「四国出張なら琴電でしょ。」そう自身に問いかける自分は、何故か岡山にいる。何台撮っても同じというのに、また井笠鉄道の蒸気機関車に会いに来ている。「恐らく全て見に行くんだろうな・・・。」病気は治らない。

 

 

 表記は3号とあるが、実際は2号機ということだ。新市のものとナンバーが入れ替わっているらしい。原因は不明である。もう一つ不思議なことがある。後ろにつながれているのは西大寺鉄道の車輌。西大寺鉄道は軌道幅914mmだが、井笠鉄道のものは762mm。保存のために改軌しているわけないだろうし、心なしか軌道がすぼまっているような・・・。真相はメジャーを持ってこないとわかりそうもない。

 ガキンチョの格好の遊び道具となっている。しまいにはボイラーによじ登る奴もいて、「君達これはドイツ製で、コッペルという名門のだなぁ・・・。」わかるはずもなく、今日もひたすらコッペルは耐え続けている。ただ、それが孫をあやすお爺ちゃんのような・・・。何故かコッペルに悲壮感を感じないでいるのは、自分だけであろうか。

 

 

 

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