メキシコ湾岸 (ルイジアナ州)
釣行日: 2003/11/15 7:00-15:00 (晴)
Tackle: Shimano Scorpion改 + ABU 4600C5 MAGX
仕事で付き合いのあるタルコットさんのキャンプ(別荘)に招待されて、この日はルイジアナ生活最後の釣行。海水と淡水の交じり合う超遠浅のポイントで、水深は数フィートほど。場所によっては船外機が使えないほど浅い。こんなポイントが沖合い数キロに渡って延々と続くのがルイジアナのフィッシングスポット。
写真の魚はスペクタクルトラウト、トラウトなのに海で釣れる。海水と淡水の交じり合うところを好む、まるでウナギのような習性。キーパーサイズ(分かりやすく言うと、食べてもいいサイズ)は12インチで、それより小さいとリリースしなくてはならないルール。

日本人は仮にそんなルールがあっても守るヤツは少ないと思うが、アメリカ人は少しでも小さいと必ずリリースする。さすが欧米はモラルが高いなと関心(^^)。...後ろに写っているのはチャド、モザイクなし(笑)。
スペクタクルトラウト
地元の人はスペックと略して呼ぶ。...もちろん仕様書とは関係ない(笑)。これが結構美味しい魚で、フライにして食べると結構いける。だけど生で食べるのはちと危険、暖かくて浅い海の魚は寄生虫が定番なのだ。
レッドフィッシュ

左の魚はレッドフィッシュ、こいつも結構美味しい魚。キーパーサイズは16インチ。午前中は上のスペックを狙ってラバーミノーを使ってたんだけど、午後からは大物を狙ってクランクベイトを引き倒した。

写真の魚はファトラップのシャローランナーSFR-5にヒットした23.5インチのレッドフィッシュ。川のように流れの早いポイントで、ボート係留用の丸太の近くにキャストして数フィートリトリーブした途端、強烈な引きがロッドを襲った。

10ポンドテストのストレーンだったからかなり慎重にファイトしたんだけど、丸太にはフジツボがいっぱい付いててラインブレイクするかとヒヤヒヤ。約5分のファイトの後、ランディングネットを使ってなんとか手にすることが出来た。ギィギィと唸るドラグ、ABUの高精度なドラグの恩恵を十分に味わった5分だった。凄いぞラパラ、正直なところ海でファトラップで釣れるとは思わんやった。ますますSFR-5が好きになってしまったよ(^^)。

この日のクーラーボックスの中身はこんな感じ。ボートには3人乗っていたんだけど、レッドフィッシュは俺の釣った1匹だけ(^-^)。

もちろんこの魚達は、全部この日の夕食のおかずに変身。スペックは多い日には入れ食い状態になったりもするらしいが、この日はボチボチってとこ。レッドフィッシュが入れ食いになることは無いらしい。
クーラーボックス
バスボート

今回使ったチャドのお父ちゃんのバスボート。海と言っても波は低いから、バスボートで釣れちゃうのだ。なんと200馬力の船外機を装備し、この日も時速65マイルで疾走。

メガネをかけてる俺は巻き込み風がすんごくて、ほんとに目が明けてられんやった。この日は3人乗ってたけど、一人乗船時なら時速70マイルを超えるんだそう。小さなボートに200馬力の船外機、これぞまさにアメリカ人の発想...

バスボートを引っ張るトラックはシボレー、これがまたなかなかカッチョいい。...こんな生活もアリかも。今年はデカバスは手にしてないけど、例年よりも多くバスフィッシングに出掛けたし、日本じゃ釣れないような魚もたくさん釣ったし、釣りだけを考えるといい年だったカモね。


釣行日: 2003/06/14 7:00-13:00 (晴)
Tackle: Shimano Scorpion改 + ABU 4600C5 MAGX
前回のDeap Sea Fishingに続き、Inshore Fishingに挑戦。えさは生きエビ、そのまま刺身で食ってもかなり旨そう(^^)。つり方は至って簡単、バスフィッシングのワーム用みたくデカイ針に生きエビの頭を引っ掛けてキャストするのみ。
バイトがあると巨大な浮きがモーレツな勢いで沈むんだけど、これが浮き釣りとは思えん豪快さ。磯釣りでもないのにこんなデカイのがバカスカ釣れるんだから凄いね。

スピニングタックルでも良いんだけど、大きいのが釣れると辛いから普通はベイトタックルを使う。俺は出張用(笑)のマイロッドとリールを使った。
目が可愛いベイスナッパー
俺はバスフィッシングでは8ポンドラインか10ポンドライン使ってんだけど、今回は14ポンドラインで大物に備える(^^)。きつめにドラグ絞めてたんだけど、右みたくデカイのが釣れるとドラグがギィギィと悲鳴を上げながら糸が出て行くんだよ。引きはほんと強烈、笑いが止まらんやったもんね、ムフフフフ...(思い出し笑い)。
Cooler Box

釣果はこんな感じ。キーパーに満たない小さいのはその場でリリースしてるから、釣れた魚の数はこの倍以上。真ん中に居るでっかい2匹の魚はベイスナッパーっていう魚で、食えなくは無いけど味はさほどうまくないらしい(笑)。まん丸でつぶらな目が可愛いんだよね、この魚。

一番多く釣れたのはスペクタクルトラウトという海水にすむトラウトで、これがかなり旨いらしい。塩焼きにでもして食ってみよう。この他にも塩ナマズ(勝手に命名)やエイも釣れたけど、食えないばかりか毒持ってるからその場でリリース。

なんと驚いたことに、工事業者のおじさんのタックルが5500Cではないの(^^;。話を聞くとかれこれ20年余り海釣り専用として使ってるらしいんだけど、サビも出て無くてすこぶる調子がいいらしい。

やっぱ凄いね、ABUって。何十年も前からこの性能で、この信頼性だもんね。ちなみのこのおじさんはBantam 10も使っていたんだけど、海釣りを想定していないであろうBantam 10が錆びずに現役で活躍している方が凄いかもしれん(汗)。
をぉ、憧れの5500C
一緒に釣りをしたアメリカ人は皆俺のキャスティングに驚いていた。アメリカ人よりも生きエビを遠くまでキャストしてたからね(笑)。でもこっちは最新モデルのABU使ってんだから、20年前の5500CやBantam10よりも遠くに飛ばせて当然と言えば当然なんだけど。

まぁ一緒に行った日本人は誰もベイトタックルが使えんやったし、アメリカ人でもベイトが使えずにスピニング使ってる人も居たくらいだから、謎の日本人がベイトタックル使いこなしているのが不思議だったのカモね。