★事業報告 1.住居再建のための屋根材(トタン)配布 ホンジュラス北西部カリブ海沿岸の地域、ブエルタ・グランデ、ミラ モンテ、フレナカイン、クアク、シリン、リカルド・メヒーヤ、ベイ ンティシンコ・デ・アブリルの7村で住民達による住居再建に協力し、 各地で集会を持ち、現地のニーズを把握した上でトタン板3215枚、 釘190kgを配布した。 2.スイカ栽培 ベインティシンコ・デ・アブリルで住民によるスイカ栽培に協力し、 約4300坪分のスイカの種、肥料の配布およびトラクターの貸与を 行なった。 しかし天候不順で思うような収穫は上がらず、住民の自家消費と翌 年の種取り用の収穫ができたのみで、住民の現金収入には至らなかっ た。 3.酪農支援 ベインティシンコ・デ・アブリルで住民の牛の飼育を支援し、牛10頭 の購入とそれに伴う運送費などの諸経費、薬代などを援助した(現在 も支援を継続中)。 4.野菜栽培 ブエルタ・グランデにおいて全住民にトマト・ピーマン・ラディッシュ の種を配布した。収穫に際しては一部の住民は自家用のみでなく野菜を 売って現金収入を得ることができた。 5.小学校に文房具を配る 災害で勉強の道具を失った生徒達のため、ブエルタ・グランデの小学校 にノート80冊、消しゴム40個、鉛筆80本、ボールペン60本、鉛筆削り80 個を配布し,同地域の幼稚園にはクレヨンと画用紙を配布した。 6.医療支援 抗生物質20000錠を同じ被災地域で活動する医療グループ「Honduran-Ireland Suport Group」に提供した。この抗生物質の使用で危篤状態の患者が回復 した例もあった。 ★ホンジュラス被災地での支援活動の会計 AYUCAの会計のうち支援事業費と全国のNGO団体で作られた 中米ホンジュラス北部ハリケーン被害・緊急救援実行委員会から託さ れた資金による現地での活動の会計報告です。 (1レンピーラ=約8円) ●収入 寄付+普通預金利子 530540.81レンピーラ ●支出 1.住居再建のための屋根材(トタン)配布 349485.5レンピーラ 2.スイカ栽培 種、肥料、農薬、トラクターレンタル 9273レンピーラ 3.酪農支援 牛10頭、薬、カルシウム、牛の輸送費 40533レンピーラ -------------------------------------------- 計399291.5レンピーラ ●経費 ホンジュラス国内の交通費、通信費、修繕費、家賃(日本からの渡航 費はスタッフがすべて自腹で払っています) 131892.5レンピーラ ※野菜栽培、文房具配布の支出は別会計から出ています。また抗生物 質の配布はお金ではなく現物を寄付していただいたので支出はゼロで す。 <参考> 4.野菜栽培 ピーマン、トマト、ラディッシュの種 2013レンピーラ 5.小学校に文房具を配る ノート、消しゴム、鉛筆、ボールペン、鉛筆削り、画用紙、クレヨン 2355.4レンピーラ ----------------------------------------------- 経費が支出の25%を占めており、多いと感じる方もいるかも知れ ませんが、これでも随分スタッフがそれぞれ自己負担をしてきていま す。 これまでも再三述べてきたように、ものをただばら撒くだけの援助 ではなく、何度も現地に足を運び被災地の人たちと直接話し合うこと を良しとしてきた結果として特に交通費が増大しています。地元に足 を運ぶことでよい結果を出すことができたと思います。金井優子の活 動日記を読んでいただき、経費を使って現地に通いつめることの重要 性をご理解いただければ幸いです。 また当初のお約束通り、98年12月末日分までの寄付金は全額現地で の支援物資に充てられ、それ以降の寄付金は必要経費にも充てられて います。
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