RapalaFatRap FR-5
フィンランドが誇るバスプラグの雄、ファットラップ。ファットラップは意外と古く、プレゼント券が同梱され始めた1977年に新製品としてラインナップに加わっている。俺が最も好きなルアーの1つなんだけど、80年代後半に登場したのプラ製のやつは好きじゃないんだよね。やっぱファットラップはバルサ製に限る。何がいいって、もちろんアクション。潜行深度はソコソコながら、小気味良くプリプリとお尻を振りながら垂直にダイブしていく姿は逞しくもあり、愛おしくもある(^^)
Rapala FatRap FR-5

こちらは歴代のパーチカラー。手前のテカテカなパーチが一番古くて'70代製。真ん中のが'85年製で、一番奥のは'90年代製。3つとも全部フィンランド製。
歴代FR-5 FR-5

こちらのファットラップは1985年製FR-5、カラーはGFR。昔はラパラの定番カラーといえばパーチかこのGFRだと思ってた。初めてバスを釣ったプラグがジョイントラパラCDJ-9のGFRカラーだったこともあってか、GFRへの思い入れは結構強い。
'85 FatRap FR-5'85 FatRap FR-5

愛嬌のある丸っこいボディに手書きの目がファットラップの特徴。だけどFR-5は可愛いだけじゃなくて、ディープダイビングプラグとしても一級品。適切な重心のお陰でキャスト時に回転することなく遠投が可能で、高速リトリーブにもバランスを崩さないボディバランスも秀逸。
ファットラップ FR-5 GFR

定番のGFRカラーにもバリエーションがある。一番上のつや消しのGFRは80年代中盤まに作られたモデル。真ん中のつや有りが90年代中頃のモデル、そして一番下が90年代後半に復刻されたファットラップで採用されているアルミ箔バージョンのGFR。もちろん一番カッコいいのはつや消しのGFR(^^)
GFR (1985年製) 1985年製
GFR (90年代中盤) 90年代中盤
GFR (90年代後半) 90年代後半(復刻版)

ファットラップは昔も今も大きく変わっていないけど、時代と共にディテイルが多少変わっている。一番わかりやすいのがリップ、リップのボディへの切れ込みが深い左側が85年製の旧モデル。ボディの形も古いモデルの方が丸っこい。
FR-5 比較

左が85年製のファットラップのリップで、先が尖がってなくて丸っこい四角(笑)。この誇らしげなフィンランドの刻印、当時中学生だった俺の憧れだったんだよね。右のリップは90年代後半製のファットラップのもので、こちらもフィンランド製。2012年の復刻モデルでは国名の部分がブランクになってて、製造国の刻印がなくなっている。
リップ比較

ミニファットラップってのもあるけど、あれは一つも持っていない。小さすぎてベイトじゃ投げる気がしないし、そもそもギルラーではないからね(^^)