思いを上野に飛ばしたりする暇がないから商売繁盛も悪くないけれど・・・問題は『ジゼル』だわ。
いくらなんでも土曜日はなんとかなると思うけれど,金曜日はとっても危ないんだよね。いったん諦めたけれど,『海賊』だってどうなるかわからないから,行ければ行こうと思ってチケットは持ったままにしているの。でも,ますます望み薄になってきた今日だったのでした。

ま,なんとかなるかもしれん。(ならないかもしれないが)
そのためにも,明日もお仕事に邁進いたしましょー。

というわけで,今日はバレエの話はありません。なんか飲んでさっさと寝よ。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501120000/

 

05年1月11日(火) スマトラ沖地震,日本は41億円を追加支援

昨日,ザハロワ/ゼレンスキーの『白鳥』に特に感銘を受けなかった,と書いたわけですが・・・これにはいろいろ原因があると思います。

例えば,『白鳥』3日連続となると鑑賞する側には疲れが出る,ということもあるでしょう。

もっと大きいのは,ヴィシニョーワ/コルプの毒気に当てられた,ということかなー,と思います。
「毒気」というのは,もちろん誉め言葉として使っていますが・・・なんというか,あの日の舞台は,「困難を乗り越えての愛の成就」という健全な『白鳥の湖』ではなく,かなり「異端の愛の物語」の色彩があったと思うんですよね。もしかしたら,「愛」なんてなかったのかもしれない,とも思います。

この辺は,後日ちゃんとした感想の文章として書こうと思いますが・・・とにかく,普通の『白鳥の湖』とは違う印象の物語になっていました。そして,それはヴィシニョーワが個性的な表現を見せたということもありますが,コルプもそれに負けず劣らず「変わった/妙な/個性的な」ジークフリートだったということは,強調しておきたいと思います。

で,私は,ルジマトフのような,一般的な王子像とは縁遠いダンサーのファンになったような観客ですから,そういう妙なモノは気に入るわけです。(←ルジマトフの『白鳥』の王子が妙なものだったという意味ではないですよ。とーってもすてきですよ) 
そして,語りたくもなります。週の初めで仕事が立て込んでいなければ,「コルプがいかに変だったか」について延々と書きたいのですが・・・今日はもう寝たほうがいいからやめておこう。

でもねー,私には,彼は全然「おとなしい王子」や「将来立派なダンスールノーブルになる途上」や「踊りはきれいだが王子オーラはこれから」には見えなかったよ。
どういうふうに言えばいいのかわからないけれど・・・無難に言えば「純粋ノーブルでなくドゥミキャラ入ってます」かなぁ。例えばツィスカリーゼは,踊りは柔らかくてノーブルだけれど,個性はキャラクテールでしょ? あそこまで大物ではないだろうけれど,そういう点は似ていると思うよ。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
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05年1月10日(月・祝) パレスチナ自治政府議長選挙,穏健派アッバス氏が圧勝

まず,えーと・・・楽天広場のほうに書いたモノを↓に移しておきました。あと,過去数日間のお買上報告を整えておきました。

それから,留守中に表紙のカウンターが32万を超えました。(いつもありがとうございます〜)

で,今日。
レニングラード国立バレエ 『白鳥の湖』 ザハロワ/ゼレンスキー

大切な教訓
国際フォーラムの11列目〜12列目くらいまでは段差がないので,前の席の方の頭が邪魔になるのですねー。その後ろの段差も緩いようではありましたが,今度この会場でバレエを見るときは,もう少し後ろのほうを選ぼう。でなきゃ,割り切って1列目に挑戦,だな。

小さな発見
ボヤルチコフ版の家庭教師も教育不熱心だということがわかりました。それどころか守り役でさえない。あれじゃ乾杯発声担当官だわ。
おまけに舞踏会の儀典長までやっていて,うーむ,零細王家なのだな,ここは。それとも儀典長が家庭教師を務めているから,王子に酒を勧めてばかりいるのか? 王妃の衣裳のゴージャスさからいうと,けっこう御大家そうに見えるんですけどねー?

