「明延鉱業所跡」

 

 明延側は構内に入る入口等、かなり念入りに封鎖されており、立ち入りは出来ない。しかし、好奇心には勝てず踏み込んでしまった。

 

 

 まずは坑木運搬線から、上のように人が来てすぐにでも動き出すんじゃないかと言うくらい、まんま残っているので驚いた。軌道は一部だけ残っており、坑道への入り口は閉鎖されている。扉の透き間からはやけに冷たい風が吹いてきており、妙な緊張感が漂う。たとえ扉が開いたとしても自分は入っていけないだろう・・・。

 

 

 生コン車とでもいうのか、見慣れないトロッコも見つけた。こんなのがつながってゴロゴロ走っていく姿を、見てみたかったものである。坑木運搬線の規模がどれくらいなのか不明であるが、位置関係から察するに現在の「あかがね」「しろがね」が保存されている、体験坑道へつながっているものではないかと思う。

 

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