EUNOS Roadster / My Car History

Daihatsu Mira Parco (1989-1990)

初めての愛車は昭和の名車、 ダイハツ ミラパルコ、年式不明。550cc NAのマニュアル5速ミッション、ボディカラーはホワイト。免許取りたてで乗った初めての車で、兄貴のお下がりだった。学生時代に駐車場でバックしている時、後ろを気にしすぎるあまりフロントバンパーを車庫にぶつけてしまう。スチールバンパーがちょこっとだけ変形したんだけど、車をこすったのは今のところこれが最初で最後。

パルコは上級グレード(もしかして廉価グレード?)と信じてたんだけど、CDはもちろんのことカセットさえ付いていなかった。そこでラジカセ(サンヨーおしゃれなテレコUFO、懐かし...)をリアシート後方のバックボードにバイク用のゴムネットで固定して、カセットを聞けるようにした。もちろん電源は車のバッテリーから直給電で、コンソールにスイッチをつけて運転席から電源のオンオフを可能とした。永久リバースモードでカセットを再生し、強制電源カットオフで再生停止という訳(涙)。そのころの俺の知識ではACC電源を使うなんて発想はあり得ず、キーを抜く前にスイッチを切らないとバッテリーが上がるのだった(^^;

この車の最後は突然訪れた。1990年暮れ、深夜1時をまわり友人S吉とバイトが終えて下宿に帰る途中、雨天の国道11号で派手にスピンし、対向車線に飛び込みの11トンダンプカーと正面衝突。ミラは一発廃車になるも、俺もS吉も幸い打撲のみの軽傷だった。ほんと死んだかと思ったけど、すべてはミラの衝突安全ボディのおかげ(嘘)。 ...ここだけの話、原因はわき見運転だったんだよね。残念ながら、在りし日のミラの写真は残っていない。

Eunos Roadster (1993- )

現在の愛車、'93年式ユーノスロードスター1600/標準車。今では信じられない、パワステ・パワーウインドウはおろか、集中ドアロックさえも無いという快適装備ゼロの車。俺が新車で購入した最初の車で、初めて所有したいと思った車。それまではバイクに夢中で、車なんてどれも同じで動けばいいと思ってた。

当時は92レビトレが結構な人気で、友人のレビンに乗る機会もあったけど、運転しても全然おもしろいと思わなかった。学生時代の友人健ちゃんがマツダに就職し、健ちゃんの買った赤いロドスタ(サツマイモ号)に乗ってびっくり、FRの自然な挙動と軽快なハンドリングに感動、軽いってすばらしい(ioi)。このとき、ロドスタを新車で手に入れることを決意したのだった。

'93 Eunos Roadster 俺のロドスタは1600の後期型で、1800が発表された後の'93年8月に購入。やっぱ元々1600ccで設計された車なんだから、1600ccのモデルに乗りたいというのがその理由。

車重は940kgの前期型に比べ、安全対策と剛性アップのため10kg増となる950kg。最近のコンパクトカーよりも軽い車重に、さすがに時代を感じるようになってきた。
横浜の外れに住んでるときに買ったので、これでも一応横浜ナンバー。その後幾度かの引越しで横浜から離れるも、憧れの横浜ナンバーは死守する覚悟(笑)。将来ノスタルジックヒーロの表紙を飾るため、オリジナルのてっちんホイールは実家で大事に保管してる(本気)。'99以降は屋根つき車庫にて保管中。...海外出張中につき、ただ田舎に持って帰っているだけだったりもする。

マーチを買ってからというもの、完全にセカンドカーになってる。日本にいても走行距離は年間3000kmくらいか(^^;

Toyota Camry (1998-1999)

米国出張中に乗っていたカムリ、'98年式。アメリカで現地生産されたモデルで、米国トヨタを代表するヒットモデル。'98年8月から翌年3月まで約半年間乗っていたが、この車は俺が買った訳ではなく、会社が手配してくれたリースカー。確か2.4リッターエンジンだったと記憶しているが、今ひとつトルク感のないつまらん走りだった。しかし実際は走りなんてどうでも良く、壊れない信頼性の高い車という事で大満足の1台だった。この車はその後、某部長がロサンゼルスのダウンタウンでバスに追突し、廃車となったとの噂。

日本ではこのワゴンバージョンが売られていた(カムリ グラシアとかいう名前だっけ?) と思うけど、アメリカほどはヒットしなかった。

アメリカではごく普通のセダンってサイズだったけど、俺が日本で乗るとしたらちょっと大きすぎるね。俺は基本的に小さい車が好きで、3ナンバーなんて欲しいと思ったことは一度もないんだもん。
'98 TOYOTA CAMRY
日本では考えられないゴージャスなゴールドのボディカラーが印象的(笑)。冗談ではなくて、アメリカではこのゴールドカラーがダントツの一番人気。