かなり驚いたこと
コール・ドがあまりきれいに見えませんでした。
1人ひとりの身体の使い方(肩から腕の辺りの動かし方?)は,牧や新国立に比べて美しいのですが,動きのタイミングとか腕を上げる角度がおとといと昨日見たものに比べるとかなり不揃いな感じで・・・結局,『白鳥』3連戦(←戦うなよ)の各コール・ド・バレエに「一長一短でなんかうっとりできなかったなー」感の残る結果となりました。(今日に関しては,やはり席が悪かったのだろーか?)

さて,主役についてですが・・・

なんかですねー,特に楽しくもなかったし,感動の類もなかったのですわ。悪くはないのですが,それどころか,ザハロワはそりゃもう見事だったと思うのですが,昨日やおとといみたいな「すごいっ」とか「わはは」とか「おおっ」とか「ヘ?」とか「いいねえ♪」がなかったのよね。
今日の公演こそが正統派の『白鳥の湖』であり,世界でも最高レベルの主演者だということはわかるのですが,すみません・・・「きれいでした」で感想が終わってしまう気分で帰ってきました。

えーと,ザハロワのオデットは華奢で儚げでたおやかで哀しげで,王女の気品があって,美しかったです。マーフィーやヴィシニョーワに比べて抑制の効いた踊り方(たぶん,本来あるべきオデットの踊り方)で,その中から必要十分な情感が伝わってきました。
オディールは前に見たとき(4年前かな?)よりずっとオディールらしく=妖艶な誘惑者らしくなっていて,とてもよかったです。まあ,マールイに客演するのに,しかもパートナーがキーロフのダンサーなのに,なんだってグリゴローヴィチ版のヴァリアシオンを踊るかねえ,とは思いましたけどー。

ゼレンスキーに関しては,絶賛はしかねます。
若い頃より笑顔が自然だし,手の動きなんかずっと美しくなっていると思います。以前のような,胸のすくような豪快な跳躍ができる体調には戻らないのかもしれないし,リフトもできない状態なのだろうと思いますが,故障と折り合いをつけながら上手に踊っていることに敬意を表したい,と。

ただ,演技力にいささか問題が・・・。いや,悪くはないのかもしれませんが,昨日のコルプの名演を見た後では,「ありきたり」というか「通りいっぺん」というか・・・愛も足りない感じだったなー。
(まあ,これはこの方の『白鳥』を見る度にいつも思うことだから,今さら言ってもしかたないのかもしれませんねえ。結局,私の好みのダンサーではない,ということなのだろうか?)

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☆本日のキーロフ
マチネ ワガノワバレエ学校公演『くるみ割り人形』
ソワレ 『ショピニナーナ/ポロヴィッツ人の踊り/シェヘラザード』 ロパートキナ,カセンコワ,オストレイコフスカヤ,ラッサーディナ,コルスンツェフ,イワンチェンコ,ロブヒン

 

05年1月9日(日) 福山市特養ホーム7人死亡の原因はノロウイルス

新国立劇場バレエ団『白鳥の湖』 ヴィシニョーワ/コルプ

どうせ家庭教師で出るなら,ウエストモーランド版よりセルゲーエフ版のほうがかっこいいのにぃぃ,と思いました。

というようなことはおいといて・・・

ヴィシニョーワのオデットがとーってもよかったです。
キーロフが彼女に『白鳥』を踊らせないのにはそれ相当の理由があるのだろうし,以前見たニキヤや去年のジゼルから判断するに,生命力に満ちすぎていてバレエブランは向いていないみたいだし,「大丈夫かなぁ?」モードだったのですが,いやいや,たいへん失礼をいたしました。

気品と威厳があって,艶と悲劇性が溢れていて,そして,美しかったです〜。
まあ,最後の音楽が速くなるソロで「ありゃ,例の生命力は健在」と思ったりしましたが,グラン・アダージオはそりゃもう魅力的。ジークフリートでなくても,この女性が身の上を語り,助けてほしい様子を見せたら,立場も責任も打ち捨てて,手を差し伸べるであろうなあ,と思いました。

