Lucky 13 2500JRH (Weight 3/5 oz. Length 4 in.)
これは俺の持っているオールドヘドンの中では最も古く、グラスアイや2ピースリグ等のディテイルから、大戦前の'30年代製と思われる。'20年代のLucky 13はこれよりも下あごが長めだが、これは後のプラスチック製のモデルとほとんど同じ形状をしている。長い下あごはぶつけたときなどに破損しやすく、塗装割れから腐食につながる事も多かったようだ。
 Condition NIB (1999年入手)

こいつのグラスアイは見事なデメキンで、グラスの中に黄色い目玉があり、その中に黒い瞳がある。なかなかいい感じなのだ。

前の2つはサーフェイスリグが使われているが、最後部はオールドルアー特有の2ピースリグが採用されている。ヘドンルアーのリグは、フックでボディが傷つかないように、リグ形状が工夫されているのだ。現行品でもヘドンのルアーは他のルアーに比べてフックが大きく、ボディに傷が付きにくくなってるよね。ボディには誇らしげにゴールドでLucky13と書かれている。
 

同梱されているカタログも、古くていい味が出ている。デッドストック品にはたいていカタログも付いており、このカタログを眺めるのもまた楽しい。2120に同梱されているポケットカタログよりは古いタイプ。

2120クレイジークローラのポケットカタログには写真が載っているが、このカタログには写真ではなく絵が使用されている。(下の写真は、Lucky 13の部分を拡大したもの。) 定価が1ドルというのも、時代を感じるね。 当時アメリカではコカコーラが5セントで、今は40セントだから、概算で8倍の物価だ。...だとすれば、今の物価で8ドルということになるけど、ちょっと安すぎると思う。当時のウッドプラグは現在のプラスチック製のマスプロダクションとは違うだろうから、もう少し高かったんじゃないかな、今ほど売れなかっただろうし。