このカムリで思い出すのは川島英伍。俺の愛車になる前に、T丸さんとI井くんの3人でどっかに釣りに出掛けたときに、当時の所有者の川島英伍のカセットを聴きながらドライブしたのを思い出すのだ。カリフォルニアで聴く「酒と男と涙と女」は素敵だった(^^)
Nissan March (1999-2002)

嫁さんのために買った'94年式K11マーチ。5年落ちの中古で手に入れるも、その秀逸なデザインに惹かれロドスタと変わらぬ愛着を抱いたお気に入りの一台。現行の3代目も斬新なデザインだが、2代目のほうがまとまりがあったと思う。壊れるまで大切に乗ろうと思っていたら、悲しいかな3年で壊れてしまった(涙)。ハッチバックスタイルなのに、妙にワタナベが似合ってたのも○。
'94 Nissan March 無段階変速機(CVT)仕様で、嫁さんのAT免許にも完全対応。1300ccエンジンはCVTとのマッチングもよく、800kgそこそこの車重と相まってキビキビとした走りだった。

フィットよりも明らかに加速は良かったが、やわらかい足は大きなロールを伴った。グレードは快適装備満載のA#だったけど、エアバックは運転席にも装備されていなかった。
主なトラブルは2つ。1回目は温度計が壊れてエンジンが始動しなくなり、JAFのお世話になったこと。2回目はCVTの異常でスムーズに加速しなくなり、CVTを交換するしかなくなりあえなく廃車。

購入当時から純正のカセットオーディオは壊れてたので、ロドスタのお下がりのナカミチのCDヘッドユニットを装備。初代ミラのラジカセシステムに比べると、ほんと俺も金持ちになったもんだ(笑)。
Mitsubishi Garant (2001-2002)

米国出張中、リースカーとして乗った'01年式ギャラン。2.4リッター直列4気筒エンジン搭載、たぶん気筒内燃料直接噴射エンジン(GDI)だと思う。三菱車はあんまり興味が無いから、ボンネットの中はあんまり覗いてなかった。4人乗車では加速しないので、インターステートでは結構危険。2シータと思って乗ったほうが良いかも(笑)。

フロントグリルのデザインが目を疑うほどかっこ悪いけど、なんとランエボVIIIにもこれに酷似したフロントフェイスが採用されるらしい。

もしや三菱はこのデザインをアイデンティティにしようとしているのではあるまいな。アメリカ人には受けるかもしれんけど、いくらなんでも日本人にはこれじゃ駄目だろ。それともランエボもアメリカをメインターゲットにしようと企んでいるのだろうか?
'01 Mitsubishi GARANT
上のカムリ同様、アメリカ人に大人気のゴージャスなゴールドカラー(笑)。色だけじゃなく、このギャランはCD付のラグジュアリー仕様(笑)。車がゴージャスじゃないのに色だけゴージャスだと、日本では大抵ちゃちいと評される。アメリカには金のカローラがうじゃうじゃ走っているところを見ると、どうやらゴージャスじゃない車ほどゴージャスな色を使いたがる傾向があるようだ。

Pontiac Grand Prix (2002)

上の非力なギャランに代わる愛車がポンティアック グランプリ。ポッ、ポンティアックって... 前のギャランよりは速いような気もしたが、車重のせいか決して褒められるほどの加速ではなかった。この車は新車で納車されたんだけど、走行わずか300マイル時点で調子がおかしくなり修理工場行き。組み立て時に電装ハーネスがボディに挟まれて傷ついたという、日本車では考えにくいトラブルが不調の原因。やっぱ速くなくてもいいから、信頼性の高い壊れない日本車のほうが良いな。
'02 Pontiac Grand Prix 一見BMWのキドニーグリル風のフロントフェイスだが、良く見るとBMWより馬鹿そう(笑)。

エンジンは3.1リッターV6と、アメ車では標準的なスペック。でもグランプリの中では最廉価版で、CDもキーレスエントリーも付いてない。上級グレードに3.8リッター+スーパーチャージャー仕様のスポーツグレードもあるんだけど、さすがにそっちは借りてもらえんやった。

一時期日本でもグランダムなるアメ車が売られていたのを記憶している人もいると思うが、グランプリはグランダムの親分格のセダン。排気量も大きくて一応プレミアムセダンということになっているらしいが、内装に関しては俺が小学生の頃に自宅にあった'80年式ダイハツアトレーのほうが明らかに出来が良かった。コンソールの継ぎ目に小指が入ろうかというほどの隙間が開いているんだけど、こりゃ質感以前の問題だろ。
Honda Fit (2002-)

