Harley−DavidsonJyuku
旅人はお天道様を敬い尊びそして晴れた日を最高!と歓喜し雄たけびをあげる
晴旅人尊塾・・・ショベルヘッドマン 《ショベル情報》
No.4

ショベルは金食い虫! 飼いならせば最高

 、ハーレーブームで、その中でも特に ショベルの人気が高騰しています。しかし、この人気に便乗してとんでもない「ショベル」を販売するセミプロ的存在の輩が横行していることに注意を払わねばなりません。特に雑誌等での個人売買欄にはその傾向が見られます。
 そんなこともあって、私は自分の経験が少しでも役に立てばと思い、投稿しました。 
 今から10年前、何も知らないでショベルに飛びつき、私は最悪のトラブル車と出逢いました(この当時、故障するハーレーはメジャーであったが)。そのハーレー(FLH)は、3,OOOq弱ほどの走行で、どこから見ても新車同然で、まさか、これが、これから故障というイバラの道を歩むとは夢にも思いませんでした。
 当然オイル下がりの煙もくもくであっても、こんなもんかなあ〜と気にもしないで乗っていたのですが、手に入れて1週間目、日光方面ヘツーリングした時に、ショベルのメカに詳しい方と出逢いワンポントアドバイスを受けました。そして、このオイル下がりはエンジンにとっ  て致命的である事を教えられました。
 これをきっかけとして、ハーレーに関する書物を読みあさり、情報を入手したのですが、10年前は今日ほどハーレーの書物は少なく上野の光輪で洋書を求めて、辞典で訳しながら知識を身につけたのです。
 このトラブルハーレーは、エンジンのオーバーホールを施してオイル下がりは止まったのですが、次から次へと、とどめなくトラブルが発生してくるのです。
 当然、クランクケース下部からのオイルもれば常時で、何度修理しても100kmも走ってくると次の日、タラリとしみができていました。半ばあきらめかけていたら、やっとも れが止まったという感じてした。このオイルもれと並行して、走行中突然クラッチの作動不良(プッシロッドベアリングの破損)、レギュレーター交換(わずか10、000q未満に3回発生)、スパークコイルの焼きつき(原因が不明でそれ以降エクセルのスパークコイルに交換)、ソレノイドスイッチの作動不良の為新品と交換、アイドリングが1000回転以下にならないため、ポイント方式に交換、チェーン切断により前後スプロケットと椿本チェーンと強化ノングリスチェーンに交換、スタータリングギアが3枚もので、その内の1枚が破損してしまったため、強化された一枚ものに交換、その他、細かいものを上げたら切りがないほどで、あ〜あ、もう書くのがいやんなっちゃう。
 これをごらんになって、このハーレーがいかにとんでもないバイクであったか、おわかり預けたでしょうか(当時のショベルは大方こんなもんでしたが)。今でこそ完全に仕上がっていますが、この過程ではいつ手放そうかと何度思ったかわかりません。私は単なるハーレー好きの一介のサラリーマンのため、この出来の悪いショベルを維持するのは経済的に大変でした。
 最初の1〜2年くらいは修理屋にお願いしましたが、少しずつ、ハーレーを知り、今では友人のショベルのエンジンをオーバーホールできるまでになりました。
 最近までは"79、"80のローライダー各2台、 “77、“81のFLH2台、計6台を所有するショベルヘッドマニアで、全てのメンテナンス、そして車検はユーザー車検と自分でいじれるといかに経済的で楽しいか、マニアの神髄を満喫しています。ショベルは、シンプルメカで、意外に簡単。日常走る程度のメンテであれば誰にでもでき、パーツの供給も不安ありません。まだその気になっていない方、すぐ挑戦してください。また、ショベルを通じて新しい友人もたくさんできました。
 現在、 埼玉県熊谷市を基盤に35名のメンバーで編成されている「ハーレーなかよし倶楽部」を私は主宰してます。設立して5年経過しましたが、活発に例会を続けています。その他、ショベルヘッドだけの愛好会、ショベルヘッドマンも設立しました。これからは程度の良いショベルを見つけるのは大変です。そんな中でもこれからショベルに乗ろうという方、乗る立場でアドバイスもできますので、迷ったり、不安な場合は当倶楽部にご一報ください。

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