BCL ラジオについて

 


 

 


病気の加速


 

 

 

 スカイセンサーに並んで人気があったのが、Natinalクーガーだ。特にこの2200がSONY5900に並んで、爆発的な人気だった。やはり手に入れたかったが、なかなか満足いくコンディションを安く手に入れられなかった。ようやく12.000円くらいでアンテナ折れなし、ジャイロアンテナ自立、受信良好、外観良好、ガリ少ない機材を手に入れた。ライトは押してないと点かないタイプで残念。

 Natinalにはもう一台とても気になるものがあった。それを最終的には手に入れて、この病気を落ち着かせたかった。その名は「National プロシード4800」。

 

 

 

 

 

 SONYの6800とこのNational プロシード4800は価格も当時10万近くしたものなので、オークションでも30.000円以上していた。半ば予算外と外していたのだが、ある時チェックしていた機材が平日たまたま落札者が少なかったようで、20.000円ほどで落ちていた。それがかなりきれいで、私はしこたま後悔し絶望した。この価格を知ったからには、この価格帯でないと手が出なくなるし、そう出ることはまずあるまい。私はみすみす目の前のチャンスを逃したのだ。それからというもの寝ても覚めてもまだ見ぬ4800のことばかり。海外版の4900でもいいからと、何度かチャンスはやってきたが、全て価格は30.000円を超えた。忍耐であった。逃した機材は4800Dという一番欲しいタイプだった。

 

 

 

 

 

 とにかく欲しいと思うと待てない性格ゆえ、損もするし、失敗もする。それでもこのデザインは手に入れてみたかった。車などと同じで、今のものでは手に入らないデザインが存在する。ライトは点灯したままに出来るのが良いが、受信バンドの表示窓しか点灯しないので、上の写真のように、片側は消えてしまうのが残念だ。デジタル表示が短波のみなのだが、売り主はこのことを知らず、故障として安く価格提示したらしい、説明をよんでもしやと思い落札をかけたらやっぱり問題なかった。かなり期待しすぎたせいもあるのだが、これを高く買うのなら、2800のいいものの方がよっぽどいい気がする。この価格帯なら、中央のチューニングダイヤルぐらいはオリジナルの設計で、昔の高級コンポのような、グッとくるような真鍮製ダイヤルで唯一無二の高級感を感じさせて欲しかったものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで、2800に惚れ込んだ私は、予備まで手元に置いておきたくなり、もう一台を13.000円ほどで手に入れた。Mark1より外観は更にきれいで満足して、現在病気はここで小康状態を迎えている。これを休みの日に交互につけては楽しむのが幸せ。興味ない人には理解できない世界だろうけど、これがとてもいい感じだ。暑さも手伝ってあまり撮影に遠征していない。そろそろがんばって出かけなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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