「鹿島鉄道 DD902」

 

 

 鹿島鉄道には今でもジェット燃料輸送のための貨物が健在なのは、今さらいうまでもなく、茶色のDD13タイプが活躍している。その中でも国鉄払い下げではなく、自社発注機なのがこの902である。昨年フォトランでキハを牽いたときには行けなかったので、今回鉄道の日のイベントということで、楽しみに参加した。後ろはキハ07タイプを切妻改造したキハ601・602である。流線型好きの私としてはなんで切っちゃったのかいささか不満であるが、最近になって派手な塗装から、落ち着いたいい感じの塗装に戻していただいたので、鹿島鉄道さんにこれ以上の望みはない。有り難いことである。でも、改造するということはやはり流線型というのは不便なのであろうか。

 初めは天気もいいので霞ヶ浦をいれてのカットと決めていたが、通過前に見事に曇ってしまった。桃浦のあたりであったが、のんびりダイヤであったので、そこから鉾田まで車で5〜6回くらい撮れた。実に楽しい撮影であった。事前の広報が上手くいってないのかお客さんが少ない。ほとんどが車で来ている人ばかりである。自分もその一人であるが、なんか車社会を象徴するようで、鉄道というものがどんどんニーズに合わなくなっているような、そんな印象を受けた。笑顔で運転し我々を楽しませてくれる現場の方々を見るにつけ、我々マニア自体も売り上げに何も貢献せず、列車だけ撮っていくのは誠にマナー違反で恥ずかしい行為に感じた。途中、常陸小川にて乗車券を購入した。少し気が晴れた。

 

 

 来年も走ってくれるのだろうか。今度は元加越能鉄道のキハをお願いしたいものだ。今度は新しく生まれた子供と4人で来ることにしよう。明日は関東鉄道のDD502だ。忙しい・・・。

 

 

 

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