お気に入りのマーチが急逝し、その代役としてホンダフィットを大抜擢。ホンダ車は基本的に好きじゃなかったんだけど、新型マーチとヴィッツを比較する限り、フィットの秀逸さは抜きん出ていた。K11マーチほど愛着の湧くエクステリアデザインではないけど、それを補って余りある魅力があったからフィットに決めた。ホイールはロドスタからマーチへのお下がりの、そのまたフィットへのお下がりのワタナベエイトスポーク。かなり個性的な外観に...(^^;

フィットの燃費は驚くほどにいい。低回転域ではちょっと燃料が薄いかなって感じるけど、アクセルを踏み込むとモリモリとトルクが湧いてくるトルク重視のセッティングは好感が持てる。踏めばそれなりに走り、燃費走行を心がけるとそれに答えてくれるところが素晴らしい。 '02 Honda Fit
房総にドライブに出掛けたときは、下道にもかかわらず車載メータ読みでコンスタントに20km/Lを超える高燃費を記録。同じCVTでも、先代マーチには出来なかった芸当だ。

一通り出揃ったコンパクトカーを見て、今なおフィットが売れ続けている理由が良く分かる。スペース効率、走り、価格のすべてにおいてトップレベルなんだから、もう暫くフィットの独走は続きそうだ。でも個人的にはニューデミオも好きだね。デミオは燃費ではフィットに太刀打ちできないけど、所有する喜びを含めた車としてのトータルな魅力は負けていないと思ふ。もしデミオが発売されていたら間違いなくデミオ買ってたと思ふ。
CHEVROLET SILVERADO1500 (2002)

こいつは1週間しか乗ってない車だけど、忘れられない車なので載せてしまおう(笑)。トラックだけどオートマで、タコメータにオートドライブまでついているという、並みのセダンは道を譲る羊の革を被ったグランドツアラーだ(^^)。でも重すぎる車重(4トン)のせいか、あんまり速いとは言えない。でもそれは乗用車との比較であって、トラックとして考えると異常なほど速い。6000回転まで回して走れるトラックなんて、そうは無いもんね。いやまてよ、サニトラが1トンで1200ccだとしたら、4トン4300ccよりも速いんではないの? ...サニトラ万歳。
'02 CHEVROLET SILVERADO 初めて乗ったピックアップトラックなんだけど、こいつがまた馬鹿でっかくてまさに驚愕のアメリカンスペック。
 全長:5141mm
 車幅:1994mm
 車重:3901kg (乾燥重量)
 エンジン形式:4.3リッターV6
車幅はほぼ2mだよ、こんな車日本じゃ走るとこないっちゅうねん。だけど2階から見下ろすような景色は、渋滞道路ではちょっとだけ気分がよろし。燃料タンク容量はなんと126リッターもあって、CO2出しまくりなことは想像に難しくない。こんなの通勤に乗り回してるんだから、アメリカ人のデリカシーの無さには呆れるよ。
Ford Taurus (2002-2003)

'01年式フォードトーラス、3リッターV6エンジン搭載。妙〜に遠くからも作動するキーレスエントリー付き。アメ車の中では内装の質感は高い方だが、国産カローラクラスと大差なし。エクステリアはご覧の通り、かっこよさの微塵も感じさせない巧妙なデザイン。これでも先代トーラスに比べると、優に100倍くらいはカッコよくなってるから驚き。トーラスは'01のマイナーチェンジでセンターコンソールデザインを一新し、質感も使い勝手も向上したんだけど、これはマイナーチェンジ前のモデル(涙)。CDが付いてないから、ラジカセを買ってせっせこと10年ぶりのダビングに燃えた(笑)。
トーラスはトヨタカムリやホンダアコードのライバルの筈なんだけど、ライバルと思っているのは多分フォードだけ。

デザインはアコードのほうがシャープでかっこいいし、内装の質感はカムリの方が高い。実際、売り上げでも後塵を拝しているようだし。
'01 FORD TAURUS
'02年式のBMW3シリーズに乗るNさんが「この車ハンドル切っても反応が鈍いよね」と言ってたけど、そりゃ最新のBMWと比べるのは酷ってもん。しかしBMWに乗る人が言うと、なんだか説得力あるよね。俺が「この車、なんか重ったるい」とか言っても、「お前の車が特殊なんぢゃ」とか言われるだけ(笑)。

同時期にリースした他の2台が、両方ともバッテリがお亡くなりになったとかで、トランクにスペアバッテリが常時搭載されているという悲しい車。でも毎週洗車してレインX塗ってたら、ちょっと愛着が湧きつつある今日この頃...