通常オデットに期待される詩情とか清らかな乙女らしさとは違うと思いますが,「ヴィシニョーワならではの白鳥」を見せてもらって,堪能したし,感激もしました。

オディールのほうは,それに比べる普通かな。
もちろんたいへん上手だし妖艶だし凄みもあるのですが,衣裳のせいかなー,少々体育会系入って見えたかも。(衣裳自体はキーロフだと赤で入る装飾を濃いブルーに変えていて,すてきでしたが)
あと,なんか「ヴィシニョーワの黒鳥」でなく「ヴィシニョーワ」を見たような感じもありました。

そして,コルプも非常によかった。
全幕で見るのは初めてだったのですが,こんなに優れたダンサーであったとは。

踊りは私の好みではないのですが(キーロフのプリンシパルにふさわしい水準で上手だったとは思います),表現がよいです〜。
もしかしたら,この役がたまたま個性にあっているのかもしれないのでほかの作品でも見ないと確信は持てませんが,今日見た限りでは,ロシアにもこういう演技派のダンスールノーブルがいたのかっ,と。

ものすごく「情けない」系の王子なのですが,それが単なるマザコンとかモラトリアムじゃないのよ。自分を見出せなくて行き惑っている青年という風情で,各場面の芝居も踊りも立ち姿もすべてがそういう人間像を的確に描き出していました。単なる勧善懲悪のセルゲーエフ版で踊らせるのがもったいないような気さえする,現代性のあるジークフリート解釈だったと思います。
ブラヴォー♪

コール・ドは・・・うーん・・・どうなんでしょ。
一人ひとりの「白鳥」度はかなりのものだと思いますが,全体としての動きの揃い方は昨日見た牧のほうが上なんじゃないかなぁ。一昨年の公演のときのほうがよかったような気もしましたし・・・。

ソリストについて。
厚木さんは上手だなー,と思いました。動きが鋭角的すぎて私の好みではないですし,今日踊っていたパ・ド・トロワとか大きな白鳥とか花嫁候補に向いているかというと少し違う気もするのですが,音楽の使い方(見せ方)がほかのソリストに比べて圧倒的にうまいから,どうしても目がいってしまう感じです。
それから,スペインの湯川さんが魅力的。そして,3幕で2羽の白鳥を踊った川村さんが,瑞々しい詩情があってよいなー,と思いました。

男性では,中村誠さんという発見が。(あ,バリノフ@道化はもちろんよかった)
コール・ドのダンサーなのですが・・・『くるみ』のカヴァリエで「ここまでカツラが似合わない人も珍しいけれど(←失礼ですみません),プロポーションはなかなかいいなー。腕の使い方もけっこうノーブル」と思って名前を聞いてみたらこの方でした。今日はマズルカで,「動きが大きいし,芝居っ気あるよなー」と思って質問したらまたこの方。
今のところお顔を判別できないのですが,今後注目したいと思います〜。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
ありませんでした〜。皆さん『白鳥』見るので忙しくて,お買物なんかしているヒマはないですよね〜。

☆本日のキーロフ 『マノン』 パヴレンコ/クズネツォフ

 

05年1月8日(土) 憲法改正国民投票に関する法案を今期通常国会提案へ

牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』 マーフィー/コレーラ

面白かったですけれど,いささか妙な『白鳥』見たなー,という気がします。

まず,私の王子様@家庭教師の話から参ります〜。
お髭はそもそも似合いますし,老けメイクも一応お似合いでございましたね。はい。
少々「貧相なおっさん」感はあるのですが,顔が小さくて首が長いせいだからしかたないよねえ。大きい衣装だし,それなりの存在感はあるから,カバーできていたと思いますよん。

芝居はなかなか上手。歩き方や頷き方がじじむさいのには感心したわ〜。(いや,それが当たり前かもしれないけれど・・・でも,かなり達者と言っていいんじゃないかな)

