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  2001年 9月 6日 夕刊  3面
基地建設に疑問集中/超党派の国会議員/辺野古海岸を視察

 【名護】四日から新石垣空港建設予定地や泡瀬干潟などの視察を行っている、超党派の国会議員で構成する「公共事業チェック議員の会」(会長・中村敦夫参院議員)のメンバー十二人は六日午前、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の海岸域を視察したほか、辺野古コミュニティセンターで、那覇防衛施設局や名護市などと意見を交わした。
 メンバーから「ジュゴンに影響がある場合、計画を中止する選択肢はあるのか」「工法を決める前にアセスをきっちりやった上で、中止の選択肢も含めて提案すべきだ」など、基地の建設が環境に与える影響を懸念する声や指摘が集中した。これに対し防衛施設局側は「環境への影響を少なくするよう、最大限努力する」と、これまでの方針を繰り返した。
 またメンバーは「具体的に(ジュゴンを)どう保護するのか道筋が見えない」などと指摘。中村会長は「行政側もロボットから脱して、一人ひとりが考えないといけない。そういう時代に入った」と述べた。
 意見交換に先立ち一行は、「SACO合意を究明する会」代表の真喜志好一氏らの案内で、建設予定地の辺野古海岸域を視察した。
  関連情報  (リアルプレーヤー動画にて視聴できます。)
沖縄テレビ OTVニュース「国会議員 泡瀬干潟埋立事業チェック」(動画)
琉球朝日放送 ステーションQ「泡瀬埋立て国会議員が視察」(動画)