Joy Craft JR-2C

ズィールスーパーフロータが崩壊し、次期支援艇としてジョイクラフト製O型フロータJR-2Cを抜擢。個人的に譲れなかったのがO型であることと、カバーのないチューブむき出しのメンテが簡単なタイプであること。色々と探してみたんだけどO型フロータは絶滅危惧種らしく、この条件を満たしてるのはジョイクラフトくらいだった。O型じゃないとお気に入りのフロータボックスがつかえないからね。

評判通り作りは非常にしっかりしてて、流石はゴムボートの老舗メーカって感じ。本体は信頼性の高い2気室構造。チューブは左右にある隔壁で仕切られてて、前部と後部がそれぞれ独立した構造になっている。背もたれを兼ねたエアピローも標準装備されてるけど、エアピローを装備しなくても本体の2気室構造だけで十分Zealよりも信頼性は高いと思う。バルブの作りも秀逸で、逆止弁はワンタッチで開放も出来る構造。エアポンプのホースはバヨネット式で固定でき、膨らまし中に外れることもなくて便利。
ジョイクラフト JR-2C

装備品も充実。独立式のエアピローにバッグ2個、あと空気式の座布団のようなエアフロア(リジッドフレックス)も付いている。膝の上に張ってモノが置けるようになるネットとかも付いてるけど、どれも俺の釣り方には合わないので使っていない。本体についているベルクロ式のロッドホルダは意外と便利。
Joy Craft JR-2C

とてもよく出来てるんだけど、使い勝手はZEALのフロータに軍配が上がると思った。エアフロアを装備するとヒップポイントが高くなって釣りやすいんだけど、漕いでるときに足がフロントのチューブに当たる。足がチューブに当たらないフロントチューブが少しせり上がったスタイルらしいけど、俺の足は思いっきり当たる。 ...長すぎるのか?(笑)

このフロータで一番駄目なのが歩きづらいという点。足は前方の開口部に突っ込んでるのに、重心は後ろの方にあってバランスが悪い。フロータの後部を持ち上げてダックテイルみたく歩くような感じなんだけど、フラフラしてコケそうになる。 ...つか、池から上がるときに実際にコケたし。
ふこ池にて

フロントチューブが足に当たるのが嫌でエアフロアを外して使ってみたけど、前後バランスが崩れて少し前のめり気味な姿勢になる。これだと前方のチューブが沈み気味になるので、結果的にエアフロア無しでもフロントチューブに足が当たる。どうせ当たるならやっぱエアフロアを付けて使った方がいいかな。
片付けも簡単

てな訳で、ジョイクラフトのJR-2Cを使ってみて改めてZeal Super floaterの良さを実感した次第。耐久性とか、信頼性はジョイクラフトの方が高そうだけどね。