今まで家庭教師のことなんかあまり気にしていなかったので(すみません),ウエストモーランド版の一般的な家庭教師がどういう人かわからないのですが・・・とにかく小嶋さんの場合は,全然家庭教師らしくなかったですわ。王子を教育しようという気構えに欠けとります。なんつーか,「守り役」とか「じい」と呼ぶのがふさわしい感じ。
「私が手塩にかけて育てたおぼっちゃまが,明日は成人,そして嫁とり。ああ,長生きした甲斐があった・・・(感涙)」と一人隅っこで感慨にふけっている趣でありました。
(まあ,いなくても差し支えのない役かもしれん。でも,道化がいないから,やっぱりいたほうがいいかな?)

唯一の見せ場(?)である「村娘と踊ってみたらおっとっと。あげくにぐるぐる目が廻る〜」は落第点でしたー。
せっかく上手に老け込んでいたのに,一応「踊る」となったら,背筋が伸びちゃうんだもん。(笑) 足元はちゃんとよろよろしていましたが、今度見せていただくときは,(いや,そういう機会はなくていいし,あっても15年後くらいでけっこうですが)その辺もよろしくお願いしたいものです。

主役はですねー,すごくドラマチックに物語を表現しようとしている感じでしたし,演技も非常にわかりやすかったです。ただ,それが効果的だったかというと・・・うーむ,どうなんでしょ。少なくとも,私の好みではないですね。

オデットが身体を半身にひねって切なさを出そうとするとか,白鳥としての腕の使い方がものすごく起伏に富んでいて肘が90度近く曲がってしまうとか,王子が白鳥を捕らえようとする衝動を描くのに舞台の半分以上の距離を走るとか,ポーズにドラマを追及するあまり見得切りのようになってしまうとか,オディールをオデットと信じ込んで彼女と踊る嬉しさのあまり口が開きっぱなしだとか・・・。

もしかするとABTの公演で見れば,「なるほどー」なのかもしれませんが,周りがよくも悪くもお行儀のいいお嬢さん風の牧バレエなので,違和感は非常に大きかったですし,私には「やりすぎ」に思えて,舞台に引き込まれることなく終わってしまった感じです。
まあ,珍しくて面白かったからいいですけどー。

踊りは,マーフィーはていねいだったし,「きれいだなー」と思える動きも多かったですが,腕も脚も長すぎるせいか少々大味だし,オデットにしては元気よすぎるかなぁ。(これは踊りの問題ではなく彼女の個性の問題なのかも。初めて見たのですが,どっちかというと,「溌溂」系バレリーナのように思いました。ほら,例えば,クチュルクとかアレクサンドロワとか,そういうタイプっていますよね)

テクニックが強いと聞いていましたが・・・うーん,どうなんだろう・・・グラン・フェッテは前半に3回転など織り交ぜていて一応見事でしたが,後半ばててしまったというのか,位置がずれていってしまって,ありゃがんばって,になってしまいました。ステパネンコなんか見慣れてしまっているこっちが悪いのかもしれませんが,特に感銘を受けるほどではないような?

コレーラは,1幕でのステップなどの躍動感や細かい動きのキレや見せ方はよかったと思うのですが,あのー,もしかしてこの方跳躍が苦手なんですか? と思ってしまうようなできで・・・ジュテは低いし,後ろ脚は曲がっているし,トゥール・ザン・レールの着地は必ず動くし・・・私の基準からいくと,なんじゃこりゃ? に限りなく近かったです。

回転は速くてたくさん回っていてさすがに上手だと思いましたが,あまりきれいでないですねー。まあこれも,マトヴィエンコや熊川さんなんかを見慣れているからいけないのかもしれませんが・・・。
いずれにせよ,おととしの世界バレエフェスティバルのときはもっと上手だったと思いますから,かなり不調だったのではないでしょうか。

