「箱根登山鉄道の無番」

 

 

 こいつの資料を残念ながら持ち合わせていない。昭和50年代、早回りの私鉄巡りをはじめた頃、車庫をのぞいてこいつが居たので、興奮して撮ったのを覚えている。当時ポール集電も京福電鉄がやめてしまった後であったので、幻の存在であると思っていた。それが突如として現れたのだからまさにお化け電車にでも出くわした気分だった。無蓋貨車然としてはいたものの、何とも強烈な存在感で、こんな出会いがあるから、当時の車庫回りは楽しく、やめられなかった。

 

(2004年9月記)

 

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