USB Outlet / May. 2012
ツーリングに便利なポータブルナビ。愛機サンヨー ミニゴリラはバッテリーを内蔵してるんだけど、駆動時間は2時間とツーリングで使うには短すぎる。オプション大容量バッテリーもあるんだけど、多分3時間もてばいい方だと思う。手軽でいいんだけど、バッテリーを何個も持ち歩くのはイヤ。ツーリング用に外付けの大容量リチウムイオンバッテリーを買おうかと思ったんだけど、バッテリーは容量に限界があるし値段も安くないということでUSB電源を取り付けることにした。

早速ライコランドに出掛けてUSB電源を物色。シガーライターソケットと一緒になったやつとかもあったんだけど、デカくて嵩張るので却下。写真のUSB出力端子が1つの電源キットを約2,000円でゲット。ちょっと高かったけど、思ってたよりもコンパクトで取り付けがしやすそう。
バイク用USB電源キット

出力は1A@5Vと必要にして十分、1AあればスマホもPS Vitaも充電できると思う。ミニゴリラはUSB定格の0.5Aでは充電は出来ても駆動は出来なかったんだけど、1Aあればゴリラも駆動できるハズ。

まずは出力端子を取り付ける場所を物色。ハンドルに付けることも出来るんだけど、ハンドル周りがゴチャゴチャするのは趣味じゃないのでノーマル然とした取付けに拘りたい。いろいろと妄想した結果、メーターの左横のスペースに取付けるのがベストとの結論に。
KLX250 メータ周り

一番悩んだのが電源をどこから取るかということ。メータ周りから取るつもりだったんだけど、メータ周りの配線はコネクタ接続されてて分岐しづらい。配線を切って分岐しようと思ってたんだけど、メータ周りの配線はあまり余長もなく加工には躊躇してしまう。キーのオンオフに連動したACC電源から取り出そうと思ってたんだけど、どれがACC電源かさっぱり分からんし。電源といえば普通は赤だと思うけど、マルチメータでチェックしてもイマイチ良く分からん。

1時間近く悩んだ結果、ナンバー灯のラインから電源を分岐することにした。ナンバー灯は間違いなくキーに連動してるし、配線を特定するのも簡単。USB電源(0.4A@12V)を取り出すくらいなら問題も無さそうだし、万が一問題があってもナンバー灯が点かないだけでしょ。ちなみにこの写真は分岐配線完了後のもので、Acc電源はやっぱり赤のラインだった。
ナンバー灯配線から分岐

配線は切断せず、この↓ような分岐配線を作って取出した。絶縁被覆に切込みを入れて通電するコネクタとかもあるけど、あれを自分の愛車に使うヤツの気が知れん。メータ周りからの配線は、タンクを外して元々のワイヤーハーネスに沿わせて取り回した。外から見ても配線を追加したことは全く分からず、ほぼ完璧な仕上がり。ちょっと面倒ではあるけど、手間を惜しまないのがプライベータ(^^)
電源配線

どう、綺麗に仕上がったでしょ。まるで純正装備品のような仕上がりに大満足。作業時間は悩んだ時間込みで1時間半くらいかな。難易度はそれほど高くないけど、電気に強く無い人は詳しい人に頼んだ方がいいと思う。タンクとか外さなければ、30分もあれば十分付くと思う。
KLX250 USB電源取付け

ラバーキャップが付いていて、防水性も確保されている模様。ミニゴリラをつないで電源を入れてみたところ、問題なく立ち上がった。バッテリーを抜いてもナビは立ち上がったから、電源容量は十分間に合ってる模様。これはいいね、もっと早く取り付ければよかった。次のツーリングが楽しみになってきた(^^)
KLX250 USB電源

最近のディジタル機器は5V電源で動作するものが多いから、メーカーオプションでUSB電源出力を装備できるようにして欲しいね。