「上信電鉄 ED316」

 

 

 上信電鉄といえばデキ1〜3が有名だが、ED316という箱形電気がいた。元伊那電気鉄道の機関車ということで、もともとは近江鉄道のED31と同型だったらしい。にわかには信じがたいが、側面などを比べてみると確かにそのようである。だとすると「もったいないことをするなぁ〜。」と思ってしまうほど、個性的な車体に更新されていた。

 とにかく動いているのを見たことがなかったので、フォトランで動くと聞いて早速出かけた。この機関車、写真では茶色の渋い出で立ちではあるが、それまではピンクに白ライン。ブルーに白ラインという結構派手な塗装で試験塗装車とともに高崎に置かれていたので、他の電車よりもかなり目立った存在だった。フォトランは鉄道友の会の主催で、あの広田尚敬氏も来ていて臨時列車から手を振っていた。思えばこれが最初にして最後の走行撮影であった。

 

 

INDEX  2002年のED316