衣装はマーフィーは持ち込みのようで,チュチュのスカートがかなり短く,黒鳥は差し支えありませんが,白鳥の場合は,私は好きではありませんー。
コレーラは1幕は牧の衣装で「おお,感心なゲストだなー」と思いましたが,舞踏会になったら,上は牧仕様で下は黒タイツになってしまいました。式典の場で白いタイツを履かないのは王子の身だしなみとしていかがなものか,と思いますが・・・あまり白タイツが似合わないプロポーションのようなのでしかたないかもしれませんねー。

その他のダンサーでよかったもの(ただし,1幕1場は真ん中で行われていることはほとんど見ておりませんでしたので,割愛しますー。悪しからず)
森田健太郎@ロットバルト,橘るみ@ナポリ,スペインの坂西麻美,吉岡まな美,菊地研。(もう一人は逸見さんだったのですが・・ちと似合っておりませんでした)

白鳥たちは,ちょっと元気よすぎ&足音大きすぎかな。統率はとれていたと思いますが,白鳥らしい感じが不足していたような。その替わり,終幕でロットバルトを倒すところは迫力があってよかったです。

以上

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
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☆本日のキーロフ マチネ ワガノワバレエ学校公演『くるみ割り人形』

 

05年1月7日(金) 広島県福山市の特養ホームで高齢者6人死亡

少し飲んでいるけれど,一応書きますー。

落ち着いて考えてみたら,あら,明日は新国立の真忠/トレウバエフの『白鳥』を見る予定だったんだわ,手もとにあるこのチケットをどうしたものか,1幕だけ牧を見て,湖畔の場面からは真忠さんを見る方法はないものか,同じ3時開演で上野と初台だから絶対無理だわねえ,うーむ,タダでもいいから誰か替わりに見にいってくれないかしら〜,という算段で忙しく,当然仕事もしなければならないし,そうこうするうち新年会に突入。

気がついてみたら,ほんとに王子が出演するのか,チケットが残っているのか,という肝腎の点を調査するのを忘れておりましたよ。あらまー。
ま,たぶん大丈夫だとは思うけれどね。

ウエストモーランド版の家庭教師というのは,村娘との場面での「ぐるぐる,目が廻る〜」くらいしか印象にないのですが・・・はて,どんな衣裳であったろうか?
・・・というようなことも考えるのはやめておこう。
うん,彼の老け役を見るのって初めてなのよね。どのくらい「わはは,似合わねーなー」なのかを楽しみにしながら明日の舞台に臨むことにいたしましょー。(いや,万が一ものすごく似合ったりしたら,かえって困るじゃん)

うふふ,ドキドキとかワクワクとは違うけれど,こういうふうな妙な心持ちというのも楽しいものですわね。
新国立の『くるみ』で白いカツラでカヴァリエ踊るのを見にいったとき以来かしらね〜。(あれは,ほんとに似合わなかったよなー)

あ,明日から3日連続『白鳥』なので,ここはお休みいたします。(あさってはヴィシニョーワ,10日がザハロワの予定です〜。それにつけても真忠さんの初オデットを見逃すのはかなり残念なことではあります)
楽天広場のほうは外からでも更新できそうなので,もしかするとそっちにメモを書くかもしれません。(そもそもの趣旨が違うサイトだから,書かないことにするかもしれない。どうしよっかなー)

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
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05年1月6日(木) スマトラ沖地震緊急首脳会議,国連主導復興支援へ

◇追記

えーと,緊急お知らせメールが2通ほど参りました。(ありがとうございます〜)
なんでも今晩の牧阿佐美バレヱ団『白鳥の湖』に,家庭教師役で小嶋直也さんが出演していたそうです。キャスト表によると,あさって(8日)も出演予定とのこと。

バレエ団に確認してから書こうかと思ったのですが,明日は新年会なので,例によって日記どころではないかもしれないし,あさっては,そういうことであれば見にいこうと思うので(チケット残っているのだろうか?),今晩のうちに書いておきます。(不確実情報なのはご留意ください)

まあねー,家庭教師役までキャスト発表しろとは言わないですが,こっちは電話代使ってわざわざ問合せしているんだから,そのときに教えてくれればいいのにねえ。「出演はありません」なんてきっぱり言わなくてもいいのにねえ。
いや,そのときは,そんな役までは決まっていなかったのでしょうね。

