「林業機械化センター」

 

 ホイットカムという機関車があるというので、前々から気になっていたのであるが、かなり山の中のようだったので、なかなかアクセスできずにいた。蒲原鉄道がいよいよというので、関越を下るおり、「この際!」とがんばって向かった。

 

 

 貴重なボールドウインの蒸気機関車など、屋内から屋外にだされて保存されている。あまりにも無防備すぎると思った。これでは部品マニアの格好の餌食である。状態もいいので欠品が出るのは何とも忍びない。このため紹介すべきかをためらっていた。関係者の方、これはあまりにも危険です。これほどのものを屋外に、まして風雨にさらされる所に・・・。そしてマニアのみなさん、これほどのものを個人の感情で盗んではいけません。時がくれば復活する運命を宿している機関車です。

 

 

 そしてこれがホイットカム。1922年アメリカ製3トン。思いのほかまともな形であったが、小さくて愛らしい。

 

 

 そのほか木曽森林鉄道の車両が整備を待っている。協三工業製のDLと客車・運材台車である。訪問時はシートをかぶっていた。また、これを撮りにくるのかと思ったら、ちょっと気が遠くなった。群馬とはいえ、それほどアクセスが悪い。場所も意外にわかりづらく、土地の人も知らない人が多かった。

 どうぞみなさん、邪な考えは起こさずに、写真だけ撮って、この機関車達の未来を見守ろうではありませんか。

 

 

 

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