「大井川鉄道 DB8・9」

 

 

 KATOに会いたくなったらここに来ればいい。これは有り難いことである。元気なKATOを前にすると顔がにやけて元に戻れない。客車も貨車も申し分ない。塗装も派手な割にはとても似合っていると思う。

 

 

 1981年ごろは7台もいたのに、今は2台。でも2台並ぶと宝石のようにキラキラまぶしい。至極の時である。

 

 

 乗っても楽しい。客車のデッキに立って風をきって進む。KATO のエンジンの唸り、軽快なタイフォンを聞きながら、「進めー!進めー!」

 

 「あぁ、とってもしあわせ!!!」

 


参考 

 DB8・9は昭和27年加藤製作所製8t機。岐阜県中部電力東上田発電所建設用として製造。昭和30年当線へ入線した。近年は状態が悪く休車状態であったらしいが、とある団体のフォトランのため整備され復活。現在「かわかぜ号」を中心に、各種イベントに引っ張り出され、元気に走っている。

 それ以前に、DB1~7も在籍していた。1〜6は昭和11年の1.067mmへの改軌とともに製造された8t機で、7は昭和13年の増備車である。当初はガソリンカー(GL)であったが、昭和28年にディーゼルエンジンに換装している。

 DB4・6は中部電力高根水力建設事務所に転出の後、廃車。DB1・2が昭和57年5月に、残るDB3・5・7も昭和59年1月に廃車になったとのことである。

 

参照資料:「大井川鉄道」保育社

 

 

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