・・・と,理性では思いますが・・・なんかさー,牧バレエが小嶋さんをどう思っているのか知らないけれど,小嶋さんが自分をどういう存在だと思っているのかわからないけれど,熱烈なファンの私だって,彼がスーパースターだなんて思っていないけれど,でもさー。

コレーラのジークフリートは見る気がなくても,小嶋さんが舞台に立つならなんでも見たいと思う観客もいるということはわかってほしいものです。
もう少し早くわかっていれば,たとえ家庭教師だって,チケット5枚くらいはさらに売れたと思うわよ,たぶん。(うーむ,ここで50枚と言えないのがつらいところだな)

 

◇バレエと関係のない更新

↑のリンク替えをしました。
今度のリンク先のサイトさんは,いろいろな国際協力団体の活動を紹介していて,例えばスマトラ島沖地震の被災者に寄付をしたいと思ったときに,どういう団体がどういう地域でどういう支援活動をしているか紹介してくれるのです。もちろん,災害救援以外の,いろいろな分野の活動も紹介しています。

それから,「物資での寄付」コーナーもあって,例えば書き損じの年賀状や使用済み切手を受け付けている団体はここだとか,古本や中古の学用品を活用して支援もできるとか,あらまー,使用済みのディスニーランドの入場券でも役に立つのねー,などもわかって重宝です。(いや,重宝と言っては不謹慎かもしれないけれど,お金の寄付までする気がなくても,ただ捨てるよりは人に喜ばれるほうがいいよねえ)

よかったらご活用くださいね〜。

 

◇昨日の話の続き

えーと,ザハロワの代役は,28日(金)がシェスタコワで30日(日)がステパノワだそうです。ふむふむ,ステパノワの全幕は初めてですわ。どんなかしら〜。

で,昨日は気付かなかったのですが(というか,ルジマトフが予定通り出演するので全然気にしていなかったのですが)払い戻しをするとは書いていないのですね。
書かれていないということは,しないということなのでしょうねえ。

うーむ,かなり残念。
いや,日本でのバレエ興行において主役変更による払い戻しをしないのはよくあることですから(というか,それが普通だし,海外でもそうなのかもじれませんから)光藍社を非難しようとは思いませんが,今まではその辺も含めて飛び抜けて親切な対応の招聘元だなー,という印象があったので。

この会社は,およそバレエ向きでない東京国際フォーラム(Aホール)で毎年公演をするとか,(失礼ですみませんが)実力はレニングラード国立のバレリーナに及ばない草刈民代さんをゲストに呼ぶとか,ガラ公演の内容が全体としては散漫だとか,ちらしが垢抜けなくて見るほうが恥ずかしいとか,私のようなバレエ至上主義者から見れば「うううむ・・・」なところが多々あります。

でも,国際フォーラムの客席やロビーで,職場の福利厚生の行事でもなければバレエを見ないだろうようなお客様を見れば,あるいは,草刈さんを見たくて地方の会館に足を運んだのであろうお客様の楽しげな様子を見れば,この会社はとにかく「観客のため」ということを第一に考えているんだよなー,と思えました。サービス業を営んでいる企業として,とてもよいなー,と思えました。

そういうサービス業としての行き届き方の延長線上で,ヴィシニョーワが『ドンキ』を降板したときも(レドフスカヤのような名人が代役であるにもかかわらず)チケット払い戻しを行い,ザハロワが『ジゼル』に出られなくなったときも(パリ・オペラ座のエトワールであるピュジョルが代役だったのに)払い戻しに応じたわけで・・・「さすが,光藍社は立派だなー」と,私は思っておりました。

まあ,サービスを重視しすぎたために万が一にも会社経営が傾いてルジマトフを呼んでもらえなくなったりしたら困りますから,これくらいにしておきますが・・・うーむ,今回は「さすが光藍社♪」と誉められないわけで・・・そりゃもう残念でございます。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
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☆本日のキーロフ
マチネ ワガノワバレエ学校公演『くるみ割り人形』
ソワレ 『白鳥の湖』 ソーモワ/イワンチェンコ

