Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D


F-601の標準レンズにしようと1995年頃に購入。当時は中望遠85mm/f1.8と重い35-135mmしか持ってなかったので、50mm/f1.4を手にしてそのコンパクトさと軽さに感動。このレンズを最初に買うべきだった(^^)
Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D

明るい大口径レンズということもあり、AFは速い。使ってて合焦速度にストレスを感じることは無いんだけど、ジーコジーコレンズなので動作音は大きい。F4で絞り優先AFが使える絞りリング付きなので手放すつもりは無いんだけど、2013年現在でも新品が入手できるというのが凄い。

プラスチックの筐体は高級感には劣るけど、シンプルで機能美が感じられるデザイン。距離メータや絞りリングのインデックスがメカメカしくて、最近のAF-Sタイプのレンズよりもカッコいいカモ。最近のAFはボディ内モータで駆動されるので、レンズ本体はスリムでコンパクト。本体重量も230gとニッコールレンズの中では最軽量クラス。


絞り開放開放ではちょっと描写が甘いけど、F2.8に絞れば素晴らしい描写が得られる。歪曲も少なくて周辺減光もほとんど気にならないんだけど、逆光下ではフレアが盛大に出る。さすがに古いレンズなので、コーティングとかはいかんともし難いところ。

この目玉のようなレンズがたまらないんだよね。ボケのコントロール幅が広くて使いこなすのが面白いレンズだけど、プログラムオートでお気楽に使うとボケが強すぎて使いづらいくらい。個人的には廉価版の50mm/f1.8でも実用上全く問題ないと思うけど、見た目のドーダ度が高いのはもちろんこちら。


D80では焦点距離が75mmの中望遠相当になってしまい、使用機会が減少。FXフォーマットのD700を買ってからはまた出番が増えてきたけど、ディジタルになって高感度で撮れるようになったので明るいレンズに優位性を感じる機会は少なくなってきたかな。だけど水族館とか暗いシチュエーションでは大活躍、下のピラルクーの写真は結構お気に入り。

単焦点レンズは高性能にも関わらずとても安価。単焦点レンズを使ってると何となくできるヤツに見えるから不思議(^^)


<主要スペック>
焦点距離: 50mm
最小絞り: 16
レンズ構成: 6群7枚
画角: 46°
最短撮影距離: 0.45m
絞りの羽根枚数: 7枚
アタッチメントサイズ: 52mm
大きさ: 約64.5mm(最大径) x 42.5mm
質量(重さ): 約230g
製造国: 日本
定価: 35,000円




Nikon D700 + Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
Program AE, ISO 200, 1/400sec, f10, 0.0EV


Nikon D700 + Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
Program AE, ISO 200, 1/400sec, f10, 0.0EV



Nikon D700 + Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
Program AE, ISO 200, 1/250sec, f8, -0.67EV



Nikon D700 + Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
Program AE, ISO 200, 1/100sec, f1.4, -1.0EV



Nikon D700 + Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
シャッター優先 AE, ISO 200, 1/800sec, f3.2, 0.0EV