琉球新報社ホームページ

琉球新報購読受付
新聞記事トップ

泡瀬の干潟トップ
  2002年 1月29日 朝刊 2面
社大党沖縄支部/市議会与党離脱へ/沖縄市長選/独自候補擁立を検討

 【沖縄】社大党沖縄支部(太田守昭支部長)は二十八日までに、市議会与党を離脱する方針を固めた。近く支部総会を開き、正式に決定する見通し。同支部は四月の沖縄市長選に向け、現職の仲宗根正和氏支持の是非をめぐり協議を続けてきたが、与党離脱を受け、独自の対立候補擁立について検討。二十三日には、五十代前半の男性病院長=沖縄市在住=に出馬を打診した。男性が受諾すれば、社民、共産をはじめ民主、自由連合など幅広い野党共闘を呼び掛ける考えだ。
 同支部は四年前の市長選で「保革を超えた市民党的立場」を掲げた仲宗根氏を推したが、昨年の参院選で仲宗根氏が保守側の選対支部長に就いたことや、基地問題など市政運営の不一致を理由に与党離脱を固めた。
 今回の沖縄市長選最大の争点になるとみられる泡瀬沖合の埋め立て問題については、埋め立て反対の立場ではなく、埋め立てを問う住民投票実施の方向で支部組織内の調整を図っていく方針だ。
 昨年七月の市議会で住民投票条例案に反対の立場だった社大系市議でつくる市民クラブ(四人)は方針転換を検討している。
  関連情報