「 長野電鉄ED5101」

 

 

 もとはと言えば定山渓鉄道の機関車であったこの機関車、長野電鉄の貨物の主力として動いておりました。写真のときは屋代駅で東京に帰る折偶然にでくわしたもので、恐らく譲受車の受け取りに来たときのものであると思われるのですが、当時中学生で連れもいることから、予定を変更する考えもなくこのスナップだけで終わりました。今から思えばもったいないことですが、これがこの機関車の長野電鉄での最後のカットとなり、ED5101.5102は越後交通へ譲渡されたのでした。思えばこの譲渡によって長野電鉄の機関車は古株ED5001が1両のみとなったわけで、このことでED5001は今も現役。ED5100型は越後交通と運命を共にして廃車となるわけですから、機関車の運命も人間と同じで誠に味のあるものであります。

 

 

INDEX