557XX / 3rd Jacket

557XXは1962年から数年間の間に生産された、最後のXXデニムジャケット。サードと呼ばれるその完成度の高いデザインは、557XXが発売されてから現在まで40年近くも採用されつづけているロングセラーモデル。もともと557XXには大型のペーパラベルが採用されており、洗うと固くなって割れが生じてすぐ取れてしまう。俺のジャケットのラベルも例に漏れず、ラベルはとれて無くなっている。
557XX
LEVI'S 557XX

俺の所有するリーバイスデニムジャケットの中で、一番ビンテージの風合いが強い色落ちをしているのがこの557XX。ファーストはまだまだ色が濃いし、セカンドよりはこっちの方が着こんだ良い色落ち。買った時からこの状態だったから、ほとんど作業着として扱われていたんだと思う。袖や襟のあたりはちょっと黄色っぽく変色していて、洗ってもとれない。ちょっち汚いけど、ワイルドに着こなすのはこのくらいがかっこいい(^^) ←病気
557XX


LEVI'Sのロゴはセカンドと同じRマーク付きで、もちろんBigE。縫製にはイエローステッチが使用されておリ、70505とは違った味わいを見せる。70505の前期モデルもBigEだけど、タブの材質がちょっと違うよう。507XXと557XXはほとんど違いが認められないけど、70505になるとヨレヨレ感が無くてぴしっと伸びているタブが多い。これは俺の持ってるジャケットだけじゃ無くて、古着屋で見る他のジャケットもそうだったから、古さだけじゃなくてきっとタブ自体の材質が改善されたんじゃないかな。
557XX Big E
LEVI'S Red Tab

左側が557のスチール製ボタンで、赤茶けた錆びが目立つ。写真中は70505の前期モデルで、材質はCopper(銅)が採用されている。写真右は70505後期モデルのスチールボタンで、比べたことはないけど、たぶん現行品の70505とほとんど同じボタンだと思う。写真では分かりづらいが、557のボタンは70505よりも刻印が深く刻まれており、これがまたかっこいいのだ。

557XX Steel Button Face

70505 Copper Button Face

70505 Steel Button Face


現行品と比べると丈が短いのだが、よく見ると下の2つのボタンの間隔が他のボタン間隔よりも詰っている。(写真では分かりにくいけど...) 俺の持っている70505の後期モデルも同様のディテイルが認められる。でもなんで最近のデニムジャケットは丈が長めなんだろう。どう考えても丈は短めの方がかっこいいと思うのだが。 ちなみにこのジャケットのサイズは38。


LEVI'S 557XX
このサードジャケット、色落ちは俺の所有するジャケットの中では一番ハードでかっこいいと思う。でも高かったんだよね、セカンドの倍以上払ってんだよ。今やアメリカのフリーマーケットじゃ1/10の値段だよ、90年代初頭はまさに古着バブルだったんやね。