EUNOS Roadster / Ultra Stepping Tachometer

タコメーター取付け (2013)

ROMチューンをしてて、純正のタコメータがかなり誤差があることに気付いた。NA6ノーマルのレブリミットは7200rpmなんだけど、ノーマルROMでレブリミッターが効いたのは純正タコメータの読みで7900回転辺り。どうも愛車の純正タコメータは回転数が1割くらい高く表示されている模様。テストに使ったROMは7800rpmにレブリミットを設定してたんだけど、純正タコメータ読みで8000rpm越えてもリミッターは効かなかったので怖くてそれ以上は踏めなかったんだよね(^^;

うぅむ、これはいけません。メータは正しく表示されてナンボ、どうにかしないと。愛車のメータはArt Works Dewa謹製のゲージパネルを使ってるんだけど、垂直ゼロ指針にした関係で誤差が大きくなったのか?それとも元々のノーマルゲージパネルでも誤差はあったのか?レブリミットまで引っ張ったことはあまり無いんだけど、ノーマルゲージパネルの頃は表示どおり7200回転前後でリミッター効いてたよーな... (--) ←記憶曖昧
Aat Works Dewa / Ver. Maruyama

ネットで調べてて気になったのが永井電子のウルトラ クラブマンシリーズ ステッピングタコメーター(No.1930)。早速アマゾンでゲット、値段は2万3000円あまりとタコメータとしては結構な高級品。シンプルで超カッコいいし、イエローゾーンとレッドゾーンを知らせるインジケータ付きで機能的にも魅力的。ノーマルのメータより一回り小さいけど、存在感は抜群。
ウルトラ クラブマンシリーズ ステッピングタコメーター(No.1930)

タコメータ前面にはカバーガラスが入ってるんだけど、そのままだと景色が写りこんで反射して見づらいので撤去。昔KGWのメータパネルを買ったことがあったんだけど、独立メーター風のガラスパネルの反射が酷くて見難かったんだよね。だからタコメータのカバーガラスは最初から外すつもりだった。幾らかっこよくても見づらいと意味が無いと思う。
ステッピングタコメーター(No.1930)

取り付け方はかなり悩んだ。ノーマルのメータは本体側に固定されているんだけど、新しいメータはカバー側に固定した。カバーの裏面からは入らなかったので、プラスチックのクリアカバーを外してフロント側から押し込んだ。プラスチックのカバーはそれほど強力に接着されているわけではないので、力を入れればハンドパワーで外れる。ドライバーとかでこじるとクリアカバーが割れる可能性があるので注意。ベゼルの外形とカバーの穴径はほとんど同じだったのでぴっちりと収まった。
Roadsterメータユニット

写真では分かりづらいんだけど、メータボディにスポンジを貼って3点支持させている。あとメータボディとカバーの間を黒のシリコンシーラントでコーキングした。ピッチリとはまってるのでシーラントは無くてもいいかもしれないけど、メータのベゼルとカバーの隙間から夜間照明が漏れるのを防ぐためにパネル裏側に黒のシリコンシーラントを塗布。シーラントは振動も吸収してくれるし、後にメータを外すことも容易なのでお勧め。
シリコンシーラントで固定

加工後のメータユニット本体。丁度いい機会だったのでゲージパネルは全部純正に戻した。流用したのはメータユニット前面のカバーパネルのみなので、距離計のついたスピードメータはオリジナルのユニットを継続利用。45φのメータを使えば同様の方法で油圧計や水温計の所にメータを埋めることもできそう。
メータユニット加工

リトラクタブルランプのインディケータ部分の隔壁はラジペンで割って取り除き、ラジペンで作業できないところはホットナイフで溶かして撤去。ホットナイフでメータユニット本体に開口部を設けて配線を通し、開口部はホコリが入らないようにシリコンシーラントで塞いだ。ステッピングタコメータの配線はカプラー接続になってるので作業しやすく便利。
隔壁撤去

メータユニット本体裏側。右下に見える赤いラインは常時電源なんだけど、メータユニットの中には見当たらなかったのでオーディオユニットの配線から分岐して接続。常時電源を引き込むのが面倒ならIG電源で代用してもいいんだけど、これだとエンジンを停止したときにゼロ点に帰針しない。エンジン停止してるのにアイドリングの850rpmあたりに針は止まったままになる。イエロー&レッドゾーンの設定値は残ってたから、気にしない人はIG電源を使えばいいと思う。
配線加工

配線はメータの背面にあるシート基板に直接半田付けした。丸端子で端末処理して共締めしようかと思ったんだけど、イルミネーション電源は共締めするところが無かったので全部半田付けにした。こっちの方が軽量化に効くし(笑)。
NA6 タコメータ信号配線処理

タコメータ側のメータリングはタコメータのベゼル外径の関係で外さないと取付けできなかった。メータリングを外してみて思ったんだけど、無い方がシンプルでカッコいいカモ。スピードメータ側のメータリングは外すつもりは無かった。スピードメータだけにリングがあると目立つのでフラットブラックで塗装しようと思ってたんだけど、忘れてて両方とも撤去してしまった(笑)
ステッピングタコメーター No.1930

メータの埋め込み作業完了。綺麗に埋まってるでしょ、社外品のタコメータがここまでピッタリ収まるとは思わなかった。メータユニットの下部が黄色いのはクリアパネルの接着にボンドG17を使ったから。普通の接着剤では付かなかったんだよね、見えない所だからいいでしょ(笑)。今ロドスタのメータユニットは格安で手に入るので、幾つか手に入れて他のタコメータを埋め込んだバージョンも作ってみようかと考え中。ホワイトメータを埋め込んだバージョンも作ってみたいんだよね、いいタコメータないかな(^^)
NA6CE メータユニット

純正タコメータの位置に綺麗に収まったウルトラ ステッピングタコメーター、思ったよりも上手くいって大満足(^^)。某クションでゲットした前期型NA6CEのメータパネルを加工したので、後期型の愛車にあったABSやデフォッガー用のインディケータが無い。まぁ愛車にはどれも付いてないので、前期型のメータパネルでも全く問題なし。

ノーマルのゲージパネルもシンプルでいいね、透過照明もムラが無くて綺麗。ステッピングタコメータはオレンジの透過照明なんだけど、こちらは永井電子らしく少しムラがあって漢らしい(笑)
NA6CE Meter Unit

このメータはシンプルでカッコいいし、何より正確なのがいい。アイドリングでちゃんと850回転を示しているし、それをはっきりと読み取ることができる。レスポンスも良くて、ステッピングモータ駆動による独特の針の動きもカッコいい。イエローゾーンとレッドゾーンを知らせるLEDのインディケータも視認性が高くて実用的。レンジは純正タコメータと同じだけど、精度は抜群。試しに7600rpmに設定してるレブリミットまで回してみたんだけど、回転数は正確に表示されていた。ピークホールドが付いてるから最高回転数の確認も簡単。
スポーティなNA6のコックピット
おぉ、かっちょぇー(^^)

唯一の不満を挙げるとすればそのレンジかな、最高回転は9000回転が良かった。8000回転はロドスタでも十分狙える回転数だし、針の動きがちょっと目まぐるし過ぎる感じがしなくもない。11500回転バージョンもあるけど、そっちはちょっとレンジ広すぎ。まぁ通常運転ではこのくらいの方が針の動きが派手で楽しいし、贅沢な悩みではあるが(^^)