近鉄内部線

 

 昭和57年10月、東洋活性白土専用線のさよなら運転の後に、急行のりくらに乗り込み、早朝名古屋入りして訪れた。

 

 近代化されているとはいえ、写真で見ていたより思いのほか小さな車体に感激したのを覚えている。電車はパンタグラフを背伸びをするような感じで、精一杯あげて走る様がよかった。

 

 増結用の車両も、可愛らしい尾灯がついていて、生き物のように愛くるしい表情だった。

 

 早まわりのせいか、カットも少ない。カラーは1枚も残っていない。お隣の北勢線の車庫には電気機関車がいたのであるが、時間がなかったのであろうか、先送りにしている。昨年、三岐鉄道のイベント運転の際、車庫に立ち寄ったが、当然のことながら、影も形も無く、職員には「一体いつの話だ?」という感じで苦笑されてしまった。凸型の好ましい形の電機だったので、少々残念であったと思っている。

 

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