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  2001年 9月30日 朝刊 29面
住民投票今度こそ/泡瀬埋め立て

 【沖縄】7月に沖縄市議会で否決された泡瀬干潟の埋め立てを問う住民投票条例制定を再び目指そうと、「大事なことはみんなで決めよう住民投票市民の会」の結成総会が29日夜、沖縄市泡瀬の市産業交流センターで開かれた。会設立を進めた準備会では、3万人以上の署名と市議会12月定例会に条例案が提案されることを目標にしているが、今後は幹事会で正式な日程を固める。

 会場には約60人が参加し、共同代表に沖国大助教授の漆谷克秀さん、二人とも元アナウンサーの玉城美智子さん、新屋敷二幸さんの三人が選出された。

 総会の終わりには「市民の意思を明確にするため、本事業に対する立場にかかわらず、広く、粘り強い運動を展開しよう」というアピール文を採択した。

 前回の泡瀬干潟を守る連絡会が主体となった市民投票条例制定を求める請求は、事業そのものに「反対」の意味合いが強かったが、今回は賛成・反対の意思を問わず住民投票の実施を目的にした実行委員形式を採用した。

 同市民の会では埋め立ての推進派、反対派を問わず、会員を募っていく方針だ。
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