 

05年1月5日(水) 司法修習生が東京地裁内女子トイレ隠し撮りで逮捕

新年早々残業だったので,いろいろ書いている暇がないのですが・・・とり急ぎ,光藍社さんのこちらのページ

ザハロワは,レニングラード国立『海賊』出演はキャンセルだそうです。(『白鳥』ではなく『海賊』のほうね。←念のため)
うううむ・・・今回は貸し出すのはキーロフではなくボリショイだから大丈夫だろうと思っていたのですが・・・うーん・・・プーチン+ダボス賢人会議・・・。

そういえば,元日の日記に,ザハロワのオフィシャルサイトには『海賊』が載っていない,このサイトは大丈夫なのか? ・・・なんて悪口書いたのですが,こうなってみると,ふーむ,さすがはオフィシャルサイトだけあって掲載情報は正確であった,ということになりますわねえ。あらま,なるほどねえ。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501050000/

☆本日のキーロフ 『白鳥の湖』 ロパートキナ/イワンチェンコ

 

05年1月4日(火) スマトラ島被災地に自衛隊800人派遣へ

NBSさんから新年仕様の封筒に入ってベルリン国立バレエのちらしなどが送られてきました。

中身のほうは既にNBSのサイトで知っていますから,うーむ,やはり『ラ・バヤデール』も見るべきか,(キーロフで見た)ヴィシニョーワのニキヤも(ABTで見た)マラーホフのソロルも今ひとつ好みではなかったんだよねー,でも,マラーホフ版はやっぱり見たいしなー,それとも『リング』に狙いを定めて2回見るべきか,いっそ3回見ちゃおうか,いや,それ以前に土日といえども完全に休める時期ではないのだった,困ったなー・・・という昨年末来の悩みの中でぐるぐるしているだけなのですが,封筒は興味深かったですねえ。

今年来日予定があるダンサーや音楽家の中にシュツットガルトのフォーゲルを紛れ込ませるというアイディアはとてもよいと思います〜。光藍社とかジャパンアーツでは,こういう発想はまず出てこないに違いない。さすがはNBSですわ〜♪

と同時に,これだけダンサーの顔写真を並べておいて,なんで吉田さんを載せないかねえ,と思いました。
私は吉田さんのファンではないから,怒っているわけではないですが・・・客観的に見て,NBSの吉田さんに対する評価は低すぎると思いますね。

今回のキャスティングだってそうでしょ? ギエムが3回『マノン』を踊るなら,コジョカルが『シンデレラ』と『マノン』で計2回主演するなら,吉田さんが『シンデレラ』を2回踊るようにスケジュールを組んだっていいですよね? 皆さん喜びますよね? それなのに・・・ねえ。
いや,いろいろな英ロイヤルのプリンシパルの舞台を見比べられるようなスケジュールに異論があるわけではないです。吉田さん自身の体調の問題もあるのかもしれない。

でも,今度の英ロイヤル公演の目玉の一つは,(日本のバレエ団への客演ではなく)久しぶりに来日する自分のカンパニーと踊る吉田さんなのは間違いないと思います。チケットだって,たぶん,即完売でしょう。
それなのに,なぜ,この年賀ごあいさつの封筒で彼女を疎かにするのかなー? とたいへん不思議に思います。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501040000/

☆本日のキーロフ 『バフチサライの泉』 アレクサンドラ・イオシフィディ,ヴィクトリア・クテポワ(←初めて見た名前のような?)

