ABU Ambassadeur 4600CB

初めて買ったアブ、アンバサダー4600CB。俺が釣りを始めた頃はまだ5500Cが店頭に並んでたので、この丸みを帯びたパーミングカップを備えた4600CBよりも5500Cの方がカッコよく思えた。今ではこのパーミングカップのデザインが美しく見えて、4600CBを買って使ってきて良かったと思ってるんだけどね。
ABU Ambassadeur 4600CB

4600CBの特徴の一つがセルフセンタリング レベルワインド。キャスト時にレベルワインドがスプールの中央で静止するメカニズムなんだけど、まぁ良くもこんな機能を考えたもんだと感心する。ラインとレベルワインドの角度を最適化して飛距離を稼ごうというアイデアなんだけど、実際はこの機構用に追加されたギアなんかの抵抗が意外と大きくて返って飛距離が落ちてるというアリがちな結果に。


学生時代は4600CBがメインリールだったけど、飛距離には全く不満はなかった。今使ってみると思ったほど飛距離がでなくてこんなだったかなって思うんだけど、きっとオイルが劣化して回転が悪くなってるんだと思う。分解して灯油で洗浄して組み直せばそれなりに飛ぶようになると思うんだけど、レベルワインドのセンタリング用ギヤにはベアリングは使われていないので新品当時のレベルに復活させるのは難しいカモ。


ブレーキシステムはもちろん自動遠心ブレーキ。ブレーキ用のウェイトは削って70%くらいに軽くしてある。当時から飛距離チューンには余念が無かったから、飛距離はかなりのものだった。バンタムマグプラスも柔らかいオイルを差せば結構飛んだんだけど、コンスタントに飛距離が出せるのは4600CBの方だった。


この奥に見えるメタルプレートがセルフセンタリング レベルワインド用のギヤがついているパーツ。これを外すとレベルワインドのセンタリング機能がキャンセルされるけど、飛距離は増すんだそうな。俺は外して使った事は無いんだけど、今度外して使ってみよーかな(^^)


ファストキャスト。当時ダイワのAutoCastはよく故障してたけど、このファストキャストは一度もトラブルがなくて信頼性の高さはABUならでは。 ...それにしてもAutoCastって何だかな、どのへんが自動なのかちょっと疑問(^^;


ドラグの爪は4枚。ちょっと使いにくくて個人的にはオーソドックスな5枚爪のドラグが良いけど、これもバンタムマグプラスの3枚爪よりは使い易い。無骨なデザインのハンドルは使いやすくて○。


このリールを買ったのは'86年、フットプリントを見ると'85年製である事が分かる。これは当時増えてきてた平行輸入品で、地元のトラ釣具店で18,500円で購入したもの。隣にはエビスフィッシングの正規輸入品が置いてあったけど、さすがに同じリールに4万円は出せなかった。パーツは基本的にオリジナルだけど、レベルワインドの軸受けのみボールベアリングに交換済み。
アブ アンバサダー 4600CB

今度4600CBをセットしてフロータで釣りに行こっと(^^)