「西武鉄道還暦3兄弟」

 

(左からE61・E52・E71)

 

 西武鉄道に在籍した舶来電機はどれも魅力あるものであった。このうちの3台が、ちょうど60歳の還暦を迎えることになったある日、私鉄ファンクラブの手でヘッドマークの取りつけが行われた。この時すでにE61は故障のため休車中で、パンタも自力で上げられなかったが、ご覧の通りめでたく3台並びが実現した。私はこの鉄道の機関車が好きでよく撮りに行ったが、ワインレッドの車体がよく似合っていたと思う。この3台は今でも横瀬車両基地に保管されており、見学会の折には現役時代よりも鮮やかなワインレッドの車体もまぶしく、今にも動き出しそうな姿を披露してくれる。コッペルを復活した西武鉄道のこと、またいつの日か動態復活なんて夢を見させてくれるのではないかと秘かに期待しているのであるが、どうなることであろうか。

 

 

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