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  2002年 1月19日 朝刊 27面
泡瀬干潟市民の会/住民投票条例を請求/沖縄市/2月市議会で再提案

 【沖縄】中城湾港泡瀬沖合埋め立て事業について市民の賛否を問う住民投票の実施を求める「泡瀬干潟・住民投票市民の会」(漆谷克秀氏ら共同代表三人)は十八日午後、仲宗根正和沖縄市長に対し、市民六千九百九十一人の有効署名と条例案を提出し、住民投票条例制定の本請求を行った。
 これを受け、仲宗根市長は請求を受理し、二月六日開会予定の市議会臨時会に市長意見を添付した条例案を提出する。
 漆谷代表は出張中の仲宗根市長に代わって対応した稲嶺盛隆助役に「やり直しのきかない自然破壊に対し、市民一人ひとりが熟慮し意思を表明していくことは市政の民主的かつ健全な運営のためにも大きな意義がある」と、請求の趣旨を読み上げ、請求書を手渡した。
 昨年五月、「泡瀬干潟を守る連絡会」が同事業の凍結、推進を問う住民投票を求め、条例制定本請求を行ったが、市議会七月臨時会で条例案は否決された。
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