Igniter for '98 KLX250 / Aug. 2007
'07 KLX用イグナイタKLXは'01年以降の排ガス規制対応モデルでイグナイタが変更されている。点火時期が遅らされて、たたかう4stも牙を抜かれた格好。そこで規制前の'98モデルのイグナイタに交換して、本来のパワーとレスポンスを取り戻してやろうと言う訳。

規制前と後のイグナイタは容易に判別可能。規制後のイグナイタ→はコネクタ一体型になっていて、サイズも規制前のモノよりふた周りほど小さい。

どんだけ点火時期が遅れているのかググってみた。
 KLX250
 BTDC 10 deg/1300rpm, 35 deg/5000rpm
 KLX250 with adv limit
 BTDC 10 deg/1300rpm, 25 deg/5000rpm

規制前イグナイタと比べて5000rpmで10度も遅れている模様。どんだけぇ〜 ...(^^; こんだけ違ってるとイグナイタ交換の効果は十分体感できるに違いない。これが本当ならかったるい吹け上がりの原因はイグナイタと見て間違い無さそう。

ブログにも書いたけど、ソースはUSAのサイトだったので信憑性については不明、信じるかどうかは各自で判断してね。当サイトは責任は持てませんのであしからず。ちなみに250SRは更に進んでて、BTDC 40 deg/5000rpmらしい。

'99 KLX用イグナイタ...てな訳で、手に入れたのが←排ガス規制前の'98 KLX250のイグナイタ。ステー、インシュレータ込みの新品で3万円弱。 ...ちょっとお高くありません?

まぁイグナイタ本体は仕方ないとして、我慢ならんのがK&T配線キット。ハーネスとアルミ削りだしのホルダーのセットで15,750円、コレはツライっす。

ハーネスに15,750円も出すのはアホらしいので自分で配線しよーと思ったんだけど、配線図が手に入らず仕方なく購入(--)。

配線は分かったので、自分で配線しなおしてハーネスは某クションで売っちゃうのが吉。配線方法について公開しようかとも考えたんだけど、カラーコーディングが年代で違ってるかもしれんし、そもそも間違ってて迷惑掛けたりクレームされるのもイヤなので公開は自粛。

K&Tハーネスで接続してエンジン始動。 ...キュキュキュキュボンとエンジンはあっさりと目を覚まし、今まで通りふつーにアイドリング。低回転域は点火時期は変わってないので、当然といえば当然のコト。

走り出してびっくり、中−高回転でエキゾーストノートが前と違ってる。マフラーから出る音がだいぶ大きくなって、キレのいい破裂系の音に変化。もちろんサードパーティ製のマフラー仕様なんかに比べるとずっと静かなんだけど、'07モデルのノーマルに慣れてた俺には違いは明らか。

このイグナイタ交換はパワーアップが十分体感できるね、吹け上がりも以前よりだいぶ軽くなった。回したくなるエンジンになってきたぞ、こりゃ面白い。吸排気系を交換して、そんでもってキャブ調整したら別物のエンジンに化けてくれそ〜。...イグナイタ交換で効果が体感できない人は、イジらずにノーマルで乗る事をお勧めする(^^)。

'99 KLX用イグナイタ装着後
↑イグナイタ装着の図。 ...写真撮り忘れてしまったので、一応装着後の写真を載せてみた(^^;

これって効果の高いチューンのように感じるけど、実は'98以前のノーマル状態に戻そうとしているだけだったりもする。

排ガス規制後はエキパイも細くなってマフラーの抜けも悪くなってる。社外品に交換してうるさくなったり排ガスが臭くなるのはイヤだけど、でもパワーは取り戻したい。250R用の吸気ダクトと300R用のエキパイ&マフラーに交換するのが吉かな。

でも排ガス規制対策で何で点火時期を遅らせちゃうんだろ、燃焼温度とかの違いで排ガスのクリーンさに差が出るのかな?まぁ回す気にさせないエンジンってのは何にも勝るエコだとは思うが(笑)。