電動貨車は私のお好みであるが、動いてくれるものとなるとなかなか難しい。この「貨1」もお祭りの花電車などに使用されているようであるが、遠方ゆえそれに合わせて訪問することも難しく、ならばビューゲルの上がったお姿だけでも撮りたいと思い桟橋車庫を訪れた。交渉の末、願いかなったのだが、集電始めた途端火柱が上がってショートしてしまい、炎とともに黙々と煙が上がった。これには私もビックリして、大好きな電車を自らのわがままで破壊してしまったと思った。青ざめる職員としばし沈黙のアイコンタクトをかわした後、「撮れ撮れ。」の合図。元気だった最後の日の姿を記録しなくてはならないのかと、複雑な気持ちでシャッターを切ったが、しばらく後、元気に走行の報を聞き、ここに晴れてUPできる次第。(あのまま廃車にでもなったら、一生口に出せなかったな・・・。)