 

05年1月3日(月) 箱根駅伝は駒沢大が4年連続優勝

昨日で家族サービスは終了。今日は1日のんびり〜。
ああ,自分のウチっていいわね〜,とのんびりしすぎて,2回も昼寝をしてしまった。うーむ,なにか一つくらい更新したかったのですが,ちょっと無理みたい。
ま,いいわね,思い切りのんびりしましょー。

それで,えーと,NHKの「ニューイヤーオペラコンサート」を見ました。
酒井さんの『サロメ』は,うーん・・・どうなんでしょーねー。率直に言ってサロメには見えませんでしたが・・・振付も衣裳も「うううむ・・・」だったからなー。

三谷さんの振付には特に期待していなかったからまあいいとして(失礼ですみません),衣裳は楽しみにしていただけにちょっと・・・。最初,遠くから写していたのを見たときは,「なんじゃこりゃ? 半魚人か??」と思ってしまいましたよ。(すみません) アップになったら,アイディアは理解できましたが,でも,うーん・・・。「サロメ=薄物を1枚ずつ脱いでいく」という思い込みがいかんのでしょうかね?

よかったのはメイクですねー。目の周りを強調して,酒井さんの視線の力を生かしていました。彼女の個性の一つである,お姫様におさまりきれない意志の強さ=生命力みたいなものが感じられて,印象的だったと思います。(だから,サロメには見えないけれど,「何者か」には見えた。ただ,「青春を謳歌する」風に見えちゃったので,やっぱり違うと思うんだよね)

いや,それにしても,そのままTVをつけっぱなしにしていたら,最後が『こうもり』の葡萄酒の歌(?)だったのはちょっときつかった。
バレエの『こうもり』ではこれを編曲して「ベラの変身」の音楽に使っているの。このシーンの小嶋@ウルリックの踊りはそりゃもうすばらしいのよ。こんなに上手なダンサーって世界中捜してもほかにいないんじゃないか,と思っちゃうくらいうまいのよ。
そもそもの音楽で歌つきだから,まあ違うモノとしては聞こえるんだけど・・・正月から聞いたりしないほうが精神衛生上はよかったでしょうねえ。恒例の音楽ではあるので,そう言われても向こうも困るでしょうが・・・やれやれ。(ワンパターンな話題ですみませんー)

さて,明日から仕事ですわ。6日の休みなんてあっという間だわねえ。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告(ゼロなのですが,別のコトを書いております)
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501030000/

☆本日のキーロフ グーセフ生誕100年記念『海賊』
ジェロンキナ,テリョーシキナ,ルジマトフ,ロブヒン,シショフ

 

05年1月2日(日)

今日の大発見
雪が積もらない地方に住んでいる子どもは雪だるまの作り方を知らない!

そういうわけで,雪だるまの作り方の指導とか,紅白歌合戦の影響による「赤上げて,白下げて,赤下げないで白上げて」とか,くもんの算数の監督とかでたいへん疲れたので,今日は休みます。

◇今日の楽天市場お買い上げ報告
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501020000/

 

05年1月1日(祝・土) 各地の初詣,露店で大量の偽造1万円札使用される。

ザハロワのオフィシャルサイトができたそうです。
http://www.svetlana-zakharova.com

正月の家族サービスで忙しいのでざっと見ただけなのですが,英語版とロシア語版と用意されているみたい。
写真のコーナーが美しいです〜。ザハロワのファンの方はもちろんですが,パートナーとして,フィーリン(ファラオの娘),ゼレンスキー(白鳥の湖),ルジマトフ(シェヘラザード),クズネツォフ(マノン),ウヴァーロフ(ドン・キホーテ)も登場していますので,彼らのファンの方もご覧くださいね〜。

そしてですね,スケジュールのコーナーもあるのですが,あらまー,1月8日と10日は新国立劇場バレエ団と『白鳥の湖』を踊ることになっておりますねえ。その上『海賊』は載っていないし・・・。
うーむ,このサイト大丈夫なのだろーか? というか,ザハロワのマネジメントは大丈夫なのか?? 成田に迎えに来た人の指示に従って『白鳥』を2回踊ってきてね,なんて言われて到着してみたらロシア人ばかりいてびっくりしたりして。(笑)

あ,皆さま,今年もよろしく〜♪

◇今日の楽天市場お買い上げ報告(ではなく,買物報告)
http://plaza.rakuten.co.jp/moonaffiliate/diary/200501010000/

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