「小坂精錬の4重連」

 

 

 一度この鉄道の3〜4重連を撮影してみたいと思っていました。確実なのは鉄道記念日の4重連であったので、いつまでもあるものと考えてはまずいと思っていたので、思いたったがなんとやらという感じで早速、小坂行を計画したのでした。

 当日はあいにくの天気で、露出も稼げないことからとても嫌な気分でありました。(東北まで来たんだから、晴れろよなぁ〜。何て感じです。)それで仕方なく、ふもとまで下りてきて往路を撮影したのですが、重厚感はあるものの、それほど期待していた感激もなく列車は行ってしまいました。

 

 

 復路は赤い機関車が先頭となるので、こちらは決めたいと再び小坂へ戻ります。予定していたポイントは雑草のため使えないので、あれこれ走り回ったあげく、信号場に寄贈されていたパネルを参考にして、Sカーブを山から俯瞰しました。構えて程なく機関車がやってきました。勾配区間になるとパーワーを上げ、黒煙を吹き上げて、かん高いエンジンのうなりとともにサミットに挑んでいきます。これは予想以上に壮観です。往路とはまったく違う雄々しい姿に、たるんでいた私は無我夢中でシヤッターをきっておりました。

 小坂駅では廃線区間の乗車券等を破格値で売っており、飛ぶように売れておりました。構内には旅客時代のキハも留置され、ナロー時代のSL+客車も近くの郷土資料館に移設され残っておりました。

 ヘッドマークがお手製で少々格好悪いのが玉にきずですが、勾配に挑むこの機関車の4重連は私のおすすめであります。 

 

 

 

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