「三岐鉄道・いぶき」

 

 

 

 昨年のED30に続いて今年はいぶき重連による列車が走るというので、みたび三岐鉄道へやってきた。1956年日立製50t機である501・502は、中部空港建設にともなう土砂輸送のため、移籍したばかりの大井川鉄道より、501は借り受け、502は譲渡されてきたものである。通常は貨物に使用されるが、これもED45の予備とのことで、なかなか貨物の先頭に立つ姿を撮影できないと聞いていたので、今回は良いチャンスだと思っていた。

 当日は好天に恵まれ、私鉄では珍しくなってきた同型機重連を楽しむことができた。ただ、片パンのせいか何か物足りないものがあり、電車も派手な塗装で、機関車をくってしまっている。やはり貨物の先頭に立つ方がかっこいいのかもしれないと思った。

 

 

 ともあれ、近年まれなほど貨物大忙しとなった同鉄道。また、楽しいイベントを期待してしまう。順番から行くと、来年は秩父鉄道よりのデキ202・203によるイベントであろうか。秩父鉄道のデキ201が塗装変更してしまったので、こちらも貴重な記録となるのであろう。楽しみなことである。

 ちなみに501号の側面には復活した「ライオンマーク」が健在で、502号の方には、三岐鉄道の車紋が入れられている。近くライトの交換が行われると聞いた。なにやら目の離せない機関車となってしまった。

 

2000-10

 

 

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