1929年川崎重工製、20トン機。山形交通にも同型機がいて高畠町に保存されているが、現役はすでにこの一台のみである。長津田工場の入れ替え機として、あまり話題に上ることもなく活躍を続けるが、私は早く活躍する姿を撮影したくて気が気でなかった。4〜5回足を運んだが動く気配もなく、空振りばかり。最近になってやっと撮影できたものである。丸い反射板は固定されていてとれないのが残念なところだが、この機関車が現役でいることだけで、それは満足なのである。
(2004年9月記)